懐中電灯のような気づきと、ハートをともなったもっと大きな気づき
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今回は、ELCコンサルタントの辻本恒(VIJAY)さんが「懐中電灯のような気づきと、もっと大きな気づき」について解説してくださっています。
ではVIJAYさん、よろしくお願いします。
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前回のブログで広島のともこさんが 「ハートには広大なスペースがあります。 このスペースの中で寛いで、私たちの意識は大きくなり気づきは増します」と書いてくれていました。
「意識的になり気づきを持つのに、集中することは必須ではありません。 一生懸命にならない気づき、集中ではない気づき、 寛いだ中での広い気づきがあるのですが、ただ、普段は、 そのような気づきをなかなか私たちは体験することがないのかもしれません。 ハート瞑想の中で、私たちは、この集中でない気づきを体験します。」と。
さて、ハートが伴っていない「気づき」とはどんなものでしょうか?
ふつう、人の「気づき(アウェアネス)」とは、ある方向を指し示す懐中電灯の狭いビームのように、知覚されます。
それは広大な<生>のひとつの側面から、別の側面へとさまよっていたり、また、一時的に二元性のどちらかの側に、その光を当てている(気づいてる)に過ぎなかったりします。 それはとても制限されているものです。
一点に集中し、たとえばパソコンの画面に焦点が絞られていると、からだやまわりの音には気づけません。 さらに努力によって、「気づき」を保とうとすると緊張をともないます。
懐中電灯を集中して照らすと、それには努力が伴い、ある時間がきたら弛緩してしまいます。 スイッチはオフになります。 あるいは集中は続かず、さまよいだします。
懐中電灯は点滅を繰り返し(気づきがあったりなかったり)、そして決まりきったパターンのなかのにいると、その明かりは光の量を暗くなってきます。
ほとんど電気がついていない状態でも、夢遊病者のように行動することができるのは、まるでエネルギーの節約のためのようですが、そうやってでも使っていないと、どんどん懐中電灯は、錆びついてきます。
事故とか何か異変が起こるとそのライトは、急に光の量を増します。 スリリングなことは、エネルギーを高めることを強います。 だからそういった行為を好む人もいます。 例えば、スピードを出して車を運転したり、危険な山登りをするひとのなかには、こういった人もいるでしょう。
普通の日常でも、気づきの光が増せば、退屈することはありません。 世界は真新しいことと、発見の連続になります。 光の幅の広さというよりは、普通の人よりも深く貫くことができるのが霊能者と呼ばれる人たちかもしれませんが、たいがいそういう人は、外向きにしかその懐中電灯を向けていません。 自分を照らしていない人が多いという印象があって、エネルギーが良いとか悪いとか、霊格が高いとか低いとかの判断があることが多いのは、ハートが伴っていない気づきだからです。
僕たちは、その光で<生>の流れの一点を照らして、カメラのピントを絞り、ある枠組みに、切り取り、ラベルを貼ります。
レッテルを貼るという行為は、それは相手に貼っているようですが、実は自分のアウェアネス(気づき)の電灯があるとしたら、その上にシールを貼って、自分の光を暗くしているともいえます。 そうして、懐中電灯の光を狭くしているといえます。
レッテルを貼るということは、自分の気づきに制限を加えるということです。 <誰々>さんはこうである、どうである、とかなんかいってレッテルを貼ることは、変化し流れていく生命体である<誰々>さんを冒涜していることであるだけでなく、実はそういっている自分のアウェアネスに制限を加えていることなのです。
だからレッテルを貼られたら、そのことに怒るより、貼った相手をお気の毒に思えばいいのでしょう。 その人は、ただでさえ狭い懐中電灯のような「気づき」だというのに、それにさらに自分で枠をつくったということなのです。
これは、霊能者でなくても、みんな多かれ少なかれやっていることです。 そして、自分自身にも同じことをしています。
「気づき」の光であらゆる側面を照らすのでなく、何かを照らし、何かを照らさず、カメラを撮るようにピントを絞り、生きて変化し動いている流れのなかのあるひとつの出来事にこだわり、写真のように止まったものと知覚して、その写真を現実だと錯覚して、それを覗き込むことを、自分に「気づく」ことだと思っていたりします。
さらにその写真を分析して迷路のなかに入り込みます。
以上は、外側に対する気づきもそうですし、内側に対する気づきも同じことが起こっています。
「気づき」は、小さな懐中電灯に閉じ込められていることから、解放されなければいけません。
その鍵は、ハートにあります。
エッセンシャルライフ・コンサルティングやサトルボディヒーリング、ユニニティー・インスティテュートでの活動のすべては、気づきを解放し、もっと拡大していくことが、テーマです。 そのためにハートから聴いたり、ハートを感じたり、ハートから見たりするハート瞑想(ハートに気づく)ということが基礎になっています。
ハート瞑想のBLOGを作りました。 小さな懐中電灯のような気づきではなく、もっと大きな気づきを育てるハート瞑想についてのあれこれを書いていて、ほぼ毎日更新しています。 よかったらお読みください。
VIJAYのハート瞑想ガイドBLOG http://mysticunion.wix.com/vijays#!blog1/ck4k
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VIJAYさん、ありがとうございました。
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