知らないというシェアリング by Vijay
昨年の11月のことである。
一年間やり続けたチャクラ・イベント・ティーチ
ャー・トレーニングのテレクラスの最終日。
僕はアルヴィナに、恐る恐るとあることを聞いた。
約三十年前に初めてリーラに会い、初めてハート
瞑想に出会い、それから20年ほど前に初めてOSHO
アカデミーに行き、プラサードやアルヴィナに会
い、その後はテレクラス、そしてユニティ・イン
スティチュートで、サトルボディヒーリグのトレ
ーニング、エッセンシャル・ライフ・コンサルテ
ィング、ハート・ティチャー・トレーニング、そ
して今回のトレーニングだ。
チャクラについては、その間独自に、ワークショ
ップを開いてきた。
チャクラの瞑想会もずっとやって来た。
昨年は一年間かけて、サトルボディヒーリグの本
を一緒に読み、エクササイズを体験し、瞑想する
研究会を開いて来た。
二年前からは、防音室で、週に一度のチャクラジ
ベリッシュ瞑想とハート瞑想の会を開いて来た。
そんな僕自身の30年の探求の成果として、彼らの
創り出したシナリオを元に、チャクラを探求する
ワークである。
トレーニングには、最近になって学び始めた仲間
もいて、その人たちとくらべると、自分の知って
いる量は膨大になる。
しかし、エネルギーのトランスミッションが、鍵
のワークだ。
チャクラのエネルギーに気づいてもらうのが、こ
のイベントの狙いだ。
それをできるだけのエネルギーに対する気づきが、
僕にはあるのだろうか?
最終回で盛り上がってるところに、僕は遠慮がち
に、こう切り出した。
Vijay:
他の人にシェアすると言うことで、素晴らしいイ
ベントだし、ある種の自信もできて、どんどんこ
れをシェアしていきたいなと言う気持ちもあるの
ですけれど、反面何かこう自信がなくなったとい
うか、もっともっと経験しないと本気のシェアに
はならないというような、そんな感じもしていて、
やっていきたいような、まだまだやっちゃいけな
いような、そんなところに落ち込んでいて、少し
アドバイスを頂きたいんです。
アルヴィナ:
Yes、私にはあなたがどう感じているかを理解で
きます。
と言うのもある意味であなたの経験がより深くな
り、瞑想がより深くなるにつれて、これは私にも
起こった事ですけれど、そうなるにつれて、私は
知らないと言うことに気づいてことになるのです。
というのもこの内側の次元と言うのは本当に広大
なのものだからです。
あなたのことを聞いていると、その感覚を感じて
いるのは、あなたの中で何かがより本物になって
きた、と言う感じがしています。
そしてこういったことが、瞑想を教えるティーチ
ャーみんなに、ほとんどの人に起こることだと思
っています。
最初のうち教えることと言うのは、理論的なこと
であったり、知識から教えると言う事であったり
すると思います。
そしてあなたが、本当の瞑想家であれば、自分自
身の瞑想がより深く、より深くなっていくわけで
す。
そうすると自分の知っていることや、自分が知っ
ていると思っている事から、何かを教えたとして
も、それで充分だとか感じられなくなるのです。
そして自分自身の経験の深みから教えると言うこ
とも、またいつでも楽なわけではありません。
そういうことがあると自分自身が不安になったり、
また自信を失うと言うことも、私には理解できま
す。
でも私の感じでは、あなたのシェアしたり教えた
り与える事と言うのは、より適切なものになって
きていると言う感じがします。
自信がないと言うことがあったとしても、トラン
スミッションがそこで起こっています。
あなたの中で起こっている美しい事のトランスミ
ッションが、起こっていると言うことです。
前には瞑想とか、自分がシェアすることに持って
いたのと同じような自信を持ってそれをシェアす
ることができないかもしれませんが、私の感じで
はあなたがシェアしたりトランスミッションする
ことというのは、ずっとより深いものになってい
る気がします。
マインドは疑うかもしれませんけれど、自分が言
ってることが、わかってなくて言っていると、マ
インドは思うかもしれませんが、でももし自分が
自信がないと感じるんだったら、それにもスペー
スを与えて、それに対してしっかりと、共にいる
ようにしてください。
そして、シェアリングを続けてください。
(中略)
そしてあるレベルで経験が深くなるに従って、そ
れに対する自信や確信が、減ってくるというのも
事実なんですね。
そうなると今度は違った種類の自信と言うものに
自分をただ、くつろがせることができるようにな
っていきます。
それは、知らないということを、許してくれる自
信です。
Vijay、言ってることをなるほどと思ってくれま
すか?
Vijay:
はい。聞いていて、涙が出てきました。
アルヴィナ:
今それをシェアしてくれて私は嬉しいです。
というのもこういった疑問があるときに、一番起
こりうる最悪の事と言うのは、シェアをするのを
やめると言う事ですから
ですから、ただ不安のままにシェアしてください。
そうするとあなたのトランスミッションは本当に
強いものになると思います。
アルヴィナ:
「これはあなたにも良いことだろう。? 教える
ことによって、初めてあなたは、? 学ぶことが
あるということを、わたしは観て来た。それを
学ぶということの最良の道は、 それを教えると
いう事だ。」Oshi
確かにOSHOの言う通り。エッセンシャル・ライフ
・コンサルティングをする中で、僕はクライアン
トに語る中心や本質や強みについて、自分でも聞
いて、学んで来た。
だから人に伝えることの素晴らしさは知っている
つもりだけれど、知らない、ということにも気づ
きながら伝えれば、それがまたトランスミッショ
ンになるということは知らなかった。
アルヴィナに励まされなかったら、僕はシェアし
ないという最悪のことを選んでいたと思う。
しかし、それだったらいつになったら、シェアで
きるのか?
今年になって、風が変わった。
一年間かけて作ったホームページをまずお披露目
して、一月には、チャクラ研究会と名付けて、ま
ず第一回目を大阪で。
その後、来れなかった人のために、同じ内容のも
のを二回ずつ。
近隣の加古川市でも、平日の昼間に大阪でも、別
々の主催者で始まった。
先月の研究会は場所を移して、20人の参加。都合
、大阪で、7回、加古川で3回、大阪で2回。また
続いていく。
しかし、シェアすればするほど、知らない、とい
う感覚も強くなってくる。
なにしろ、広大な内側のエネルギーの世界のこと
である。
リーラの写真を拡大して、ファイルに挟み、それ
を時々 眺めている。
リーラはいつも笑っている。
辻本ヴィジェイ 記
ハート瞑想ティチャー
チャクラ・イベント・ティチャー
https://mysticunion.wixsite.com/chakra
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