「オッケーなところ」って? By 黒田コマラ

私が「ありのままでいる」という表現に出会ったのは 19歳の頃だったと思います。

若く、これから成長し変わっていきたいと願う私には 「ありのままでいて」それが何の助けになるのだろう、 何が変わるの? と思ったことを今でも覚えています。

それから長い年月が過ぎていく中、 「ありのままをゆるす」ことで、 どんなに助けられてきたことでしょう。

それは「ありのままをゆるさない」ことが、いかに不自然で 苦しいことかを味わったからだとも言えます。

生きていると、いろんなことが起こります。 それに伴ない、感情が乱されたり、 こうあるべき/べきじゃないという考えに囚われて、 そうした「オッケーじゃない経験」を 私たちは変えようと努力します。

私がハートに出会えたことは幸いでした。 ハートの質である「ありのままを受け入れる」ことが、 自分の成長にも、人生を生きる上でも、 そして瞑想を深めていく上でも、 どんなに大切かをを学びました。

私たちの表面的な部分は、様々なことで乱れ動揺します。 仕事や人間関係で起こること、自分や家族の体の健康や、 社会、政治、経済の中で起こること、 地球上の気候など、影響を受ける対象は数え切れません。

こうした絶え間ない影響下で、不安や動揺を経験する中で、 いつも「オッケーなところ」があるとしたら、 そこに行ってみたいと思いませんか?

そこにはいつでも行けます。 なぜなら、それは私たちの中にあるからです。

外側で何が起こっていようと 私たちの中には、すでに・いつも「オッケーなところ」がある。

私たちは知らずに自分自身にプレッシャーを与えています。 「こんな自分じゃいけない」 「変わらないといけない」 「自分がしたいことを見つけないといけない」

このような緊張状態では「ありのままを受け入れる」ことが 助けになるようには思えないかもしれません。

ハートが、その「オッケーなところ」への扉を開きます。

ハートは、無条件にありのままを受け入れます。 ハートを感じると、自然にありのままをゆるすことが起こります。

ありのままを受け入れられ、スペースが与えられることで、 感情のエネルギーが、最初は大きくなったように感じるときも あるかもしれませんが、 受け入られることで何かが少し緩みます。

そしてたいてい自分がその感情や考えを否定して 抵抗することにたくさんのエネルギーを使っていたので、 ありのままを受け入れると緊張が緩んでリラックスします。

すると、まだ乱れや動揺がそこにあっても、 私たちのその経験の表面下にある、 すでに・いつも「オッケーなところ」に 気づきがゆっくりと広がっていくのです。

表面に経験していることをありのまま受け入れると、 今まで見えなかった、内側にある自分が本当に感じていることが わかったりすることもあります。

私たちの内側深くにある「オッケーなところ」 それは、私たちの中にある本質的なエッセンス、 たとえば愛や信頼、安らぎ、喜びです。

そして私たちが表面で体験している動揺したエネルギーも 内側のオッケーなところでくつろぎ、 そこにある本質を感じることを通して 自然と癒されていきます。

私たちが、内側の「オッケーなところ」から生きるとき、 生きる力が内側から湧いてきます。 そしてありのままの自分であることから喜びが溢れます。

6月の最後の週末に、ユニティインスティチュート主催で これをたっぷり体験できる「本質の目覚め」が開催されます。

神戸で開催されるので、関西にお住いの方は耳より情報です。

ハートの体験があっても、なくても、 本質が何かを知りたい人も、もっと深めたい人も、 「オッケーなところ」に興味のある方も、 どなたでも参加することができます。

少人数でじっくり体験を深める素晴らしい機会になると思います。