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    新型コロナウイルスの予防策

    新型コロナウイルスについてさまざまな情報が行き交っています。

    世界保健機関(WHO)は感染が広がる新型コロナウイルスについて、世界的な危険性の評価を「高い」から「非常に高い」に引き上げ、感染の拡大に歯止めがかからない状況を防ぐために、各国に一層の対策を強く求めました。2020年2月29日 5時15分

    *この後、WHOは3月11日、スイスのジュネーブでの記者会見でWHOは「新型コロナウイルスはパンデミックと言える」という認識を示しました」。そして現在ではこれを書いた時点に比べて世界は大きく変わりました。なので、ここでの認識が大きく変わりましたので、その後の見解については「コロナウイルス前とコロナウイルス後の世界」というブログをお読みください。

    これに関してWHOで健康危機を担当するライアン氏は世界的な大流行を意味する「パンデミック」にどのくらい近づいているのかという質問に対し、「病気を封じ込めようとしている段階での『パンデミック』の宣言は有益ではない。『パンデミック』はすべての市民がウイルスにさらされるおそれのある状況を指す」と述べました。

    そのうえで、危険性評価の引き上げについて、「人々を怖がらせるためではなく、各国に理解を促すためのものだ」と述べて、感染拡大への強い危機感と共に、各国の意識を高めるねらいがあると説明しました。

    危険性の評価は「低い」から「非常に高い」の4段階にわかれていて、「非常に高い」は最も危険だとする評価なので、この報道だけをみると、非常に危険な事態に陥っているように思われ、恐怖と不安に駆られてパニック的な行動をしてしまいがちです。

    自分の偏見と思い込みだけで判断し、感情的な言動になりがちです。そうするとIQが下がって、正常な判断ができなくなります。

    実際すでにどこに行ってもマスクやトイレットペーパーが店頭から消えてしまいました。

    そういうときに大切なのは、できるだけ正確な情報を手に入れることと、
    いろんな情報に振り回されない自分でいることです。

    同じできごとでも、それをどのような視点から見るかで、ものの見え方が180度異なることもありますし、恐怖や不安に駆られてものごとを見ると、ますます不安が大きくなってしまい、ものごとを客観的に、冷静に対処することができなくなってしまいます。

    今は不確かな情報が多くて、何が本当の情報なのかを見極めることがとても困難な状況にはあります。

    そのなかで、とりあえず私がこれまで得た限りの情報と対策についてまとめてみました。

    コロナウィルスに対する、現状の最低限の知識と対策を知っておくという意味で参考にしていただければ幸いです。

    ひとことでまとめておくと、新型コロナウイルス自体はそれほど怖がる必要はなく、通常のインフルエンザ対策と免疫力を上げておくことが大切だということに尽きます。

    問題は、情報がかなり錯綜していて、それに伴ってパニック的反応に陥りやすい状況にあることと経済的な影響がとても大きなものになりそうだ、ということです。

    <正確な情報を手に入れる>


    まず、正確な情報を手に入れる、ということからお話します。

    正確な情報としての情報源は国際機関、政府機関の広報、専門家の意見、信頼性が高いと思われるメディの公表された数字を根拠にしました。

    それも正確な情報とは言えないんじゃないかという意見もあるかと思いますが、とりあえずは今手に入れることのできる情報の中で、誰もが検証することができて、調査能力に信頼がおけ、情報公開に責任があるところからの情報と数字ということで、それを根拠にしています。なので、それが正確な情報ではないと思われる方は、ご自分で検証して、ご自分の意見を形成されると良いかと思います。

    但し、発表されている数字の読み方には工夫が必要です。例えば、中国の武漢での感染者数や死亡率の数字については、その中国での状況や対応、数字の出し方においてそのままを信じることはできないというのが一般的な見解です。一説には武漢には20万や30万の感染者がいてもおかしくないとも言われていますし、実際の武漢での患者の受付状況や統計の取り方がずさんで、治療が行き届かないことで死者を増やしているという噂もあります。(その後の情報によると、中国は武漢を閉鎖して、今では中国は80以上の都市を閉鎖しているとか。そうなると、中国ではとんでもないことが起こっているのではないかという疑心暗鬼に駆られるのは自然なことです)

    また、個人的に信頼がおけると思われる情報源も情報蒐集等にあたっては参照しています。

    ここでのまとめは、これらのいろんな情報を加味しながら今後の見通しについての自分の見解を持つためにまとめたものであり、参考になるところがあれば参照していただければという意図で提供しています。


    <新型コロナウイルスの感染力は、世界保健機関(WHO)によると
     季節性インフルエンザよりもやや低い程度>

    新型コロナウイルスの正体についてですが、これについてはコウモリの病原菌が原因だとか、生物兵器説とかさまざまな憶測が飛び交っています。それらについては正確な情報はわかりません。

    まずこれまでわかっていて、私たちにとって重要な情報は、感染者数と感染経路、症状などについてです。

    これらについて簡単にまとめている感染予防ハンドブックというのがあります。
    2020年2月25日 付で東北大学名誉教授 賀来 満夫氏がまとめられたものです。

    それによると、

    新型コロナウイルスは、人から人への感染について、
    世界保健機関(WHO)は、一人の感染者から2人程度の人にうつるのではないか、


    と考えているとのことで、

    「これは、季節性インフルエンザよりもやや低い程度です」とのことです。

    詳細については、厚生労働省の新型コロナウイルスに対する情報とQ&Aのウエブページにまとめられています。

    ちなみに、内閣官房は「新型コロナウイルス感染症対策」として、
    「国民の皆様へのメッセージ」を出しています。

    また、厚生労働省の新型コロナウイルス感染症対策の基本方針の具体化に向けた見解によると、感染経路に関して、「これまでに判明している感染経路は、咳やくしゃみなどの飛沫感染と接触感染が主体です。空気感染は起きていないと考えています」としています。

