新しい潮流はくるのか?

新型コロナ騒動の中、今年はもう、いつの間にか6月になっていて、一年の半分近くが過ぎようとしています。

私は広島県の、瀬戸内海の島、江田島市というところに住んでいます。3年前に広島市から移住して、事務所兼教室のある広島市に通勤しています。

広島市までは、車で行くときもあるし、フェリーとバスを使うときもあり、片道約90分、時間帯によっては2時間弱の道のりです。

それでも、海に沈む夕陽の美しい場所で、自然を身近に感じながらの暮らしはとても気に入っています。

3月から5月いっぱい、自粛期間には、子どものクラスを除いては、すべて仕事はオンラインに切り替えていて、ほとんどの時を、自宅で過ごし、仕事でパソコンに向かう以外の時間のほとんどは、自家菜園で作業をしたり、山や海に散歩に行ったりして過ごしました。

これは多くの人が実感していることかもしれませんが、オンライン上での繋がりも、しっかり感じられ(ユニティインスティテュートのインターネットクラスに参加したことのある人なら誰でも感じることですね!)、普段なかなか会うことのない、出かけては行けない所に、オンラインで参加するということもあったかもしれません。

さて、オンラインワークでは、ビデオをオンにしているときには上半身の身なりを整えておけばよくて、土を触ったり汚れてもいい恰好で過ごすことが多いし、日々の買い物もお豆腐や納豆など、ごくささやかなものばかり。 野菜や果物、卵は自分のところであったり、頂きもので、ほとんど事足ります。

街に出ていると、本当には必要ないものが欲しくなったり、結局あまり使わないものまで買ってしまったり――〈消費〉ということについて、とても考えさせられました。

緊急事態宣言が明けて、経済活動が再び活発になるように、世の中は動き始めていますが、

これまでのような消費社会を続けていくことは無理なように思われます。

〈豊かさ〉の概念が大きく変わるのではないでしょうか?

そしてまた、こうした状況の中で、人々の中に矛盾する思いが交錯していると言われています。

落ち込みや閉塞感を感じ、またどこかで何かから解放された感覚を持つ、ネガティブになったりフラストレーションを感じたり、あるいは楽観的になったり・・・。

これまでの生活が忙しすぎたことに気づいて、自分らしいペースで過ごせることを喜んだり・・・。

私たちがどんなマインドセットで物事を見るかによって、その捉え方は大きく変わります。

「風潮に流される」という表現がありますが、コロナという風によって起こる潮の流れがどのようになろうとも、流されずにいるためには、覚めている他ありません。


VUCAのこの時代、誰も経験したことがない事柄にどう対応していけばいいのかについて、正解を知っている人は誰もいません。

自らの直感的知性に従うという、最善の選択を可能にしてくれるのは、日々の瞑想の実践です。

ハートの直感的知性に繋がり、本質を生きることを教えてくれるリーラとプラサード、アルヴィナがデザインしてくれた、素晴らしいワークが、今ほど必要とされているときはないのではないでしょうか。

私は、実のところは、何を生きたいと思っているのか。
私にとっての幸せとは、豊かさとは何だろうか。
私にとって大切なものはなんだろうか。

そう、いつも返ってくる一つの答えを聞くために、何度も問いかけるのです。

尾崎智子(ブーティ)
https://essentiallifeconsulting.jimdofree.com/