存在を味方にする生き方


         ☆ ☆ ☆

「シンクロニシティの法則」

日程 2017年3月18日(土)~20日(祝月)全3日間
講師 プラサード
http://unityinstitute.jp/livingyoudestiny/synchronicity2.html

 
      ☆ ☆ ☆


<存在全体を味方にする生き方>


前回は、シンクロニシティの法則にそって生きることは、
存在全体を味方につける生き方になる、ということにつ
いてお話ししました。

では、存在全体を味方にする生き方をするにはどうすれ
ば良いのでしょうか?

そのためには、ハートの中心につながる必要があります。

そうすることで、シンクロニシティの法則に沿って生き
ることができるようになります。

そのことについて、もう少し詳しく解説していきましょ
う。


シンクロニシティとは、「共時性」と訳され、「意味の
ある偶然の一致」といった意味ですが、この考え方はユ
ングによって有名になりました。

当時は、シンクロニシティは西洋の因果律の考えでは説
明できないものであり、オカルト的なものだと考えられ
ていたのです。

しかし、ユングがある女性の心理治療で壁にぶつかって
いた時に、ある偶然の一致をきっかけにその女性の心の
壁が取り除かれ、それまで進まなかった治療が劇的に進
んだことがありました。

その事件をきっかけにユングの無意識の研究が飛躍的に
進み、個人の無意識よりもさらに深いところには集合無
意識があるのではないかという発見にまで到達しました。

その集合無意識のさらに深いところにハートの中心はあ
ります。

ここでいう「ハートの中心」というのは、ハート瞑想で
得られる空、無心、中心、仏性とも呼ばれる意識です。

この空、無心、中心、仏性とも呼ばれる意識は、仏陀が
悟りを得ることで発見したもので、禅やその他の瞑想で
も得られる共通のものです。

それは特別な意識ではなく、誰もが内側に持っているス
ペースです。


集合無意識よりもさらに深いそのハートの「中心」では
、ものごとはすべてがひとつであり、その中心の空から
すべてのものごとが生み出されてくるスペースです。

それを現在の物理学者は「ゼロポイントフィールド」、
「絶対真空」という言い方をしています。


それは何もない空間ではなく、無でありながら、同時に
そこから素粒子が生まれ、全ての物事が生まれる充満し
た情報空間だとも言われています。


そのようなハートの中心では、全てのものごとが一つで
あるようなスペースが存在しています。

そのスペースは、全てが生じてくる源でもあります。

そのハートの中心に定まるようになると、自分の内なる
本質につながって、人生の流れに乗ることができるよう
になっていくのです。


何かがうまくいかない時ってありますよね。

そんなときは、無理して何かをやろうともがいていても、
なかなかうまくいきません。

かと思うと、自分は何もしないのに、ものごとがただ自
然な流れで起こっているときがあります。

「フロー体験」とも言われますが、いわゆる「ノッテル」
状態です。

そんなときは、内側と周りの外の世界が調和して感じら
れます。

それは自分の(ハートの)中心に定まり、全体とひとつ
になっているから起こることです。

中心のスペースは、すべてのものの源であり、そこにつ
ながることができたら、そのつながりを通して、ものご
とが自然に起こっていって、それが自分の創り出したい
人生とも調和していて、軽やかにすすんでいくことがで
きるようになります。

そして、それはまたより大いなるものの表現にもなりま
す。

中心のスペースは、あなたの個人的な中心を超えて、す
べてのものの中心であり、またより大いなるものの中心
でもあるからです。


次回は、自分のエネルギーのバランスをとることについ
てです。

なぜなら、シンクロニシティの法則によっては存在全体
の応援を得ることができますが、その前に、誰が応援を
得ることができるのか?

自分がバラバラな状態だと、存在からの応援も得ること
が難しくなってしまうからです。


ユニティインスティチュート事務局

江谷