にせの中心と葛藤から本質へ

「チャクラと悟りのシンクロニシティ研究会」の先
月のテーマは、第3章 「意識の多重構造マップの
活用法 」を一緒に読んで、エクササイズと瞑想
をしました。

午前中は、「にせの中心」に気づくワーク。

色々な人格を描いたカードを何組か揃えて、「私
は誰か?」という問いに答える人格(にせの中心)
を見つけてみました。

参加者のMさんからは、さっそく

「昨日はすごいことを学んだ気がしました。」

という感想をいただきました。

「気づかされたこと

・「ニセの自分」を「本当の自分」と長く思って
いたこと

・トランプやカードに出た自分を「本当の自分」
と自己同一化していたこと」


何十年も前に、人間関係で悩んでいた僕に、リー
ラが僕自身の人格の図を書いてくれて、あるお話
をしてくれました。

「これこれこういう人格たちがいて、あなたとい
う家の召使いの仕事をしている。この家の主人は
グーグーと眠りこけているから、召使いたちが
仕事をしないので、家が無茶苦茶になっている。
大切なことは、主人が目覚めることだ。」

と言って、そのために、ワークを教えてくれまし
た。

「あなたは、マインド(人格、役割、感情、態度
など)より大きな存在であることに気づくでしょ
う」

と教えられました。

この遊びに満ちた方法を、もっと本格的に、大が
かりに教えてくれたのが、セドナでの「サイコロ
ジー・オブ・ザ・ブッダ」というコースで、僕は
初めてプラサードやアルヴィナたちにも会い、自
己同一化、非同一化について教えられました。

それが、たぶん20年以上も前のことです。

僕はこの自己同一化を外すワークは、それから長
年研究をしてきました。

イタリアのアサジオリという、フロイトの弟子が
創ったサイコシンセシスというワークは、サブパ
ーソナリティからの、脱同一化と呼んでますし、
ナラティブ・セラピーでは、問題を外在化する
ための方法として、様々な手法があり、内的家族
システム療法(IFS)でも、パーツへのアプロー
チがあり、自我状態療法などソマティックなセラ
ピーにも、パーツからの非同一化があります。

サトルボディヒーリング的には、第六チャクラの
気づきの障壁のひとつして同一化があり、メタフ
ィジックには「第三の眼のカメラのレンズの口径
を狭めることであり、「気づきが少なければ少な
いほど、より自己同一化し、気づきが高まれば高
まるほど、より自己同一化は少なくなる」サトル
ボディヒーリングP237 ということです。

感情的なリアクションをしているときは「にせの
中心」に同一化しているので、その状況を思い出
して、「その時、自分は誰れになってリアクショ
ンしているのか?」を思い出すワークをして、お
昼ご飯へ。

Mさんは、

「その時OSHOが「私は今まで嫌いな人に会ったこ

とがない」と語ったことを思い出しました。
 

「不思議ないい回しだなあ」と思っていた謎が解
けました。

私の場合、感情が、特に怒りの感情が来た場合、
ニセの自分が即反応して、感情に巻き込まれ、思
考にイカリを下ろしていまいます。で、「責め男
君」なのです。

OSHOはやはりハートから
観ていたんですね。」

という感想を送ってくれました。

人格のカードには、例えば、「責め男君」「し
きりたがり屋」「理論家」「信念さん」などがあ
り、しかしこれらの意味、シンボルをたどると、
本質につながっていくこと、例えば「明晰さ」
につながるということも探求しました。

お昼からは、にせの中心に同一化してしまってい
るとき、葛藤をいつも抱えているという部分を読
んで、葛藤に働きかけました。

まず、三人組が四組できて、部屋を大きく使って
のサイコドラマ。

葛藤とはどんなことなのか? 体感して、マイン
ドに巻き込まれているパターンを実感します。

さらにハート瞑想で、マインドから距離を持つこ
とを少しずつ体験します。

葛藤しているどちらか一方でなく、二つのマイン
ドが見えてきたときに、二元性を超えられます。

あちこちで、笑いが生まれ、苦しかった葛藤に
巻きこまれない経験をします。

そうやって愛を持って離れた視点から見れたとき
に、葛藤しているどちらか一方を選ぶのでなく、
どちらも大切な何かを求めていて、配慮が必要で
あることが理解できます。

3人組で、ひとりの葛藤をみてゆくワークで、
自分以外の二人が、二つの葛藤の役をします。

葛藤している二つの部分の、どちらもが本質を
求めていることを理解して(そのために二人の
パートナーにも助けてもらって)、本質が見つか
れば、葛藤している二人に本質につながって、
本質になってもらい、それを眺めます

演技でするのでなく、本質になるのです。

これには、今までやってきたチャクラのワークの
理解も助けになります。

最後は三人組でハグをして(二つの葛藤・本質を
抱きしめる)葛藤の解消を感じました。

例えば、「自己実現」と「子育て」が葛藤してい
たTさんは、

「なぜ、二つが矛盾すると思い込んでいたのか、
不思議な気がしました。確かに両方同時にやるの
は大変な事だけど、自分のできる範囲で、やって
いけばいいのではないかと。そして、どちらも自
分にとって、とても大切なものだと実感しました


と感想を書いてくれました。

また、

「本来の仕事に集中すべき」というのと、
「ヒーラーとして愛の実践をしたい」というのが
葛藤していたSさんは、

「一点集中」と「自信」という本質に繋がり、
「ワークにより、両者が対立するのでなく、より
深い層で、両立かつそれぞれがそれぞれを高めて
いくのだ」

と感じたとの感想をくれました。

またKさんは、

「葛藤している二つの意見が近過ぎると、何が起

こっているのかわからない。」
しかし「瞑想して、二つから距離を取ると、落ち着
いて、他人事のように、漫才のように思え」、さら
に二つの本質を感じると「もう自分の中に、それが
あるのがわかった」


との感想を書いてくれました。

葛藤のワークの後は、意識の多重構造を順番に感
じていく丁寧なハート瞑想をして、さらに中心の
エネルギーを、今度は外向きに本質にもたらし、
強みにもたらし、感情を癒やし、マインドはクリ
アーになり、身体はリフレッシュをする、という
ガイド瞑想で、しめくくりました。

で、部屋は出て、喫茶店にみんなで行って、
「気づきを広げていくと、やがて「意識の多重構
造マップ」のすべてのサークルに、同時に気づく

ことができるようになります。
 

行動、思考、感情に気づきながら、自分の強み、
本質、それにスペースにも気づいて、中心でくつ
ろぐことができます。」悟りのシンクロニシティ
 P159 などのページを読みました。

周りに迷惑にならないように、小声で輪読しなが
ら、雨の音にも気づき、心地よい疲れとお茶の味
にも気づき、同時に強みにも、本質にも、中心に

も気づく至福の時間・・・
 

ありがとうございました。

辻本VIJAY 記

エッセンシャルライフ コンサルタント

ハート瞑想ティチャー

チャクラ・イベント・ティチャー

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