「内なる女性性と男性性に価値を与える」 by Viramo

<『女性性に開く―女性であることの
パワー』に参加して>

昨年12月、アルヴィナによる日本で初めての女性
性のコース、『女性性に開く―女性であることの
パワー』に参加しました。

ハートを開くことで感じる感受性が開き、女性と
しての条件づけといった隠れていたものを表面化、
さらに深く入り、女性としての本質にも愛と気づ
きをもたらした、とても美しいコースでした。

また、女性性だけでなく、男性性にも開き、男性
性からの条件づけや本質にも、愛と気づきをもた
らしていきました。

ハートと共にあり、その両方の本質に感謝し、価
値を与え、その自然な流れの中で深い静けさにく
つろぎ、自分が本当は誰であるか?にも気づいて
いった、すばらしい三日間だったと思います。

コースに参加したことで、5年ほど前から趣味で
始めたバラの栽培を通して、女性性と男性性の本
質を認識し、価値を与えることができた体験をシ
ェアしたいと思います。

バラの栽培を始めた元々のきっかけは、更年期障
害の重い症状に苦しんでいたことからです。その
当時、バラの花の優雅さ、美しさに魅せられて、
園芸店に行っては衝動的に鉢植えを買い込んでい
ました。

更年期障害特有の憂鬱感といった症状を少しでも
緩和したい気持ちがあったのでしょう。感動や潤
い、リラックスできる対象をバラの花に求めてい
たのです。

アルヴィナは「気づきが狭くなって表層にいると
き、女性によくあるのは、子供やパートナーなど
に愛や自分の幸せを求め、依存することです」と
コースで話してくれました。私はバラの花を通じ
て、そのことに陥っていました。

計画性もなく購入したバラの開花の時期は、アッ
という間に終わり、夢から覚めていきました。結
果、後に残ったのは鉢植えの数々です。

花の部分にだけ憧れて、一時、外側に愛を求めて
集めてしまった無数のバラの生命を、さあ、どう
しましょう?

と言うことで、実は後戻りできないこんな経緯が
あり、いつかは美しいバラ園になるであろう希望
をもって、夫の理解と協力のもとにバラの栽培が
スタートしたのです。

外側に愛を求めて集めたバラとはいえ、その全て
が色や香り、大きさや形、性質等、様々な個性を
持っている尊い生命です。

この生命たちを農薬や殺虫剤まみれで育てたくな
かったこと、大地やそこに集う数々の生命に負荷
をかけたくなかったこともあり、最初から迷わず
無農薬栽培を選択しました。

この栽培方法では手間もかかり、枯れてしまうリ
スクも高いのですが、今思えば、この体験の中に
女性性と男性性の質が、私なりのバランスでもた
らされていたのです。

バラの花の部分にフォーカスして愛でるだけなら、
バラは女性性の象徴のように見えます。
しかし、これが実際に栽培になると創造、行動と
言った男性性の出番も同時に必要なようです。

お姫様みたいに真綿で包まれるように育てられて
きた歴史が長いバラには、私の住んでいる大自然
の環境では外敵が多すぎます。

やわらかい若葉や花の甘い蜜の香りに誘われて、
たくさんの蝶々や蜂たちが集うだけでなく、バラ
に害を及ぼす虫もやって来ます。

また、ここ数年の不安定な気候も外敵のひとつで
す。穏やかな日ばかりではありません。暴風、暴
雨、乾燥、猛暑続きといった悪天候にも見まわれ、
病気が出ては成長を阻まれること度々です。

このような環境での無農薬栽培は無謀な選択だっ
たとも言えますが、実はこの体験の中にチャレン
ジや冒険、リスクを冒すといった男性性の本質と
つながっていたのだと思います。

痛い目にあっても努力し続ける粘り強さ、植物の
ガンであるこぶ病を集中して手術すること、立派
に伸びた枝を思い切って剪定する決断力なども、
男性性の本質なのでしょう。

一方の女性性の本質ですが、生命を育てるのに必
要な母性や思いやり、やさしさはもちろんのこと、
株が育ち開花するまでに時間を要するこの栽培
方法では、待つという意味での忍耐強さの質も育
んでくれたと思います。

人間のマインドの都合では、早く大輪の花をたく
さん得たいと願うのですが、バラの生命にとって
は困難な状況に見まわれるほど、自力で大地に深
く根を張っていきます。

根が深く張れるように、落ち葉のような有機質の
ものでマルチングして土壌改良をそっとサポート
することや、やさしいオーガニック肥料作りへの
創意工夫なども、女性性の愛の表現だと思います。

また、バラの栽培は住む環境によって、Howto
本にある知識通りにはいかないことだらけで、こ
ちらの観察力や直観が問われます。

そんな時、バラの前で座り深呼吸してハートにつ
ながり、受容的なやさしい眼で見てみます。する
とバラがどうして欲しいのか?に気づくための感
受性とつながることができます。
そうすることで、深いレベルでバラを感じて、こ
こでの環境に適した知恵が与えられます。

嬉しいことに5年ほど経った現在は、生態系が整
ってきて病虫害が軽減しています。成長にばらつ
きはあるものの、年々バラはたくましくなり、色
鮮やかに、香り深く、花開く数が確実に増えてい
ます。

本格的な寒さのこの季節は、バラの剪定や移植、
定植に大忙しの毎日です。しかし、これを単なる
作業にしないよう気をつけています。

冬枯れの静けさの中で、同時に渡り鳥のさえずり
に耳を傾けながら、ハートを思い出す絶好のチャ
ンスだからです。

バラの栽培を通じて内なる女性性と男性性の質は、
じわじわと育まれているようです。休眠期と見え
る冬季のバラが、土の中では根の成長が休みなく
続いているのと同じようにです。

聖地・高千穂との間にそびえ立つ祖母山を背景に、
今年もバラ達が奏でるハーモニーを楽しみに、
今日もバラと向き合いながら、この瞬間に気づい
ていたいと思います。

 Viramo  keiko  kayama

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