「私たちは誰でも強みや才能をもっている」byトーショー

強みや才能というと、私たちの多くは、
それは自分とは関係なく、一部の才能に恵まれた
人たちのことだと考えます。
 
確かに世の中には飛び抜けた才能の持ち主がいて、
キラキラと、輝くように生きているように見える
こともあります。
 
 
たとえばマイケル・ジャクソンは、その音楽や
ダンスの才能は死後に上演された記録映画
 ”This Is It”を見ても圧倒的なものでした。
 
 
映画”Imitation Game”では第二次世界大戦中の
ドイツ軍が用いた暗号「エニグマ」解読に
最大の貢献をしたアラン・チューリングの生涯が
描かれています。
 
この暗号を解読できていなければ、戦争の結果は
違ったかもしれないとさえ言われています。
 
彼は現在のコンピュータの原形を作った人で、
その数学的才能は群を抜いていました。
 
 
芸術の世界でも、科学の世界でも、人類に貢献
するような才能は確かにあるようです。
 
そして私たちは(特に若いころは)、人生での
幸せは才能の有無によるものだと思ってしまい、
自分には才能がないと考えて悩むことが多いのだ
と思います。
 
 
ユ二ティインスティチュートの創始者3人による
「悟りのシンクロニシティ」によると、
私たちを本当に満足させてくれるのは、本質です。
 
人間の内側に入っていくと、
そのあり方はいくつかの同心円によって表される
多層構造になっていることが分かります。
http://unityinstitute.jp/ishiki_map.html
(「悟りのシンクロニシティP33~P50)
 
 
外側の表面的な層には思考や感情があり、その人
のパーソナリティを形成しています。
 
この部分は外側からの影響により成り立っている
といっても良い部分で、
 
この部分が望んでいることは、本当は自分の性質
と合っていないかもしれません。
(たとえば、親が医者なので自分も医者になるの
 が当然であるといった感じ方など)
 
 
内側深くに入っていくと、
自分にとって本当に大切な性質に触れるように
なります。
 
たとえば愛、優しさ、勇気、感謝、慈愛、安らぎ、
安心感、調和など。
 
これを本質と呼びます。
 
本質は私たちの誰もが持っているもので、
この性質に触れ、それを表現することができると、
生きていて本当に満足することができるのです。
 
 
さて、ここでこの文のテーマである、強みと才能
について考えてみます。
 
「悟りのシンクロニシティ」P242に
 
『私たちのより深い本質を表現するには、
 強みや才能が必要です。
 そしてそれは誰でも生まれながらに持っている
 ものなのです』
 
と書いてあります。
 
引用をもう少し続けましょう。
 
『強みは、橋のような働きをします。
 内なるサークルにあるあなたの真の本質と、
 外側で表現される実際の生活との懸け橋となる
 のです。
 
 誰でも中心につながり、
 自分にとって大切なものに触れている瞬間が
 あります。
 
 そのとき自分の強みを使えば、内なる本質を
 表現し、クリエイティブに生きることができます。
 
 強みがあるおかげで“内なる本質”の香りが
 生き方に反映されるのです』(P242)
 
 
これまでの学校教育の中で強みや才能は、学校で
学ぶ教科や行われる活動に関してどれほど優秀で
あるかによって測られるものであったと言えるで
しょう。
 
それで多くの人たちは自分には何の能力もないと
考え、落胆してしまいます。
 
ところが、この本の中では、
強みや才能は誰にでもあるものであり、
それは自分にとって大切な本質を表現する方法で
ある、と書かれているのです。
 
ここでは才能の新しい定義がなされていると
言えるかもしれません。
 
ELCのセッションの中では、クライアントの方
が自分のもっている強みや才能を発見する瞬間は
いつでも感動的です。
 
 
あるクライアントの強みの一つは「丁寧さ」でした。
 
自分ではときにまどろっこしいと感じていた
「丁寧さ」「繊細さ」が実際には深いところで
感じる力を与えてくれていて、
 
本物を感じる力、腑に落ちる力とつながっており、
それが自分の内側から湧いてくる信頼、楽しさ、
気づきをかたちにする力を与えてくれていました。
 
具体的には書道や芸術の鑑賞などに、この強みが
発揮されていたのです。
 
それを知ったときに力強い感じが足から湧き上がり、
自分が今までそれほど注目していなかった強みが
生きていく上で、とても大切な能力であることが
分かりました。
 
 
また別の方の強みは、ほとんど本質と重なるもの
でしたが、「気づき」でした。
 
気づきは光であり、その光があるおかげで、
物おじしない社交性や徹底的に物事をやる能力、
集中力、観察眼などのさらなる強みが生まれて
きていました。
 
そしてそのすべてが仕事上でこの方の深い「愛」
を表現する方法となっていました。
 
 
自分の強みを意識したときに、愛は広がり、
チームの仲間と手をつないでできていた輪は、
気づきの中では原っぱいっぱいに広がり、
さらに人間全部とのつながりへと広がりました。
 
強みと才能を意識することで、本質はその本来の
輝きをさらに増し、本質を運ぶことで強みや才能
はさらに豊かに伸び、育ちます。
 
ELCのセッションで行うように、本質の発見
から始めて、
本質を表現するための強みを見つけることは、
その人らしく力強く生きていく上での大きな
ステップになります。
 
 
では、どうしたらあなた独自の強みや才能を
発見できるでしょう?
 
それは自分で行っていて簡単で楽しい活動を
考えてみることです。
 
強みや才能を発揮しているとき、とても自然で
楽しいのです。
 
ですから、それが特別の能力であることに
気づきません。
 
その活動に光を当ててみると、たくさんの強みや
才能が隠れています。
 
(一人では強みや才能を発見するのが難しいと
 感じられるなら、ELCのコンサルタントが
 お手伝いすることもできます)
 
強みや才能に気づき、意識的に使うことができる
ようになると、
生きていくことが本質の豊かな表現になっていき、
 
自分という存在に、
誰とも比較できない価値があることを感じるよう
になるでしょう。
 
トーショー記
 
インナーブロッサミング
http://inner-blossoming.com/index.html
 
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◆ ユニティインスティチュート スケジュール
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Essential Living (E.L) 
「本質の目覚め」in神戸
日程 2017年7月28日(金)~30日(日)全3日間
講師 黒田コマラ
※早割期限 2017年6月27日(火)
http://tinyurl.com/n4h29jl
 
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Essential Living (E.L) 
「本質の目覚め」in鎌倉
日程 2017年9月1日(金)~3日(日)全3日間
講師 黒田コマラ
※早割期限 2017年7月31日(月)
http://tinyurl.com/m7pkh4x