何もかも普通じゃない8月に思うことと「悟りのシンクロニシティ」ワンディワークショップ

8月最後の日にこれを書いています。
毎年のように、気候変動を嫌でも感じるこの頃ですが、この8月は本当に雨ばかり。
それも災害級の豪雨の日々。
ここ、広島では、まだ爪痕が癒えきっていない3年前の7月豪雨を思い出させる激しい雨が降り続きました。
日本各地で、そして世界の至る所で気候変動による災害が増えています。

この夏、イタリアのシチリア島では、欧州史上最高気温といわれる48.8℃が観測されたといいます。
イタリアを襲った熱波は、アフリカからの高気圧の影響で発生したものでルシファーと呼ばれるそうです。
ルシファ―とはご存じのように堕天使の悪魔の親玉です。
いかにも殺人的な暑さをもたらす熱波の名前にふさわしいですね。
ところが、ダンテの「神曲」では地獄は何層にもなっている。
灼熱の地獄が層を成してあるのだけれど、一番罪の重いものが送られる地獄は地球の中心の、重力が全て向かうところにあって、そこにいる堕天使ルシファー(サタン)は、永劫の氷塊に埋まっているといいます。
灼熱地獄と氷結地獄、どちらが恐ろしいだろうか、などと考えてしまいます。

おまけに長引くコロナ禍。
デルタ株の猛威、医療崩壊、疲弊する経済、壊れる日常、拡大する格差―。
ワクチンはどうするか? 行動規制はどうなのか?
情報は錯綜し、いったい何が本当で何が嘘なのか、何が正しくて何が間違っているのか、分からなくなる。

私たちのマインドが活躍できるのは、過去のデータがあり、それを判断して未来を予測することができるとき。
私たちが初めて直面しているコロナウィルスに関しては、そうした判断材料がないのだから、マインドでもって最善の舵取りができるはずがない。
いえ、コロナだけではなくて、気候変動のことも、すべて、地球が、地球に生息しているヒトが、瞬間瞬間に選択して行動していくのか、マインドにその判断を任せないとしたらー?

今起きている、私たちを苦しめている事柄の責任が私たちにあるとしたら・・・それは本当のことなのだけどー

このような時だからこそ、9月末と10月初めの日曜日に、トーショーと一緒に「悟りのシンクロニシティ」のワンディワークショップシリーズ〈マインドの制限からハートの自由へ〉を開催しようと思ったのでした。

9月26日は「自由への鍵」です。
まさにマインドからハートへのシフトの時です。
マインドは私たちが生きていくのに有益な道具ですが、人生に関わるような大きなことがらをマインドで決めようとすると、とても苦しくなります。
マインドは制限、制約を創り出します。
マインドは決して全体にはなり得ません。
マインドの言葉は「あれかこれか」です。
私たちの生は全体です。
マインドで人生を生きようとするときには、「あれかこれか」のどちらかに自分の人生を留めおくしかありません。
「あちら側かこちら側」で生きることになるのです。
自分の人生を自分で選び決めているはずなのに、なぜこんなに縛られているように感じるのだろうか、と思ったことがあるかもしれません。

ハートに触れましょう。
ハートの持つ直感的知性に触れましょう。
「あれかこれか」ではない、全体としての「これ!」を選びましょう。

ハートから物事を見るとき「あれかこれか」という限定的な視点をはるかに超えたヴィジョンに照らし出されるものを見つけるでしょう。
そして、それが、今、私たちにとってとても大切なことに思えます。
私たち自身の人生を照らし、私たちがどこにいくのかを照らしてくれるハートの光を手にすること。

それは私たちを、解放して自由にしてくれるでしょう。
過去の繰り返しの轍から抜け出して、新たな歩みを進められるように。

そして、私たち一人一人のそうした生の一歩一歩は、今地球で起きていることすべてにも影響するのだと思います。

私も生のすべてを開いたハートで迎え入れ、全体として生きたいです。
そして、この地球にちいさな自分ができることとして、ハートを育てていきたいと思います。ワークショップは昨年同様オンライン開催です。
皆様とお会いできるのを、楽しみにしています。

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尾崎智子(Bhuti)