ウタ・コマラのHSPのクラスを受講されたことのある唯一の日本人Ayaさんに、再びその体験の手記をご紹介します。
Ayaさんはカナダ在住の日本人で、国際会議や大学での授業なども通訳するプロの通訳であるとともに、現在は英語教育にも情熱を傾け、コロナ以降はオンラインでの英語クラスやYouTubeでの英語レッスンなどもされています。
https://www.youtube.com/watch?v=k7nZM32OdAE
私はHSPについてそれほど知識はありませんでしたが、HSPの言葉や概念をしって世の中を見てみると、意外に多くの人たちがHSPの特質を持っていることに気付かされるようになりました。
「超」繊細でなくても、繊細な人というのは人工の55%以上はいるということですし、スピリチュアルな人たちの70%ほどはHSPであるだろうととも言われています。
先日著名な経営コンサルタントの秘書をされている方と話していて、「彼は超HSPですよ」と聞いて驚きましたが、HSPについて知ってことで、あぁ、なるほどと、すぐに合点がいきました。
科学者でもあったウタ・コマラさんのお父さんもHSPだったとのことで、普段そうとは思っていない人たちがHSPであったりします。
自分がHSPでなかったとしても、自分の家族や友人、職場には必ずHSPの人たちはいるわけですし、人間関係や人間理解を深める上で、HSPについて理解しておくことは大切なことだと思われます。
それではAyaさんのHSPのクラスの体験談をお楽しみください。
OAU
えたに
私は10年以上前に友人を通じて「HSP」という概念を知り、本や講座などを通じて少し知識がありました。そこで当初はコマラさんクラスの受講を迷っていたのですが、今回、コマラさんのHSPコースを受講して、目から鱗なことがたくさんあり、受講してよかったと思いました。
私自身もHSPだという自覚を持っていたのですが、以前はあまりピンと来ていませんでした。今回、その理由がよく分かりました。
以前HSPについて学んだ時は、日本語の本を読み、日本語環境で学んだのですが、日本ではHSPというと「繊細さん」という言葉で代表されるように、「繊細=傷つきやすい人」というイメージになっているように思います。「傷つきやすい」に自分が当てはまらないため、ピンと来ていなかったのです。
HSPは本来、人格や気質ではありません。
なので、傷つきやすいかどうかは関係無いのです。
コマラさんは、冒頭からそうはっきりと言います。それは、彼女の個人的な考えではなくて、本来のHSP概念はそのように定義されているということでした。
「繊細さん」と、「さん付け」する紹介方法は、HSPを腫れ物に触れるかのように言葉を濁しているように感じられて、そこに違和感を感じていました。それで私は、これまで日本でHSPについて見聞きしてきても、ピンと来ていなかったのでした。
コマラさんのクラスではまず、HSPは性格でも気質でも無いこと、人口の20-25%いること、また”H (Highly、高度に)” がつくほどセンシティブ(感度が高い)とはいえないまでも、そこそこ Sensitive な人も合わせると全人口の55%を占めること。男女差が無いこと。また、動物にも同じ割合でみられること。さらに、コマラさんの個人的な見立てでは、内面の探求などに興味を持つ人の間では、HSPの割合が70%近くになるであろうことなど、HSPが特別でも異常でも無いことをしっかりと学びました。
ここで、しっかりとHSPについてのネガティブな思い込みを払拭し、そのうえでHSPに特徴的な性質をみていくことで、HSPの特質をニュートラルにとらえ、冷静な、明晰な視点から対応方法を考えるというアプローチが、私には合っていました。
HSPに特徴的な性質の中には、「疲れやすい」といった、標準より劣っているように見えるものもありますが、「思考が深く、的を射ている」とか、「微妙な差異に気付きやすい」といった、使い方によっては大きな強みとなるような特徴もあります。
私自身は、今回の受講を通じて、自分の人生を再評価することになりました。HSPだと知らないまま、自分のHSP性と折り合いをつけてやっていくために、人生における数々の選択をしてきたのだということに、気付いたのでした。
たとえば、疲れやすいことから、一人でできる仕事をずっと選んで来ましたし、コロナ以降はオンラインのみでできる仕事に変えていきました。
また、自分が選んだ職業も、HSPゆえに感度が高い点を活かした専門職に就いていました。
HSPというレンズをとおして自分の人生を振り返ることができました。ちなみに今回「日本でどのようにHSPが捉えられているのか?」検索してみたところ、メンタルクリニックのサイトに、「生きづらさを感じて、ウツになる人が少なくない」と書いてありました。
そういうような、ネガティブな烙印でなくて、体質的に弱い点はしっかり認識してうまく付き合う方法を見つけ、HSPだからこそ持つ super power を存分に活かして伸ばしていけば良いということが、よく分かるコースでした。
また、毎回のクラスは瞑想から始まります。単に情報を受け取るだけでなく、瞑想をつうじて体感がともなうことで、学んだことが文字どおり血肉になったと思います。
HSPに「悩んで」いる人にとっては、「悩むことでは無い」ということがよく分かるコースだと思います。Aya
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