菓子業界で新商品を開発する、Mr プロフェッシ
ョナルが、子供たちの「ものづくり」を手伝う
TV番組を先日見た。
選抜された8人の子供たちが、チップス菓子を
新しいアイデアで商品化する「ものづくり」
プロジェクト。
Mrプロフェッショナルが子供たちにまず教えた
ことは、
「自分にウソをつかない」
事前に子供たちに「自分の夢は?」など、
様々な質問のアンケートをしてみたところ、
子供たちの回答を読んだ Mrプロフェッショナ
ルは、子供たちのマインドがいかに「コピペ」
であるかに驚いたという感想が最初にあった。
回答がいかにそれらしくても、
それは本当に自分が好きなことなのか?
本当に自分の体験から来ているのか?
大人になった人生を見れば、
周りの期待を生きることで
いかに喜びを失っている人が多いことか。
世間の価値観、正しいとされること、多くの人
が賛同することに、どれだけ私たちは、影響
されているだろうか?
「自分にウソをつかない」
まず子供たちはそこから向き合う。
グループの中には自信のない子供もいて
「自分は何がしたいのかわからない」
ところから出発。
これは素晴らしい出発点になりえる。
なぜなら、そこから自分と向き合って
自分の中の「知っているところ」への、探求が
始まる。
友達にアンケートをとって、梅塩味にする案を
最初に提出した男の子は、Mr プロフェッショ
ナルから
「それは君が本当に好きなものなの?」
「そのアンケートにとらわれ過ぎてない?』
と問いかけられる。
それは、この男の子を揺さぶり、自分に向き
合わせる。
自分の中にすでにあるものを発見し、信頼し、
価値をおくと、そこに熱量が生まれる。
そのエネルギーが人に伝わっていく。
子供たちのプレゼンテーション後に、二人の
アイデアが選ばれ、
そこから、そのアイデアを残りの子供達を含め
た、二つのチームで洗練させていく、という
ステップに番組は進行する。
人生をつくっていくときも同じことが言える。
まず、自分の中にあるものに出会う。
それが、最初のステップ。
この番組を見ていて、
これは「本質を生きる」あり方と同じだなと
思った。
誰の内側にも本質がある。
それを感じることで、人は感動し充実した体験
をする。
その本質を、どのように生きることの中で表現
するかは、一人ひとりユニーク。
その自分の、ユニークな表現に価値を与えて、
楽しめるとき、生きる力と自信がやってくる。
「コピペ」で無難な人生を生きるより、
生きることの本当の喜びを感じて、最高の自分
でいられる機会を自分に与えられることは、
最高のプレセントだろう。
*コピペ:コピーしてペースト(貼り付ける)
することの略
Much love
黒田コマラ
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