「恩寵の法則」について

このプログラムは

「内なる引き寄せの法則」
「本質の目覚め」
「恩寵の法則」

という3つのコースから構成されています。

この講座で学ぶことは
人生をどのように自分の中心からクリエイティブに生きるかということです。


前回12回のブログ講座シリーズでは
そのなかの「内なる引き寄せの法則の秘密」についてお届けしました。
「内なる引き寄せの法則の秘密」では、自分の内側の本質や中心につながったところから引き寄せることの法則を学びました。


今回はイタリアで開催された
「恩寵の法則」のコースでの内容の一部を20回のシリーズでご紹介します。
恩寵の法則では、さらにもっと大きなものとのつながりの中で人生を生きることを学んでいくことになります。


今回はその第一回目をお送りします。
人生を本質から生きるための知恵をお楽しみください。


第一回目 (はじめに)
創造的に生きるって、どういうことでしょうか?

創造的(クリエイティブ)であるというと、何か芸術家のように、あるいは科学者の発明のように、何かそれまでにない新しいものを創造するアーティストの特権のように考えてしまいがちです。


この「恩寵の法則」を教えているのはユニティインスティチュートのディレクター、リーラ、プラサード、アルヴィナです。
彼らのこれまでの人生の中でのそれぞれの探求と経験がひとつとなって、この「本質を生きる」のプログラムとなっています。

その一人であるプラサードは、美術に興味をいだいたときにある転機が訪れたといいます。 プラサードはハーバード大学のデザイン科、大学院に入学します。そこで自分の天職とも呼べるものに出会いました。 作品の制作を通じて、自分のクリエイティビティとフィーリングに触れることができたのです。 クリエイティビティのエネルギーを表現しようとして制作にとりかかると、内側では爆発が起こっているように感じました。 せきを切ったようにクリエイティビティがあふれだし、映像芸術とデザインのプロジェクトに結実しました。 こうしてプラサードははじめて人生に意味を感じます。
そして、その過程で気づいたことがありました。 それは、クリエイティビティは自分が創りだす作品よりも大きなものであるということでした。

「クリエイティビティとは何か?」
「それはどこからやってくるのだろう?」

こうして、プラサードは探求を始めます。
作品制作のプロセスに気づきを向けると、自分が創りだしたものは、どこからともなく自分にやってくることに気づきました。

プラサードは、芸術を創造するプロセス自体に、より意識を向け始めます。
写真を撮っているとき、彫刻を制作しているとき、ああしよう、こうしようと考えながら論理的な手順を追っているわけではありません。 制作の過程に意識を向けると、思考に一瞬のギャップが生まれ、自分が創りだしているものが、そのギャップを通り抜けてやってくるように感じたのです。

それは思考よりずっと深い、内側の場所からやってくるように感じられました。
プラサードはその内側のスペースとつながろうとしました。
そして、そこで理解が起こります。

そのスペースは内側に存在するものであり、驚くほど安らかで、同時に生き生きとしていて、そのスペースに触れることができれば、さらに大きなものへとつながっていくことができるということが。

この理解から、クリエイティブなプロセスを実生活に応用することができないか、プラサードは実験を始めます。
すると、内側のスペースにつながりながら動いていると、人生におけるさまざまなことがずっと楽に、しかも思いがけない形で起こることに気づきました。

この『本質から生きる』というプログラム、そして「恩寵の法則」はそれらの体験からの気づきがひとつのヒントとなってもたらされました。



それでは、「恩寵の法則」第一回目をお楽しみください。

2011.12.19