報告が遅くなりましたが、10月3日に、悟りのシンクロニシティ1ディワークショップ 「信頼という翼」を、トーショーと一緒に開催しました。
ハートの持つたくさんの質に触れる一日、それぞれが内側に繋がる旅を分かち合う一日でしたが、フィードバックで多くの参加者の方々が「安心して寛いでいられるフィールドだった」と言ってくださったことが、とても嬉しいです。
この「安心で寛げるフィールド」、それはハートのスペースだから。
みんながハートのスペースに繋がって、ともに創り出していたスペースです。
信頼という、大きくて深いテーマを共に探求した仲間たち――オンラインでも、ワンディでも、シンクロニシティの中での出会いは格別です。
この度のワンディワークショップの内容を作り上げていくときに、「悟りのシンクロニシティ」の本を読み込んでいって、それで再発見することも多くて、「えっ? ここにこんなことが書いてあるよ!」と、トーショーとふたりで唸ること度々あって、こんなに濃い内容がぎゅっと詰まっていることに感嘆したのでした。
すでに本を読了された方も、是非、何度も再読してみてください!
さて、この数日間、トラウマに関するフィルムやトークを、観たり聴いたりしていました。
中でも、医師ガボール・マテの「The Wisdom of Trauma」は、深く胸を打つ、何度も涙がこぼれたフィルムでした。
ハンガリーで生まれでカナダで医師として働くガボールは、ホロコーストの生存者です。
彼が5か月のときに、母方の祖父母はアウシュビッツで殺されました。
彼の父はナチスの手による強制労働に耐え、母は一時、幼いガボールを安全なところに残して逃れなければいけませんでした。
ガボールは、自分が最初に受け取ったメッセージは、「世界は私を必要としていない」というものだったと言います。
それが、彼を人々に必要とされる医者になるように仕向けたのだとー。
彼は、バンクーバーの依存症患者の最も多い地区に移り住んで、人々に寄り添ってきました。
「The Wisdom of Trauma」では、患者に接するガボールの姿を見ることができますが、治療で彼がアクセスしているのは、まさにハートのスペースでの受容性、慈愛でした。
痛みを痛みとして受容する、自分の傷む心を抱きしめること―。
それがどれほどパワフルで、患者のヒーリングに繋がっているかも、よく見てとれます。
「トラウマを抱えた人格の先に、感情表現ができなかった本来の健康な人格があります。トラウマの記憶を消すのではなく、その人の感情の器を広げて様々な感情のスペースを創ってあげることが大切です」(ガボールマテ)
彼は、医者の多くはセラピーを学んでいないこと、ゆえに薬物治療に頼る場合が多く、根本的な癒しが得られないことを指摘し、また、学校の教師がトラウマに関する研修を受けていないという問題点を指摘しています。
トラウマは、ある特別な人が体験するものではなく、社会に蔓延している社会的現状であるとも彼は言います。
そのような社会で生きている私たちには、「悟りのシンクロニシティ」にあるマインドセットからの解放の、そのヒーリングはとても必要です。
また、別の機会に触れたいと思いますが、リーラ、プラサード、アルヴィナたちの確立したワーク(エッセンシャルライフ・コンサルティング、サトルボディ・ヒーリング、ハート瞑想)は、根底で繋がっています。
チャクラのエネルギーを扱うサトルボディ・ヒーリングでは、第5チャクラのエネルギーの理解の中で、個人のエネルギーのみならず、家族や国家、民族や人類といった集合的なエネルギー、そしてあらゆる時代の時間に関するすべてのエネルギーが含まれるとされます。
マインドセットの解放は、第5チャクラのエネルギーワークです。
それは個人のトラウマだけではなく、家族や民族のトラウマのヒーリングにも繋がってゆくものです。
この秋も、2週に渡り、それぞれの「悟りのシンクロニシティ」1ディワークショップを開催し、喜んで頂けたことが有難く嬉しいです。
参加してくださった皆様、本当にありがとうございました。
尾崎智子(Bhuti)
https://essentiallifeconsulting.jimdofree.com/
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