自由への鍵

私たちは気がついたときにはすでに今のあり方の中で生きてきているので、それ以外のあり方が可能であると考えるのは簡単ではありません。

今のあり方というのは、この社会のあり方もそうだし、また自分の中で働いている心の動きもそうです。

人間は気がついたときには外を覗き出して生きています。

ですから外で起こることにどのように反応するかということが、多くの場合、生きるということの意味になっています。

しかもその反応は自分でも嫌になる程決まり切っている場合が多いのです。すぐに傷ついて相手を責めてしまったり、ものごとに圧倒されて絶望したり、自分が自由であるとは感じられません。

私たちは気がついたときには、思考と感情の世界に生きていました。

思考と感情は外の世界に対するリアクションです。

思考と感情は小さい頃に経験したことをもとにして形作られます。

この世界とはどんなものか、人は自分をどのようにみているのか、自分は価値ある存在なのだろうか、自分は愛されているのか、嫌われているのか、自分は人と比べてどうなんだろうか、このような思考が人それぞれに具体的な経験を通して形作られ、私たちはそれを元にして外の世界に反応しています。

そして思考と感情が自分の全てだと思っていると、浮かび上がる思考、沸き起こる感情に翻弄されて、自分には自由がないと感じます。

そして何とかこの思考と感情をより生きやすいものに改善しようと努めます。

これは私も含めて、多くの人たちが経験してきたことではないでしょうか。

しかし、自分の内側に自由が存在することに気がついたら。自分という存在が驚くほど深いものであることに気がついたら、どうでしょう。

 

「悟りのシンクロニシティ」(リーラ、プラサード、アルヴィナ著、ヒカルランド)は、人間の意識の持つ多重構造を教えてくれています。

内側に深く入っていくことができると、人間は思考と感情だけでなく、もっと本質的な要素で成り立っていることがわかります。

私たちには自分独自の能力があり、愛、喜び、優しさ、強さ、勇気などの宝石のような本質があります。そして中心には深い神秘が存在しています。

このような深みに触れ始めると、自分がどうでも良い存在ではなく、存在深くに根ざしたかけがえのない存在であることに気づきはじめます。

そしてその深みにはわたしたちを満たしてくれるものがすべて存在するのです。

そのような自分の内側への旅を一緒にしてみませんか。

ハートはその旅の入り口にもなり、またハート自身が私たちに愛や喜び、コンパッションを与えてくれ、さらに深みへと導いてくれます。

9月の終わりの日曜日に予定している「自由への鍵」(悟りのシンクロニシティ ワンデイシリーズ)、それに翌週10月初めの日曜日に予定している「信頼という翼」(悟りのシンクロニシティ ワンデイシリーズ)では、上に書いたような思考と感情が作り出す世界(マインド)と、ハートが見せてくれ、生きることを可能にしてくれる世界をゆっくりと探究していくことで、その経験が生きたものとして生活の質を変える力を持つようにガイドしていきます。

それぞれ独立したワークショップですが、続けて受けられるとより理解が深まると思います。自分の生き方を見直して、本当の可能性に開いていきたいという方には、とても貴重なスタートになると思います。

オンラインのこのふたつのグループでお会いするのを楽しみにしています!

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市場義人(トーショー)