以前、写真家で映画監督の蜷川実花さんにお会いした際、 実花さんがご自身のお母さまのことを、 こう表現していたことを思いだしました。
「うちの母は“機嫌のいい女”なんですよ」
機嫌のいい女。
いい言葉だな、と感じたのをよく覚えています。
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機嫌がいいって、とっても素敵なこと。 心はふわふわ軽やかで、細かいことは気にしない。 そこにはなんの無理もなく、あるのは自分らしさだけ。
その人のそんな様子に、周りにいる人たちも つられて気分がよくなっちゃう。
ああ、想像するだけでなんだか幸せ。 そんな人にわたしもなれたら、と思いました。
と同時に、目指そうにも、 どうしたらいいのかわからない、とも。
というのも、機嫌がいい状態というのは なんらかの条件のもとに起こるものだと思っていたからです。
たとえば、天気がめちゃめちゃいいとか、 ランチの行列店にたまたま並ばずに入れたとか。
つまり、うれしい! ラッキー! なことが起きたとき。
一方、“機嫌のいい女”とは、おそらく、 いつでも無条件で機嫌のいい人のこと。
でも、そもそもなんの条件もなしに、 機嫌よくなんていられるもの?
どうしたらそんなふうになれるの?
わからんなあ、とぼんやりしているうちに、 いつのまにか“機嫌のいい女”という言葉も、 記憶から薄れていきました。
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すっかり忘れていた“機嫌のいい女”という概念を、 わたしが思いだしたのは、なぜか。
それは、なんとなくいつも気分よく過ごせている、 最近の自分の状態に気づいたからです。
「・・・今のわたしって、もしかしてあの“機嫌のいい女”? いや、100%ではないにしても、まぁまぁイケてない?」
気づいたときは、我ながら ちょっと感動&興奮したものです(笑)。
では、なぜ、最近のわたしが機嫌よくいられるのか。
きっかけは、昨年11月末から12月の頭にかけて 参加した、ラハシャ博士の 「新ハートからのカウンセリングスキルコース」でした。
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オーラソーマや数秘、占星術などを探究しはじめて15年。 そういえば、ラハシャのコースは未体験のままでした。
たまたま今回、コースの情報を見て、 「意識の地図」の奥深さに興味を持ち、6日間の学びの場へ。
コース中は、さまざまなことが行われます。
わたしたちの苦しみはどこから生まれてくるのか、 そのメカニズムについてのレクチャー。
さまざまな瞑想、カウンセリングの実践的な練習、 参加者からの多くのシェアなど。
コース中のすべてを通して 「わたしには、なんの問題もない」ということを、 マインドではなく、ハートから理解していきます。
そして、その理解のプロセスにおいては、 意識を、外側にあるあれやこれやではなく、 常に内側へと向けておくことが重要なカギとなります。
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わたしはコースの6日間、自宅から会場へと 毎日片道1時間弱かけて通ったのですが、 行き帰りの電車で過ごす時間は、できるだけ 混雑した車内やスマホのなかの情報にとらわれず、 意識を内側へ、内側へと向けるよう、心がけていました。
すると、不思議なことに、コースの3日目くらいから、 自宅でテレビを観ない時間が増えてきました。
だいたい夫の帰りが遅い日は、 夜遅くまで特に観るともなく、 テレビをつけっぱなしにしているのが常なのですが、 夜が更けてくると、ふと「静かな時間を過ごしたいな」と感じ、 テレビをパチンと消す、ということが起こるように。
つい外側へと向きがちな意識を、 自分の内側へと戻してあげる。
それをただシンプルに心がけるだけ。 何かを目指すわけでもない。
それなのに、生活習慣がおのずと変わるって、すごい。 そう、しみじみ驚くばかり。
そんなふうに、コースの最中でありながら、 日に日に変わっていく自分を感じるのは、 とても興味深いことでした。
参加者のみなさんにも、 やはりそれぞれに変化が訪れたようで、 なかにはわたしと同様に、 テレビをあまり観なくなったとおっしゃっていた方も いらっしゃいました。
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6日間のコースを通して、 「わたしには、なんの問題もない」ということを、 ハートから十分に理解していくと、
自分の内側に常に存在する喜びや楽しみ、 安らぎ、静けさ、充足感、創造性といった “本質”にアクセスしやすくなります。
コースを終えて、 ふだんの生活に戻ったわたしを待っていたのは いつもと同じ、日常のルーティンでした。
が。
以前より瞑想する機会を少し増やしたりしながら、 移動中など、気が散りやすいときほど 内側に意識を向けるように心がけていたところ、
1ヶ月ほどたったころでしょうか。
自分が一日の多くの時間を、 機嫌のいい状態で過ごせていることに気づいたのです。
なんでもない些細なことが、 とてもありがたく感じられたり、 つい「面倒」「やりたくなーい」と 大げさにとらえがちだった案件も 「まぁ、でも実はたいしたことないんだよね」と 軽く受けとめられるようになったり。
人間の内側の深いところには 喜びや楽しみといった本質が常に存在していて、
わたしたちはいつだって、 その美しい本質へと還っていくことができる。
きっと、そのことを ハートを通して実感することができたから なのだと思います。
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“機嫌のいい女”とは、たぶん、 自分の本質を生きている人のこと。
そこには、 天気がよくて気持ちがいいとか、 行列店に並ばずに入れてラッキーといった 条件づけは必要ないのです。
もっといえば、 わたしはこういう環境に生まれて育ったからとか、 あるいか、この先うまくいくかどうか不安といった 過去も未来も、もちろん関係ありません。
ちなみに、一日の多くを機嫌よく過ごせるようになると どんなメリットがあるのかというと、
ひと言でいうと、「ラク」
雑な表現ですが、それに尽きます(笑)。
もっとラクに生きていけたらと願う方、 ラハシャ博士のコース、おすすめです。
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志村香織 プロフィール
ライター、エディター、カラーセラピスト 日経BP「DAZZLE」副編集長。 大学時代よりライターとしてのキャリアをスタートし、 婦人画報社(現・ハースト婦人画報社)を経て独立。 女性ファッション誌や広告を中心に活動する傍ら、 オーラソーマや占星術などのセッションを行う プライベートサロン「drop’dee」を2007年より運営。 URL: http://dropdee.online/ VOGUE JAPANのウェブサイトでこの4月から新連載スタート! 「マンスリー色診断」 https://www.vogue.co.jp/fashion/article/color-therapy-apr-work-motivation
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————————————– パワー・オブ・ハート「ハート瞑想」by ユニティインスティチュート 日程 2020年4月27日(月) 時間 20:00~20:40 ※5分前から入室できます。 終了時間は多少前後することがございます。 会場 Go To Webinar 費用 無料 講師 ラハシャ・フリッチョフ・クラフト博士 ※どなたでもご参加いただけます。 ※こちらはインターネットを使ったオンラインの瞑想会です。 https://register.gotowebinar.com/register/7541676001924654861
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パート1/ 日程 2020年5月2日(土)~3日(日)全2日間 第1チャクラ~第4チャクラの鍵 パート2/ 日程 2020年5月5日(火)~6日(水)全2日間 第5チャクラ~第7チャクラの鍵
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