つながりを感じる

<つながりを感じる>

前回は、第2チャクラの呼吸についてお話ししま
した。

今回は「つながり」をテーマにお話します。


現代は「つながり」が求められている時代です。

インターネットでつながりを求めている人が多く
います。

フェイスブックなどのSNSが盛んなのも、
みんながつながりを求めているからでしょう。


でもそれは、逆に考えれば、現代社会はつながり
が希薄になって、孤独な人たちが多いからなのかもしれません。


それはなぜかというと、自分自身とつながってい
ないからです。


これは不思議なことで、逆説的に聞こえるかもしれませんが、
自分の内側で深く自分とつながると、すべての人とも
つながることができるのです。


自分自身とつながると、あるがままの自分自身で
いつことができます。

ひとりでいても、愛する人とつながりを感じるだ
けではなく、すべての人、全存在とつながりを感
じ、全宇宙とのつながりさえ感じることができます。

それが瞑想で可能になることです。

「シンクロニシティ」はそのような、内面深くのつながりから
起こって来ます。

それはともかく、


第2チャクラは感情的な側面で、
人とのつながりを感じるエネルギーです。


第2チャクラの呼吸に気づくことは、
自分とのつながりを感じるためにも大切です。


第2チャクラが息を吸い込むとき、溶け合うフィーリ
ングを経験します。


何かを、あるいは誰かを「好きだ」というときには、
エネルギー的には、その好きな対象に溶け合おうと
するエネルギーです。


好きであればあるほど、ますます深く溶け合いたい
と思います。


好きな音楽と溶け合い、美味しいアイスクリームの
食べ心地と溶け合い、

新しい洋服の着心地のやさしい感覚と溶け合います。


飼い犬は飼い主に似ると言いますが、


大好きな犬と溶け合う感じを持てば持つほど、飼い
犬と飼い主は、どこか似た雰囲気になっていること
がよくあります。

好きなもの同士、溶け合っちゃうわけですね。


朱に交われば、赤くなるということわざは、

「朱色が入り混じれば赤味を帯びるように、人は付
き合う人の良し悪しによって善悪どちらにも感化さ
れるものだ」

という意味として使われています。


とりわけ第2チャクラのレベルではこういった感化
は起こりがちです。


第2チャクラの吸う息というのは、

何であれあなたの取り巻くエネルギーに対して、
あなたをオープンにして、それらと調和して溶け込
むことを助けるのです。


そしてあなたはそれを通して、まわりのものと、他
の人と、環境とつながっているという感覚を持ちます。


例えばひさしぶりに自然の中を歩いたときに、
第2チャクラが深く息を吸い込んで、自然を感じた
ときに、自然とつながっていると感じます。


浜辺で夕日を眺めているとき、自分が自然と溶け合い、
自然とひとつになっていると感じます。


誰か好きな人と話しているとき、あるいは触れ合っ
ているときに、その人とつながっている感じを持つのは、

その人といて感じるフィーリングに、あなたが溶け合
い、溶け込んでいるということです。


そして何よりも大切なのは、自分自身を好きになっ
て自分自身とつながることです。


それがなくては、
人とつながってもそれは表面的なつながりしか
感じられないでしょう。

深くひとつになったような、親密なつながりを感
じるのは難しいでしょう。
 
人と繋がるためにも、
まず自分自身と深くつながる必要があるのです。

そのために、
大きく息を吸いながら、腕を自分に回して、
自分自身を抱きしめてあげてください。


それだけでもあなたの第2チャクラは満たされ、
広がっていくでしょう。



ユニティインスティチュート事務局
江谷

参考文献:
「サトルボディヒーリング」
http://unityinstitute.jp/chakratraining.html