韓国でオーラソーマを教える機会を持たせてもらっています。
この数年は、韓国の地に足を踏む度に、
もっと言葉がわかればというフラストレーションを感じます。
大阪から1時間半ほど飛行機に乗るだけでソウルに到着するので
私にとって普段通っている鎌倉よりも近いとも言えます。(笑)
クラスで円になって座ると、みんなアジア顔。
すごく親近感を感じるのに、話している言葉がさっぱりわからない。
そこが歯がゆさの原因かもです。
日本では韓流好きな人が多く、
私の周りでも韓国語を学んで日常会話ができる人もいるくらい。
ふと頭に「勉強したほうがいいのかなあ」とよぎっても、
しばらくしたら、そのことは忘れてしまう。
「英語を話したいんです」と言ってる人たちも
きっとこんな感じなのかなと思ったり。
でも、言葉がわからないことで良いこともあって、
その人の話しているストーリーに巻き込まれないでいられること。
言い換えると、普段どれぐらい言葉(ストーリー)で
人とコミュニケーションをしているかに気づきます。
言葉がわからないから、生徒がシェアーをしていると、
ただ優しい気持ちで、安らぎの中でその人の声を聞いて、
全体を見て、感じている。
ストーリーを知ることでわかる部分もあるけれど
そのストーリーが何であれ、それを超えたところ、
内側深くにある本質につながることが、本当の助けになる。
私は人生が与えてくれる状況を通してそれを実感してきました。
ただ愛を感じながら、安らぎを通してその人の話に耳を傾ける。
もちろん、私には素晴らしいトランスレーターがいて
話しの内容(ストーリー)も伝えてくれるのですが。(微笑)
コース終了後、生徒たちが個人的な感想を伝えに来てくれると
その人たちがよく言うことは
「もっと安らぎを感じ、くつろげるようになりました。」
「暖かさや、優しさを感じました」
人が覚えていることは、
「何を自分がしたかとか、何を言ったかではなく」
私のあり方だということを、いつもリマインドしてくれます。
そのとき私が本質(優しさ、安らぎなど)につながっていることを
人は感じ、覚えてくれているのです。
今日、和尚の講話を聴いていたら、
「どこかに至る道などない、すでにあなたはゴールに立っている」
と話しているのが心に響きました。
ストーリーには過去から未来への時間軸があって
「これを手に入れるためには、何かをしなきゃ」とか
「これからどうなるのが心配だ」とか
マインドはつねに私たちをどこかに急がせます。
ある意味で、時間は「今」しか存在しないと言えます。
ハートを思い出せば、「ここ」「今」にすでに立っている。
「今」以外に私たちがあるところはどこにもありません。
そこに内なる美しい質、本質がいつもあなたを待っています。
「本質」を実際もっと体験することに興味ある人は
今月末に関西で、「本質の目覚め」というコースを開催します。
誰でも参加できるので、お問い合わせくださいね。
Much love
黒田コマラ
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