意識の多重構造マップとハート瞑想

意識の多重構造マップとハート瞑想

先日、LINEでギズモードジャパンのニュースを見ていたら、「壮大な宇宙をギュッと。一枚の絵にすると、こんなに神秘的」という写真がありました。


その写真は、ちょうど人間の瞳のような絵で、「人間の瞳のなかに全宇宙が含まれているのか」と思わせるような宇宙の地図でした。

この地図はPablo Carios Budassiさんというアーティストによって、NASAとESAミッションの画像とデータを使って作成されたもので、

真ん中から外側に向かって、太陽系、カイパーベルト、天の川が描かれ、周囲は宇宙の果ての宇宙マイクロ波放射とビッグバンのプラズマまで描かれています。

なぜ、こんな話をするかというと、では、人間の意識をひとつの図に表すとしたら、どんな図になるでしょうか?

その人間の意識をひとつの図に表したのが、この「多重意識構造」のマップなのです、ということを言いたいので、宇宙の地図の例えを紹介しました。

人間の意識とはなにか、ということは、宇宙と同じく解明できていない人類のテーマですが、人間の意識についての多くのことが、この「多重意識構造」のマップでシンプルに理解できるようになります。


人間の意識を表す地図としては、チャクラやサトルボディやオーラなどの図や、カバラの生命の木などが有名です。

地図というのは、現実の地形ではありませんが、その地図があることによって自分の位置がわかり、その地図をもとに目的地に到達することができますし、どこになにがあるのかということがわかります。

この「意識の多重構造マップ」は、人間の意識の構造を同心円で表したものです。

「サークル・オブ・ライフ」というふうにこの地図を考案したUIのディレクターであるプラサードたちは言っていますが

悟りのシンクロニシティ』の本を出版したときに、編集の方が、日本語としてわかりやすくということで命名してくれた名前です。

この図は、ユニティインスティチュートで教えていることをシンプルな形で教えられるのみならず、いわゆる精神世界、スピリチュアルの世界、瞑想のことなどを、わかりやすく説明することを可能にしてくれます。

私たちの外側の世界と内側の世界。
この物質的な世界と精神的な世界。
マインドの世界とハートの世界。

そして、今の自分のさまざまな悩みや問題が、
そのどこで生じているのか?
なぜ、生じているのか?
どうすれば、その悩みや問題を解決できるのか?

これらのことが、この図を見れば、ひと目でわかってしまいます。

私たちが人生で生きる問題は、この現実的で物質的な世界で生じていて、マインドと感情の世界で生じています。

人間関係の悩み、仕事の悩み、お金の悩み、どのように生きるのかという問題の90%は、この3つの悩みに集約されると言われています。

これらの問題は、意識の多重構造マップでは外側のパーソナリティの層と感情の層に集約されています。

パーソナリティというのは「人格」と訳されますが、「ペルソナ」(仮面)というギリシャ劇でつけていた仮面が語源になっています。

人格(パーソナリティ)とは、私たちが社会生活を生きるうえで、外側に向けてつけている仮面です。

ですから、外側の層には、この肉体や行動などの物質的側面、それらの行動のもととなっているマインドや思考、信念、思い込みなども含まれています。

そして、それらの層よりも、もう少し内側に入っていくと感情やフィーリングの層があります。

マインドよりも波動としてはもう少し繊細で、内側に入っていくことで感じられるようになります。

そして、さらに内側に入っていくことによって本質の層や中心がありますが、中心は瞑想で到達する境地でもあります。

その中心まで行くと、いわゆる瞑想によって到達できる境地ですが、それぞれの宗教や宗派などによって、さまざまな言い方があります。

空、無、仏性、タオ、神、宇宙、スペース、ひとつであること、など、それを体験した人たちの表現は異なりますが、同じことを表しています。

往々にして、瞑想というと、この中心の境地のみを指し、無心の境地、マインドや感情などの葛藤がない状態、空(くう)のみを強調しがちです。

しかし、OSHOやユニティインスティチュートで教えている瞑想では「気づき」ということを瞑想の重要な要素としてあげています。

つまり「多重意識構造」の同心円の、すべての層に気づいている状態です。

それは「意識」は、そのすべてを含んで、さらに広大でもあるからです。

ここでいう「気づき」とは「意識的である」、という意識と同じです。

そこでユニティインスティチュートでは、その外側の層から内側に入っていくための瞑想法として「ハート瞑想」を重視しています。

ハート瞑想について、詳しくはこちら

ハート瞑想では、中心の層だけではなく、外側の層のすべてに気づいていくハートのスペースを使います。

現在、ユニティインスティチュートでは「ハート瞑想ティーチャートレーニング」を終えた人たちが「ハート瞑想イベント」を開催しています。

また「悟りのシンクロニシティ1day」のセミナーでも、ハート瞑想を日常生活で実践していくための、さまざまな秘訣を学ぶことができます。

ユニティインスティチュートでの週末のコースを受講するのに、日程があわなかったり、遠方でなかなか参加できないという方でも、「ハート瞑想」や「悟りのシンクロニシティ1day」は、全国各地で開催されています。

ハート瞑想によって、この人生を、そして今日一日を、より豊かで楽しく、幸せに生きていくことができますように。

江谷 記
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意識の多重構造マップとハート瞑想
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サトルボディヒーリング、エッセンシャルライフプログラム、瞑想プログラムの3つの柱です。

今回はこれらすべてに関係する「意識の多重構造マップとハート瞑想」というテーマでレポートいたします。

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