「ELC」シリーズ 第二十二回:ハート瞑想会(Yさんの場合)
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今回はエッセンシャルライフコンサルタントのトーショー(市場義人)さんがハート瞑想会についてレポートしてくださいます。
では、トーショーさん、よろしくお願いします。
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私は、しばらく前にハートの瞑想会を始め、もうすぐ3回目になります。 瞑想会には最初から、あるいはそれ以前のELC体験会から参加してくださっている方もいらっしゃるのですが、その方たちの経験が一回ごとに深まっていくのを感じ、ハートの世界に触れていくことの意味を実感しています。
今日は、そのうちの一人の方のお話をしたいと思います。 (お話を掲載する許可をいただいています)
その方(Yさん)は、もともと、『悟りのシンクロニシティ』が発売されたときに行われた、ELCの創始者のふたり、プラサードとアルヴィナによるハート瞑想のイベントに参加され、感銘を受けられたのでした。
それからしばらく経ち、私が行ったELC体験会に参加してくださったのですが、ハート瞑想のとき、何度か涙を見せ、終わったあとも少し苦しそうにしていたので、心配していました。 ただ、瞑想のあとシェアーをしているときにも、なんとなく彼女のハートが光っているように感じたので、たぶん、良いことが起こってはいるのだろうなとも思っていたのです。
Yさんは、「大丈夫です」と言いながら、同時に正直に「内側に壁のようなものを感じています」とも言ってくれました。
あとから話を聞いたところ、その日はいっしょに参加していた友人と「ご飯を食べて、たくさんサポートしてもらいました」とのことでした。 また、次の日に、「自分でハートにアクセスし、理屈でない涙が流れ、とてもしっかりと自分に戻ってくることができました」と報告してくれたので、ホッとしました。
あとから振り返って、「一人では恐れがあって入れない場所に、あの日は飛び込めたのだと思います」とグループの良さについても話してくれました。 そしてそのときに壁のように感じたのは、孤独感だったとも。
Yさんは、瞑想の中で孤独感を感じ、ひとりで内側に入っていくことの恐れに触れたのではないかと思います。 しかし、それをハート瞑想の中で経験したことはとても良かったと私は感じています。 というのも、ハートには「愛」と「ありのままで受け入れる」という質があるので、経験した恐れや孤独感は、愛と受容の雰囲気に優しく包まれて、溶けていくことができたのだと思うからです。 (それが本当に溶けたのは、次の日に、自分でハート瞑想をしたときでした。 一人でもう一度そのスペースに入っていった勇気を尊敬します)
Yさんは、翌週に行ったハート瞑想の会にも参加してくれました。
そして、そのときの経験は劇的なものでした。
瞑想会の後、Yさんはエクササイズでパートナーになった人とハグをしましたが、ふたりはとても静かで溶け合うような雰囲気で長い間じっとしていました。
そのときは良いことが起こったのだろうなと思っただけだったのですが、後からYさんがくれたフィードバックから、とても大切なことが起こったことが分かりました。
そのときのハート瞑想の会では、ハートから人の話に耳を傾けるというエクササイズを行いました。 そのときYさんは、女性性を否定してきた話をしたそうです。 話をしているうちに、涙があふれ、「自分に何が起こっているのかわからない、とにかく涙が止まらない、という状態」だったそうです。 そしてその日と翌日の二日間をかけて、「子供のころ女性性のトラウマになった出来事で、感じ切れずにいたそのときの思いをやっと感じることができ」たということでした。
これは、相手がハートから聴いてくれたことで起こったことだと思いますが、そのときの涙について、Yさんは、「その涙は、女性性の否定に関する感情ではなく、私の人生にはあるはずがないと思っていた何かが、あることに気づいてしまったから、だったと思います。 ずっと求めていて得られなかったものが、あった、という感覚です」 とおっしゃっています。
Yさんの言葉をさらに引用します。
「自分が一人で降りて行ったと思っていた場所(瞑想で入っていった場所)に、人がいた。 あなたがいてくれて、ありがとう。 これを読んで他の人が理解できるとは思えないのですが、 言葉にするとこれしかありません。 彼女(エクササイズのパートナー)は、私に起こっていることをハートから聞いて、とてもよく理解して共感してくれたのだと思います。 だから、ハートが共鳴した。 先週の会で感じた孤独感に対する、自分からの一つの答えなのかなと、今書きながら思いました」
誰もが孤独を恐れているのではないでしょうか。 日常生活の中では、多くの人が人の中に自分を失うような形で人と関係するのも理解できることです。
瞑想をするということは、ひとりで自分の内側に入っていくことでもあります。 そこには自分だけしか存在しません。 ときとして、それは恐れを生み出します。 誰とも共有できないスペースに入っていくように感じるのですから。
ところが、ハート瞑想により、ハートの内側にはいっていくと、不思議なことが起こります。 内側に深く入れば入るほど、私たちはバラバラの孤島ではないことに気づくのです。 ちょうど見たところ海に浮かぶ島は孤立しているけれども、海の底ではどの島とも大陸ともつながっているのと似ています。
深く内側に入ると、その中心で私たちはつながっているのです。 これは、実際にハート瞑想をしてみて初めて納得できることかもしれません。 ハートから耳を傾けるということは、相手の言葉を外側からの信号として聴くだけではありません。 相手のこころが、ハートの内側から響いてくるのです。 私たちが同じ源泉からやってきているのだと教えてくれるように、ハートは同じエネルギーで二人を満たします。
それが、Yさんが感じたことだったのかなと私は想像しています。
Yさんは、フィードバックの文章の最後にこう書いてくれました。
「ハートに癒せない傷はない、というのは、本当なのかも。。。」
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今週、私がファシリテートするハート瞑想関連のイベントがいくつか予定されています。 このブログをお読みになって、興味を持たれた方は、ご都合の良いイベントに顔を出してみられると良いかもしれませんね。
1.6月27日(金)ELC体験会 19:00から21:00アートユニティにて 参加費:1,500円 (ユニティに直接お申込みください) 2.28日(土)ミニワークショップ:ハートのスペースを探求する(第3回)「ハートから見る」13:00から19:00 (6時間)川崎市 JR南武線中野島 5,000円 3.29日(日)ミニワークショップ:ハートのスペースを探求する(第2回)「ハートから感じる」13:00から16:00まで(3時間)武蔵野市 JR中央線武蔵境 3,000円
2,3のイベントに関しては、swtosho☆gaia.eonet.ne,jp(市場)まで、☆を@に替えて、お問い合わせください。
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トーショーさん、ありがとうございました。
エッセンシャルライフコンサルティング(ELC) コンサルタント養成コース 3期生募集 開催日時:平成26年8月1日(金)~3日(日)
お申し込み:お申込用紙に記載して、和尚アートユニティにお申し込みください。 電話受付:0467-23-5683 (和尚アートユニティ内:ユニティインスティチュート事務局
ELCコンサルタント養成コースレベル1 パート2は12月5日(金)~7日(日)を予定しています。 パート3は2015年3月に予定しています。
『悟りのシンクロニシテイー』はhttp://tinyurl.com/cf4awhlで入手できます。
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