サトルボディヒーリング トレーニングについて

「サトルボディヒーリング」シリーズ第28回:「サトルボディヒーリング トレーニングについて」 このブログシリーズは、ユニティインスティチュートで開催されている「サトルボディヒーリング」のご案内として連載しています。 ユニティインスティチュートのニューズレターのご登録はこちらで↓。 https://unityinstitute.jp/mail/subscribe.cgi 今回から、『悟りのシンクロニシティ』の翻訳者、市場義人さんにご登場いただき、個人的な体験も交えて市場さんが「サトルボディヒーリング」から学ばれたことを色々お話ししていただけることになりました。 とても楽しみなシリーズになりそうです。(^^)/ では早速、市場さんにご登場いただきましょう。         …………○…………○…………○………… サトルボディヒーリング トレーニングについて: いよいよサトルボディヒーリング8期生のトレーニングが始まります。 ときの流れは不思議ですね。 何かひとつのことに打ち込み、それを探求し、熟達していくのには時間がかかります。 経験を積んでいくしかない分野があるのです。 そして熟達と引き換えに歳をとっていきます。 肉体的存在としての人間ということを考えると、何かに熟達することは肉体の経年という代価の上に成り立っていると感じます。 ですから、自分にとって本当に大切なことに時間を使う必要があるのです。 サトルボディヒーリング トレーニングが今年で8期生を迎えることを考えると、1期生である私は、トレーニングを始めてからすでに8年目に入るとういことですね。 7年間、このサトルボディヒーリングという方法にかかわってきて、それに時間を費やしてきたわけです。 その7年はどういう意味をもっていたでしょうか? 私は現在それを喜んでいるでしょうか? これからはどうでしょう? サトルボディヒーリングとともに年齢を重ねていくことを望んでいるでしょうか? 答えはどちらもイエスです。 サトルボディヒーリングの方法による知覚は私に多くのものを与えてくれました。 サトルボディヒーリングを行うことにより、私は人生を学んでいると感じています。 まずその方法が私に教えてくれることがたくさんあります。 このエッセイでは、すこしずつ順を追って私が学んだことをお話ししたいと思います。 (1)「受け入れること」 サトルボディヒーリングは最初にハートのチャクラを入り口にします。 サトルボディ(エネルギー体)をヒーリングする技法は他にもたくさんあるのだと思います。 チャクラに関する本もたくさん出版されていて、多くの人がチャクラという言葉になじんでいます。 それでは、チャクラやエネルギー体を扱う多くの技法と何が違うのでしょうか? サトルボディヒーリングの特徴の第一は、ハートの働きを使うところにあります。 ハートにはたくさんの働きが認められています。 誰でも最初に思い浮かべるのは、「愛」でしょう。 「愛」はたしかにハートの働きですが、一般に考えられているロマンティックな愛は、多くの場合、ハートではなく第二チャクラの働きによるものです。 人と人がひきつけあう、感情的なつながりは、第二チャクラの領域なのです。 そこからは嫉妬や、悲しみなどの苦しみが生まれる余地があるのです。 ハートは確かに「愛」を生み出しますが、そのエネルギーは自分を中心にしたものではなく、相手に対する温かく優しい心遣いであり、ハートのもうひとつのはたらきである、慈愛に近いものだと感じます。 たとえば、私は動物が苦手な方なのですが、パートナーが飼っているネコとはもう長年の付き合いです。 ですからそのネコには特別な気持ちがあるにはあるのですが、それでも猫が好き!という感覚ではありません。 あるとき、そのネコが病気になり、もうだめかもしれないという状態になったとき、私のハートからネコに向かって温かいエネルギーが流れ出ました。 ただそのネコのためだけを思う不思議なエネルギーでした。 この経験から、好き嫌いという感覚と「愛」というエネルギーは違うのだなということを学びました。 (ネコは今は元気を取り戻しています。) 「愛」についてたくさん書きましたが、本題にもどりましょう。 そのハートのはたらきのひとつに「受け入れる」というものがあるのです。 ハートのスペースから思考や感情の動きを感じ、また見るとき、私たちはそれを受け入れることができます。 それに巻き込まれもせず、拒絶もせず、ただあるがままをそのままで受け入れるのです。 内側の探求をしようとするとき、このはたらきはなくてはならないものです。 なぜなら内側には見たくないもの、感じたくないものがたくさん詰め込まれているからです。 私たちは小さなころから、そのままの自分でいることが許されませんでした。 泣いていたら泣くなと言われ、親に怒りを向けたら親に対して何をするのだ、情けない子だと言われ、年少者にいじわるをしたら、ひどい子だ、もっと良い子でいなさいと言われ……。 親や大人たちに愛されるために、私たちはそのままの自分でいることをやめ、演じはじめたのです。 サトルボディヒーリングの創始者のひとり、リーラは、このあいだ神戸でおこなわれた瞑想コースの中で、「この中で自分が美しいと知っている人はどれだけいますか?」と尋ねました。 参加者の中にはリーラたちとともに瞑想を続けてきている人たちもいて、そういった人たちは手をあげました。 自分の内側に美しいものがたくさんある、それがサトルボディヒーリングやELCを通じて私たちが学ぶことになることのひとつなのですが、その後リーラが言った言葉は衝撃的でした。 リーラは、手を挙げたひとたちもいることに「ふ~む」と言ってうなずきながら、こう言ったのです。 「でもね。今手を挙げたあなた方が思っているよりあなた方はずっとずっと美しいのですよ」 それでは、リーラが言うように私たちがそれほど美しい存在なら、なぜ自分についてそう思える人が少ないのでしょう? それは上にも書いたように、私たちの中に自分が拒絶したたくさんの感情が詰め込まれているからです。 その感情は私たちの表面を分厚い皮のようにおおっていて、内側に入ることを難しくしています。 それでも内側を探求し本来の自分を見つけだすためには、自分の中にあるどんなものでもそのままで受け入れて対面する必要があります。 本当に自分の内側が美しいのかどうか、それを知るためには嫌な自分を通過しなければならないのです。 人間について、人間とはもともと醜いものだと言う性悪説と人間はもともと善なるものだと言う性善説が分かれているくらいですから、内側が本来的に美しく、善なるものだという理解に実感としてたどりつくためには性悪説が生まれる根拠となるみにくい自分も受け入れて感じとり、かき抱く必要があるのです。 それを可能にしてくれるのがハートのはたらきなのです。 ハートの「受け入れる」というはたらきを使うことで、私たちは内側の探求の旅に出ることができるのです。 これはクライアントに対しても同じことです。 サトルボディヒーリングでは、クライアントのエネルギーをリーディングします。 そのとき、ハートを入り口にしてそれを行うと、クライアントのどのような姿も、その善悪を判断することなく、受け入れることができます。 それこそ、クライアントが願っていることなのです。 それはダメだこれは良いなどと判断する人のまえで、私たちは素直に正直になれるでしょうか? だれでも自分を受け入れてほしいし、そのままで受け入れてくれる人のまえで初めて、その人も自分の深い内側を開くことができるのです。 私の師であるOSHOは、「愛さえあれば、他に何もいらない。ヒーリングは愛のはたらきなのだ」(引用ではなく、なんとなくこんな感じの言葉です)と語っています。 「受け入れること」と「愛」のはたらきがすべてのヒーリングの根本であり、サトルボディヒーリングでは、ハートを入り口にすることで、だれもがそのはたらきを学び、育てていくことができるようにしてくれるのです。 リーラの「内なる引き寄せの法則」のセミナーが7月13日~15日に開催されます。 https://unityinstitute.jp/schedule/booking.cgi?code=130713-15Le_EL1_f