「恩寵の法則」 20回 (イタリア編)
このシリーズはイタリアで開催された「恩寵の法則」のコースでの内容の一部を
20回のシリーズでご紹介します。
恩寵の法則では、さらにもっと大きなものとのつながりの中で
人生を生きることを学んでいくことになります。
今回はその第20回目をお送りします
人生を本質から生きるための知恵をお楽しみください。
ちなみに、日本での「恩寵の法則」は2012年3月9日(金)~12日(日) 東京で開催されます。
https://unityinstitute.jp/schedule/booking.cgi?code=120309-11Pr_EL3_f (
はじめに) 「求めよ、さらば与えられん」という言葉が新約聖書にありますが、
そこで考えて欲しいのは、何を求めているのか、ということです。
和尚ネオタロットに「マインド」のカードがあります。
自分が考えることが直ちにかなってしまうというお話しです。
それは、偶然、天国に紛れ込んだ旅人の話です。
そこでその男は、何でも願いの叶う樹の下に座ります。
腹が空いたな、何か食べ物でもあれば……と思うと、食べ物が出てきます。
どこから出てきたかにも気が回らず、それを食べてしまいます。
今度は、何か飲み物があったら、と思う。 すると美味しいワインが出てきます。
そこで、ワインを飲んでから、はたと考えこんでしまいます。
いったい、これはどうなっているんだろう、と。
もしかしたら、幽霊に化かされているんじゃないかと思う。
すると幽霊が現れる。
最後にその男は、自分が幽霊に殺されてしまうかもしれないと考えた瞬間、
殺されてしまうというお話しです。
人は考えたとおりの人間になり、考えたことをまわりに引き寄せてしまいます。
自分の天国を作るのも、自分の地獄を創造するのも自分の考え方しだい。
自分以外に、自分を苦しめている者はいない、とOSHOは言います。
「あなたがなにを考えようとも、いずれそれは実現する。
あなたがあなたの源を深く見守ったら、あなたは自分の思考のすべてが、
自分と自分の生を創っていることに気づくだろう。
蜘蛛そのものが、自分の巣で捕えられている。
あなたを虐待している人は、あなたをおいてほかにいない。
一度このことが理解されたら、ものごとは変わり始める。
自分の地獄を天国に変えることができる。」
OSHO また別のいい方があります。
「求めるな。するとあなたは与えられる」
つまりここで言っていることは、外側に求める必要はない。
あなたはすでにそれは持っているのだから、ということです。
あるいは別のいい方をすれば、あなたが本当に求めているものは外側にはありません。
それは内側を求めることによって、
すでにあなたは与えられていることに気づくでしょう、ということになります。
今回で「恩寵の法則」(イタリア編)は最終回になります。
これらはイタリアでの「恩寵の法則」のコースの一部をテキストに置き換えて、お知らせしました。
人生をクリエイティブに、豊かに、楽しみながら生きるヒントにしていただければ嬉しく思います。
ちなみに、日本での「恩寵の法則」は2012年3月9日(金)~12日(日) 東京で開催されます。
https://unityinstitute.jp/schedule/booking.cgi?code=120309-11Pr_EL3_f
それでは「恩寵の法則」第20回(最終回)をお楽しみください。
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20回:「本当に探し求めているもの」
私たちはこれまで本質を外側で探すように教えられてきました。
例えば、関係性のなかで、私たちはそのなかに愛という本質を求めています。
私たちは周りにあるものごとの中にさまざまなものを求めていますが、
そこで私たちが本当に探し求めているものは「本質」なのです。
私たちはそれらの対象が自分に何かを与えてくれると期待していますが、
私たちが本当にそこで求めているものは本質なのです。
実際にはそれらの本質は内側にあり、外側にはありません。
外側は人生の重要な部分ですが、それはあなたの本質の源ではありません。
あなたは一生をかけて本質を外側に求めてきて、それでもぜんぜん満足していないかもしれません。
例えばあなたが家を探しているとします。
まさに完璧な家を、自然の中にあってしかも都会に充分に近い完璧な家を探しながら、
じつは、自分がある本質を求めていることを知らないとします。
願いにかなった家を本当に見つけるには、かなりの緊張とプレッシャーを感じるでしょう。
そして仮に、あなたはひとつの家を見つけたとします。
それはまさにぴったりの自分が望んだとおりの家で、その上それほど高額ではなかったとします。
そこであなたはそこに移り住むのですが、何かが完璧でない感じがします。
そこであなたは、家に車庫が必要なのかも、あるいは赤いソファーが必要なのかも、
それがないからぴったりこないのかもしれないと思います。
あるいは、犬が必要だと思います。
つまりいつも何かが足りません。
しかしそこに欠けているものは、犬や赤いソファーではありません。
あなたが外側に求めていて、そこに欠けているものは、本質とのつながりです。
あなたはある本質をそこに求めているのです。
もしかしたら、あなたは「くつろげる家を求めている」とも言えるでしょう。
そこであなたが本当に求めている本質は「くつろぎ」なのです。
それはすでにあなたのなかにある本質であり、内側でくつろぎとつながったとき、
そこにくつろぎがあるのです。
そのときもしあなたが自然のなかの素敵な家を持っていれば、そのくつろぎはさらに拡大するでしょう。
あるいはもしかしたら、あなたは安心を感じたいのかもしれません。
安心ややすらぎは、あなたの内側にある本質です。
あなたがその内面にある本質につながらないかぎり、
どんな家も、どんなものも、あなたにそれを本当にもたらすことはないでしょう。
私たちはあなたに、
世間に背を向けて内側にある本質だけを見ていればいいと言っているのではありません。
私たちが意味していることは、
まず内側に本当に求めているものを見いだしてからそれを表現してほしいということです。
自分の世界で楽しんでください。
あなたは家や車を持つことができますが、それらは求めていることの源というよりはむしろ表現なのです。
私たちは「本質を生きる」のコースで、そのことを深く探究していきます。
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