今回は私がラハシャにしたインタビューの記事をご紹介します。
ラハシャの人生、そして彼の教えの集大成とも言える「ハートからのカウンセリング」のティーチャーコースを開催するにあたって、どういう意図でこのようなコースを開催するのかを聞いたインタビューです。
このコースは、Oshoをはじめとする彼がこれまで学んできた学びの集大成であり、そしてその学びからの教えを次世代へと伝えていくための試みとして開催されました。
今はこのような教えを伝えられる人が少なくなってきています。そこでその「ハートからのカウンセリング」のエッセンスをオンラインコースとして制作したものが、ラハシャの動画の講座をものとに制作した「コンシャスリヴィング」です。
このインタビューを読むことで、ラハシャの教えのルーツを知ることができるでしょう。
それでは、お楽しみください。
ラハシャ・クラフト インタビュ-
インタビュア:江谷江谷 ラハシャが日本で「ハートからのカウンセリング」の コースを教えはじめて、もう17年ほどになりますね。その間、 現在まで千人あまりの参加者が受講しています。オーラ ソーマのレベル4の認定コースになっていることもあって、 日本ではオーラソーマを学ぶ多くの方が受講するコースになっています。
そして今年、あなたからの提案もあって、これまでラハシャ自身がリードされてきた「ハートからのカウンセリング」 を教えることができるティーチャートレーニングのコース が、世界で初めての試みとして行われようとしています。
そこでお伺いしたいのですが、このコースを提供しようと思われたのは、なぜですか?
ラハシャ 「ハートからのカウンセリング」のコースは、これまで何年にもわたって、日本に限らず世界でも数多く提供してきました。そのティーチャーコースを提供しようと思った理由は、多くの場所でこの「ハートからのカウンセリング」 を教えるためのティーチャートレーニングをリクエストされ てきたからです。
実際、単にカウンセリングセッションを提供するだけではなく、さらにその先に進む準備ができている人々がたくさんいるのではないかと思います。彼らもそのようなコースを必要としていて、今ならそのコースを提供できると感じるのです。
このコースが日本ではじまったのは、確か1996 年からでしょうから、ずいぶん長い時間が経ちました。今では私もカウンセリングトレーニング以外にさまざまなコースを提供しはじめています。
これからティーチャートレーニングを提供することで、 少しずつカウンセリングトレーニングを引き継いでもらって、 私はむしろシニアメンターのような形で、ときどき提供していくような流れを考えています。
最近、私は人々の意識が非常に加速しているのを感じます。 私のコースの受講生にも意識をシフトさせた人々が実に多くいて、自然に自分自身の真の本質を認識するようになってきています。
そうして気づきを得た方々がそれぞれの仕事の場において、自分の理解を使って、人々を精神と身体を超えた本質に気づくのをサポートすることができるようになっていけばすばらしいことです。
ですから、このトレーニングを提供しはじめるには、今が適切なタイミングだと思っています。これは、私にとって初めての試みでもあるので、本当に楽しみです。これまで私が体験し、受け取ってきたことを次世代に手渡すことでもあります。
私は、今までとても恵まれた人生を送ってきました。これまで多くの教えをOSHOや、オーラソーマ、アンマ・バガヴァンといった、さまざまなティーチャーから受けてきました。本当に多くの贈り物を与えられてきたので、今度は それを手渡していく時期なのだと感じているのです。
江谷 しかし、あなたの教えは、ただ単に知識やテクニックを教えることにとどまらず、あなたの存在のあり方から伝わることが多くあるように思いますが、そういうことも教えることができるのですか?
ラハシャ そうですね…。 それが、このトレーニングを提供するのをためらっていた理由のひとつです。 しかし、現在は地球の歴史のなかでも重要な意識の目覚めのときですし、正しいタイミングで、しかるべき人々がこのトレーニングに来てくれることを信頼しています。
実際、 このトレーニングを受けることで自分の存在についての一 瞥を得ることができれば、意識をシフトさせた体験から教えることもできるでしょう。 あなたが言うように、私自身の存在のあり方がとても大切では、ということについて…確かにそのとおりかもしれません。
しかし、ただ自分が覚醒するだけでは、人類にとってそれほど役には立たないと感じるのです。覚醒を分かち 合ってこそ役立っていきます。これは、二つの側面、方法がひとつに統合されたようなものです。
ひとつは人に教えるコンセプト(概念)があって、それを教えることで意識 が有効に機能するという側面。そしてもうひとつは、教える側の内的な状態が大切だということです。
最近、とてもおもしろい出会がありました。 彼はカウンセリングトレーニングを受講された方ですが、 実はそれ以前に精神分析医として何年も実践を積んできました。彼は、自分がカウンセリングを通じて学んだことを統合しはじめ、昨年、ついに知覚が変化し、自身の真の本質に覚醒しました。
いまでは、彼はそれまでの教えを本当に理解してい ます。 私自身のことを言えば、私が覚醒する以前にコースを教えていたとき…つまり1999 年より前のことですが、当時の私はマインドの層についてフォーカスして教えていました。
それでも受講生にとっては、じゅうぶんに役立つものでした。 そこから私自身の意識のシフトが起こり、より深い認識 が得られるようになりました。 物事に対する視点が変化したのですが、トレーニング そのものはある意味で同じでした。
しかし、私自身の意識が変化したので、そこでの学びはさらに深まりました。 ですから、同じような出来事が、今回のトレーニングでもありうるだろうと感じているのです。
新しいトレーニングコースは、目覚めの体験をした人々 や、基本的に内なる旅をしている人々にとても役に立つ ものになるでしょうし、ここで学ぶことはカウンセリングを教えたい人にとってはもちろんのこと、自分がすでに持っているさまざまなメソッドを教えるときや自分のワークにも使っていくことができるでしょう。
そして同時に、このコースを教えることそのものが、自分自身のさらなる目覚めに役立つのではないかと感じます。ですから、このコースには二重の効用があると言えるのです。
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