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「サトルボディヒーリング」シリーズ第33回:ヒーリングについて(後半)
「サトルボディヒーリング」シリーズ第33回:ヒーリングについて(後半) このブログシリーズは、ユニティインスティチュートで開催されている「サトルボディヒーリング」のご案内として連載しています。 ユニティインスティチュートのニューズレターのご登録はこちらで↓。 https://unityinstitute.jp/mail/subscribe.cgi 『悟りのシンクロニシティ』の訳者で、SBHのセッションを提供されているSBH第一期生卒業の市場義人さんにご登場いただき、「サトルボディヒーリング」で学ばれたことを、個人的な体験を交えてお話ししていただきました。 今回の「ヒーリングについて」の後半部分で、市場さんの解説は当面一区切りになるようです。 市場さん、ありがとうございました。 機会がありましたら是非またご投稿いただければと思います。 ではお願いします。 …………○…………○…………○………… ヒーリングについて(後半) 今まで、サトルボディヒーリングについて私自身の経験もふまえて、大切だと感じていることを書いてきましたが、7回目の今回で最終回になります。 前回は、私たちが苦しむのは、「今ここ」で起こっていることに対して、無意識に過去に起ったことと同じだととらえ、過去にしたのと同じ反応をしてしまうからだということを説明しました。 そして「今ここ」に戻ってくることを助けるのが、サトルボディヒーリングであると説明しました。 今回は、そのヒーリングがどのようにして起こるのかについて書いてみたいと思います。 サトルボディヒーリングでは、すべての現象をエネルギー現象であると理解しています。 これは現代物理学の理解と似ています。 たとえば私たちの肉体も、一見しっかりとした実質をもっているように感じられるのですが、現代物理学の知見によると、非常に密度が濃いエネルギーのひとつ形態だと考えられています。 また思考や感情など従来心理学で取り扱われている現象についても、エネルギーの現象として理解することができます。 そして、それらはチャクラやオーラのようなサトルボディ(微細体)の現象としてもとらえることができるのです。 健康な状態では、エネルギーが自然に流れ、活力に満ち、感情も喜びや幸せにあふれ、思考もポジティブでクリエイティブです。 ところが、エネルギーに滞りができると、それが身体にあらわれると病気になり、感情や思考に影響すると感情や思考が不安定になり、混乱したり、ネガティブになりやすく、同じ思考や感情のパターンにとらわれがちになってしまいます。 サトルボディヒーリングでは、このようなエネルギーの滞りやブロックを、チャクラやサトルボディ(微細体)の状態の中に見出し、それに働きかけることでエネルギーを自然な状態に戻します。 それではエネルギーの滞りやブロックなどは、チャクラやサトルボディの中にどのように表れるのでしょうか? 過去に経験したことと、それに対する反応は、エネルギーの構造物として私たちのチャクラやオーラ(サトルボディ)の中に形成されます。 それをサトルボディヒーリングでは、「凍った時間」、「タイムカプセル」などと呼んでいますが、私たちが知覚し、反応するとき、そのエネルギーの構造物をとおしてそれが起こるので、いつでも同じパターンにとらわれてしまいます。 このエネルギーの構造物を溶かすことができると、それはまた自然な流れへと戻っていきます。 また準備ができている構造物については、取り除くことで自然なエネルギーの流れを促進することができるので、それを行うこともヒーリングの大切な要素になります。 あるいは、受け入れること、それに愛のはたらきにより、構造物は溶かされていきます。 あるときのセッションの中で、クライアントの中の「凍った時間」は、自分が少しも間違っていないのに不当な扱いを受けた過去の思いでした。 あらかじめリーディングの中でそれが由来する過去生の映像も見、何がテーマなのかもわかった上で相手の身体に手を置きました。 最初はそこにあるエネルギーを取り除くつもりでしたが、何かが違う感じがしました。 そのエネルギーを手に感じたとき、このエネルギーに対しては、過去生でのその人が感じたくやしさを、ただただ感じ、それ以外に感じようがなかったことを受け入れ、ともに泣くことしかできませんでした。 するとしばらくしてそのエネルギーは全体の中へと溶けて行きました。 クライアントの方は、内側でスペースが広がり、自由になった感じがすると言われました。 このようにエネルギーの構造物を取り除いたり、溶かしたりすることに加えてさらに大切なことは、このような構造物の向こうには、本当は願っている本質が隠れているということです。 「凍った時間」を溶かした後、その時に必要であった本質を感じ、それが輝きだすのをサポートします。 