最近ある人から「ラハシャの記事が素晴らしかった」と聞いたので、その記事を探していて、ラハシャのお宝インタビュー記事を発見しましたので、そちらをご紹介しています。
私の傾向として、制作する時には情熱を持って取り組むのですが、できあがってしまうと、興味がなくなってほったらかしになってしまうという悪い癖があります。
その結果、せっかくいいものがあるのに、ごく少数の人にしか届かないままになってしまうという、もったいないことになってしまいます。
今回ご紹介するのは「ハートとは何か?」ということについてのラハシャへのインタビューです。
そこで彼はハートについて次のように語っています。
ハートを頭で理解することはできません。
しかし、そのハートを理解する必要もありません。
「なぜなら、それは体験されるものだからです。」
と。
では、そのハートはどのように体験できるのでしょうか?
そして、そもそもハートとはどのようなものでしょうか?
ハートはそれを体験する人によってさまざまな姿を表します。
そのハートのさまざまな層を体験したラハシャからのお話は、皆さんがそのハートを体験し、ハートを知るための助けになっていくでしょう。
そのハートを知り、ハートを体験するには、実際にそのハートを知っている人の話を聞き、その人に実際に会うことが助けになるでしょう。
それでは。「ハートとは何か」についてのラハシャのインタビューをお楽しみください。
空っぽなハートの気づき
〜ハートからのカウンセリングにおけるハートの機能〜
『LIVING ENERGIES9』
ラハシャ・クラフト 博士へのインタビュー
インタビュアー江谷江谷:
こんにちは、ラハシャ。
あなたは、日本で「ハートからのカウンセリング」と いうコースを教えておられますね。 そこで、今回のインタビューでは「あなたにとってハー トとはなにか?」という質問からはじめたいと思います。ラハシャ:
それは、とても大きなテーマの質問ですね。
無限に答えられる質問ですが、はじめてみましょう。
ハートとは、人類が愛でつながる宇宙的な場所だといえます。
わたしのハートに関する理解、それは何年もの時を超えて、さらに拡大しつづけています。
まず、医者の見地から視たハート(心臓)は、血液を送り出すポンプの役割を持っている肉体的なハートのことですが、心臓は身体の中心ではなく、そのもう少し左側にあります。それからヨギの見地からチャクラマップを見ていくと、そこには実際的で確かな概念が存在しています。 ハートチャクラは、エネルギーセンターであり、胸の中心に位置しています。
ハートの外側の層と呼んでいる場所には、存在の「感じる側面」があり、今この瞬間を感じるとき、実際はハートを通して感じているのだといえます。 私たちは、感情と感覚の違いを認識する必要があります。
私たちが感情的になっているとき、それは感じているのではなく、過去の思考にしたがって身体やマインドに同じような反応を生みだしているのにすぎないのです。それは、あたかも感じているかのように見えます。
本当に感じること、それは真のハートの体験を通してのみ、この瞬間に起こるものなのです。今、私がここに座り、 美しい森を感じ、地球を感じ、やさしい風を感じ、聞こえてくる鳥の声を感じている、そのすべてがハートになんらかの影響を与えています。
また、内側の深みを感じるとき、ハートは喜びや沈黙、 臨在、あらゆる体験への扉となります。 さらなるハートの深みへと入るためにハート瞑想を行う のですが、この瞑想でハートのさまざまな層、マインドの層、 私たちが作りあげた物語の層、感情、身体の感覚、呼吸、 心臓の鼓動よりもさらに深い場所、空っぽなハート(空) と呼ばれる場所に触れていきます。
この肉体を通して体験している世界よりもさらに深く、想像することもできないような場所、けれども、ここに存在しながらにして明らかになっていく場所、禅マスターによっ て語られてきた「空くう 」と呼ばれる場所、エンプティハート、 私たちの中心、ハートの中心、そこにはなにもなく…空っぽだけが存在する場所…その場所は、このように知覚されます。
そして今日、多くの人の人生は型にはまり、「空」を恐れて、 個人的な物語をたくさん持っています。これは、とても恐ろしいことです。 ですが、私たちはハートに戻り、そしてなにかを見つけだすために内側へ入ろうとしています。
今、わたしたちは計り知れない意識の拡張のために、その道からそれないように、なぜなら私たちが呼んでいる 「空っぽなハート」は、存在のすべてだからです。
それは神の領域であり、また気づきであり、そしてまた意識なのです。 ここには「空っぽのハート」を表すための言葉が、たくさん存在しています。言葉では表現できないというのが真実です。なぜなら、この広大で空っぽなハートのなかで、 私たちはひとつだからです。
この、ひとつであるという場所を感じるとき、実際に私はそれを体験していますが…外側から聞こえてくる鳥の鳴き声が、自分の内側から聞こえてくるような感覚、目の前にある木々たち、私もその一部であるという感覚、見あげる空、その空が自分の内側に広がる感覚ですが、それを OSHO は「内なる空」と呼んでいます。
「ハートからのカウンセリング」の原理1950 年にこの世を去った、偉大な聖者であるラマナ・ マハリシ。彼の講話のなかに「ハートは、あなたの神の名である」という言葉があります。
私たちの外側から分離した形で神が存在しているのではないということ。
空っぽなハートは神聖であるということ。もちろん普通の思考でそれを理解するのは、とても難しいことです。ですが、それは理解する必要はないのです。 なぜなら、それは体験されるものだからです。たとえばカウンセリングのなかで、この理解をどのように役立てることができるのかというと、私が「ハートからのカ ウンセリング」のコースで教えるとき、まるで物理学を教えるかのように「ここに二人の人間がいて、二つの物体があっ て、1+1=2になり、でもこの二つのものがハートの入り口 を通して「空」のなかへと入っていくとき、二つの0がひと つの0になる、という現象が起きる」というように話します。
すると、物語という実態からではなく、空っぽさを通して 出会う、シンクロニシティのなかで共鳴し、私たちがひとつのなかで出会うという神秘的な現象が起こりはじめます。
この空っぽな二つのハートの出会いが、空のなかで共鳴しはじめます。ハートの広大さのなかでは、マインドのどんな物語も明らかになり、そして自然にすべての体験が変化しはじめるのです。
これは、問題そのものを変えるのではなく、クライアントがただそのことに気づけるように、そして愛の広大さのなかで彼らの物語がどのように変化していくのかに気づいていけるようにする、とてもシンプルになやり方です。
インタビューの全文を読みたい方はこちらで読むことができます。。
空っぽなハートの気づき〜ハートからのカウンセリングにおけるハートの機能『LIVING ENERGIES⑨』
OAU
えたに
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