ハート瞑想を始めるひとたちが増えてきています。
とにかく、まずハートに手を当てて、
最初は一分くらいでいいから、
ハートを感じることを、一日に五、六回。
長くするよりも、
短くても、回数多くと、勧めています。
それから、パートナーと喧嘩した時とかに、
ハートから聞こうとしたり、
ハートで感じようとしたりするのでなく、
普段のリラックスした調子がいい時に、
ハート瞑想をしてください、と言います。
そのうちにそんな時にも、
ハートでいれるようになりますから、
最初はまず気分が良い時に、
ハートを思い出して、
それがペースになって、
徐々に生活のすべてが
マインドよりハートでいれるようになる。
ハートは開くというよりも、
在ることを思い出すものです。
手がついているのに、
手のことを忘れていたら、
手の筋肉が弱くなるように、
ハートも在ることを忘れているから、
弱くなっている。
それを思い出すことを続ければ、
ハートの筋肉も強くなっていく。
それが、ハートが開くことだと思っています。
とにかく三週間くらい、
それを続けてくださいと言います。
21日間というのは、
どんなことでも続ければ、
ものになる日数です。
さて、それを続けてく過程で、
ひとによっては胸が痛みだすひとがいます。
例えば、こんなメールを頂きました。
「ハートに手を当てるのを日常してます、 痛いです。
じんじんと 初恋?失恋?切ない感じで、たまりません。
「悟りのシンクロ二シティ」のCDのハート瞑想のひとつめ、
聴いてしたら、寝ちゃいましたが、終わる寸前に目が覚めました、
で、胃が痛いです、今(๑˃̵ᴗ˂̵)
なんか、恋煩い?みたいな、ため息が出ます。
でも、おかげで? 頭の声は以前よりなくなりました。」
このひとが恋煩いでないとしたら、
そして胸の病気でないとしたら、
それはハートが開いていこうとしているサインですから、
気にしないようにして、
まさにハートで受け入れてください、
と言います。
瞑想というのはお薬ですから、
どんな薬にも副作用は在るのです。
まず可能性としてあるのは、
狭くなった壁を、開こうとしているハートが、
押している痛みです。
身体組織の古い制限を壊して、
身体が新しく開いていこうとする時に、
筋肉が痛むのと同じことです。
マインドからハートに開いていく時に、
生命エネルギーにあった制限が解放され始め、
新しい表現に向けて広がり始めているのです。
この広がりは、
マインドによって組み立てられた束縛の壁を押します。
そしてこれが痛みとなりえます。
痛みを感じたら、
その感じている痛みと共にいます。
それと共にいることが、ハートの質なのです。
そうやって、
もしあなたが自分の生命エネルギーを解き放つことに
協調することができるなら、
この痛みはより大きな活力に溶けていきます。
とかなんとかなだめすかして、
とにかく続けてもらうようにします。
続ければ、
「そういえば胸の前の痛みはなくなったわ。
でも今度は後ろが痛いけれど・・」
とさっき、電話のセッションで彼女が言ってました。
そう。痛みは消えていきます。
そしてもっと元気になっていく。
そして、もうひとつの痛みの可能性は、
もともと持っていた痛みが、
意識の表面に、浮上してくることです。
マインドで生きてきたということは、
全体でないということです。
ひとつの質を表現すると、
他の質が忘れられて抑圧されてしまいます。
生命エネルギーは、ばらばらに分断されていて、
お互いに相反するものになっています。
これは痛みを生み出すものです。
そして、これがマインドで生きることです。
生命エネルギーは、混乱しています。
例えば、簡単に説明すると、
誰かに押されてしまった時、
A) 腹を立てる
B) 口に出さずに相手を批判する
C) 傷ついた感じを押し殺す
といった態度をとるだろうと、
サトルボディヒーリングのP20にあります。
「ひとりの人間の中で、あらゆる類の戦いが起こります。
ある部分は傷つき、もうひとつの部分はその痛みを隠そうとし、
ある部分はいらいらし、他の部分ではこみ上げる怒りを
押さえつけようとします。」
ーーサトルボディヒーリングーー
そして、この全体が部分に分かれて、
葛藤しているという痛みは、何層にもなり得ます。
歳をとるにつれ、呼吸や動きのような、
自然な生活のプロセスさえもが痛むようになるのは、
こういった理由がひとつでしょう。
生きていることは、
マインドから生きることは、痛いことなのです。
そして、その痛みを感じないようにするために、
私たちは感覚を鈍麻させていくのです。
しかし、
「ハートを感じながら、
何であれそこで起こっていることを認めると、
内側の葛藤が解消しばじめます。
というのも、
あらゆる思考や感情が存在するのを許されるからです。」
ーーサトルボディヒーリングーー
ハートのスペースは、統合し、適応する力を持っています。
第2チャクラの感情の部分を切り捨てて、
第3チャクラの行動の部分で仕事を励むのでなく、
あるいは、第3チャクラの動きたい欲求を忘れて、
第三チャクラのくつろぎたい側面にだけ休むのでなく、
チャクラの前も後ろも、上も下も、中心もエネルギーも、
すべてはバランスを取りながら、ナチュラルになっていきます。
一つの側面が表現されている時にも、
他の側面はその瞬間に、
その質を貢献して存在しているのです。
あなたがハートを開くにつれ、
このスペースが広がっていきます。
それは、愛とともに、
あなたがずっと抱えていた痛みの層にも浸透します。
そして、その痛みを表面にもたらします。
隠されていた痛みは、
いずれ癌のようになって悪さをしますが、
意識の表面に上がってきた痛みは、
いずれヒーリングされます。
スペースの中で、
痛みとしいうエネルギーは動き出して、
全体のなかに溶けていきます。
だから安心してください。
辻本恒(VIJAY)
ユニティインスティテュート講師
開催予定のイベント
https://mysticunion.wixsite.com/chakra/blank-9
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