このように問題を解決することは、ただ何もなかったもとの状態に戻ることではなく、問題そのものが私たちの中の本質が育つことを促してくれるのです。 あたかも、問題は本質が育ち、輝くために必要であったかのようです。 それでは、どのようにして「凍った時間」、エネルギーの構造物を見つけていくのでしょう。 読者の中でも、自分にはそんなことはできないだろうとお考えの方もいらっしゃることでしょう。 エネルギーを見たり、感じたりするのは、普通サイキックと呼ばれる能力を持つ人たちで、そんな能力をもたない普通の人には縁のない世界だと思われるかもしれません。 私もそうでした。 しかし、リーディングの説明でも触れましたが、私たちが基盤にするのは、ハートのシンクロニシティです。 ハートの中に入り、五感がハートとつながることで、普段は感じない相手の微妙なエネルギーを感じ始めます。 普段の自分がただ今この瞬間を受け入れることで、驚くほど繊細になるのです。 同じことがヒーリングのときにも起こります。 エネルギーをときには色や形として見ることもあれば、ときには手が導くままに身体の特定の部位にはたらきかけることもあり、ときには手を置いた部位に過去生の映像を見ることもあります。 またチャクラの中に予想もしなかった現象が現れるときもあり、クラスで学んだことをもとにしながら、その瞬間、その瞬間に起ることに従って行くしかありません。 それでも、ヒーリングの最中には、ほとんど不安になったことはありません。 「ハートのシンクロニシティの中では、良いものしかお互いに手渡されることはない」とリーラが言うとおり、シンクロニシティの中で起こることは、必ず二人の間で取り扱うことができるから姿を現してくるのだ、という信頼があります。 目の前の現象をどうすればよいのか、答えがやってくるのを待ちます。 そして感じるままに応答します。 ときには、サトルボディヒーリングをリーラやプラサード、アルヴィナに作るように導いたオショーの意識に助けを求めます。 ハートのシンクロニシティの中で、オショーの意識は今でもつながれるものなのです。 このようにして、私は、それまでは知らなかった、そしてときには興味ももっていなかった人間の精神現象のさまざまな相をサトルボディヒーリングの実際をとおして知るようになりました。 エネルギーを取り除き、あるいは溶かしていくことで、相手のシステムに流れるエネルギーは本来の姿を取り戻していきます。 そしてさらに育ち、輝くことを願っていた、愛、勇気、感謝、喜びなどの本質が力をもち、クライアントを力強く導いてくれるようになります。 こうしてチャクラやサトルボディは、過去の影響から自由になり、今ここではたらくことが容易になっていきます。 さらに各チャクラが本来もっている潜在力を生き始めることができます。 そしてこのようなことはすべて各チャクラの中での空のスペースを背景にして起こります。 空の性質のひとつは、前にも書きましたが、リーラの言葉では「無形」の次元であり、そこから「形あるもの」が生まれるのでした。 「形あるもの」であるエネルギーが自然な流れを取り戻すと、それは自然に空の中へと帰っていき、空の中から新たな活力となって戻ってきます。 そのプロセスで私たちはいつも新しく生まれなおすのだとも言えます。 サトルボディヒーリングのセッションで、チャクラのバランスが取れたとき、私が感じるのは空のスペースの、夜の空のような静けさ、安らかさです。 そしてそれを全体として感じることができたとき、セッションが完了したと感じます(これは私の感じ方です)。 セッションが終わったとき、私もまた安らかさと同時にエネルギーで満たされ、ハートのシンクロニシティの中で二人が出会えたことに感謝しています。 今年のトレーニングは始まってしまいましたが、11月にはリーラと同じくサトルボディヒーリングの創始者であるプラサードとアルヴィナが来日します。 その機会に体験イベントなども企画されています。 興味をもたれた方は、ぜひユニティインスティチュートにお問い合わせいただき、実際に体験していただければと思います。 また同じ原理が使われているエッセンシャルリビングの3つのコースはどれからでもお受けいただけます。 そこから入られるのもとても良い入り口です。 私のサトルボディヒーリングについてのお話しは、これでおしまいです。 お読みいただいた皆さま、どうもありがとうございました。 ………○…………○…………○……… みなさん、とても臨場感のある解説でしたね。 市場さん、ありがとうございました。<(_ _)> 是非またいつか、ご登場いただければと思います (ハートの瞑想の手始めとしては、『悟りのシンクロニシティ』の巻末にハートガイド瞑想のCDが付録としてついています。 世界的なキーボード奏者であり、作曲家であるモーガン・フィッシャー氏の作曲、自演の音楽とともに、やさしくハートの世界に誘導してくれるとても良くできたCDです。 ぜひお聴き下さい!)
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