    「ただし、例外的に、至近距離で、相対することにより、咳やくしゃみなどがなくても、感染する可能性が否定できません」としているので「空気感染がまったくない」かといえば、それは確定したものではなく、今の世界的な広がりを考えると、その可能性はないとはいえないと思いますが、空気感染での感染力は限られていると考えられるのではないでしょうか。

    「無症状や軽症の人であっても、他の人に感染を広げる例があるなど、感染力と重症度は必ずしも相関していません。このことが、この感染症への対応を極めて難しくしています」としているので、無自覚や軽症でも感染してしまうので、予防が難しいというところです。

    パンデミックになるんじゃないかという懸念が言われたりしていますが、
    IDSC国立感染症研究所にパンデミックの定義が書かれています)
    空気感染が起きていないという情報を見る限り、パンデミックになる可能性は非常に低いことがわかります。なぜなら、一般にはパンデミックになるには指数関数的に感染者が増加するような場合をいうので、現在の患者数の推移を見る限りそのような患者数の増加傾向にはないからです。もしそれだけの感染力があれば、もっと爆発的に感染者が増えるはずです。

    ちなみに、歴史上有名なパンデミックには、第一次世界大戦中の1918年に始まったスペインインフルエンザのパンデミック(俗に「スペインかぜ」と呼ばれる)があります。世界的な患者数の推定は、患者数は世界人口の3分の1、約5億人で、致死率(感染して病気になった場合に死亡する確率)は2.5%以上、死亡者数は全世界で4,000万人(WHO)、一説には1億人ともいわれています。日本の内務省統計では日本で約2300万人の患者と約38万人の死亡者が出たと報告されていますが、歴史人口学的手法を用いた死亡45万人という推計もあります。


    <新型コロナウイルスの特徴>

    ただ今回の新型コロナウイルスが2002年に流行した新型コロナウイルスによるSARSとは違って厄介なのは、潜伏期間が長く、繁殖が上気道(鼻、喉)だけではなく下気道(気管支、肺)にも及ぶ点です。

    ウイルスは宿主が死んでしまえば生き延びられないので、SARSのように死亡率が高くてすぐに亡くなってしまえば広がりにくいのですが、新型コロナウイルスのように潜伏期間が長いと感染しやすくなります。

    また、下気道の気管支や肺などにも感染するので、高齢者などはそこから合併症や全身への影響がおよび、それで高齢者が亡くなるケースが増えます。

    今回の新型コロナウイルスに感染しても、若い人には無症状だったり、症状が軽いのに対して、高齢者や疾患を持っている人が重症になったり、死亡率が高くなっているのはそういうところが影響しているようです。

    つまり、新型コロナウィルスに感染して重症になっているのは、高齢者・疾患を持っている人など抵抗力が弱い人が中心で、若い人や、元気な人は、基本的には大丈夫のようです。

    そういうことを考えると、免疫力を高めて感染しない身体を作っていれば、それほど致命的になることはなさそうです。

    最近の情報によると、一度感染した人が再び感染するケースもあるということで、そうなるとちょっと厄介です。というのは通常は一度感染すると抗体ができて、収束に向かっていくのですが、ウイルスの変異の速度が速く抗体が効かなくなるとなると、収束が伸びてしまう可能性も出てきます、

    今回の新型ウイルスに関しては、そういう特徴も考えておくべきです。

    ちなみに、新型コロナウイルスへのワクチンがない、とか言われますが、そもそも新薬の開発には何百億という資金と何年もの歳月がかかります。しかもウイルスは常に変異していて、ワクチンができたとしても変異してしまえば効かなくなります。SARSのワクチンもまだありません。そういうことを考えると、ワクチンができることはあまり期待できないといえそうです。


    <新型コロナウイルスの感染者数>

    現在の中国の感染者は78064人、死者2715人。(
    日本での感染者は862人とのことですが、
    2月26日午前0時現在でNHKが集計したところによると、その内訳は、
    ▽日本で感染した人や中国からの旅行者などが157人、
    ▽クルーズ船の乗客乗員が691人、
    ▽チャーター機で帰国した人が14人の、あわせて862人となっているとのことです。

    ここで注意すべきはクルーズ船の船籍はイギリスです。運営会社はアメリカです(イギリスP&O社が所有し、アメリカに本拠地を置くカーニバル・コーポレーションの傘下)。

    国連海洋法条約では、公海上の船舶については「旗国主義」に基づき、船籍が登録されている国が排他的な管轄権を持っています。同条約によると船籍国に、海上での安全確保に必要な措置も求めるていますが、感染症対策については明記されていません。

    今回問題になったクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の場合、船籍国は英国籍なので、日本は発着地でも、公海上では感染症対策を講じる権利も義務もなく、入港拒否も可能でしたが、船が領海内に入ったので、初めて日本の法律を適用できるようになったものです。

    中国の武漢のようなケースとは異なり、船の乗客の感染は日本国内の感染とは性質が異なっています。WHOも船上での感染者はそのまま日本国内での感染者とはしていないようです。日本での報道は「国内の感染(クルーズ船を含む)」というふうに分けずに報道しているのは誤解を招きやすい報道です。(WHOはダイヤモンドプリンセス船内で発生した感染者について、日本国内で発生した感染者として計上していない。日本政府もWHOの方針に沿って日本国内で発生した感染者として計上していない ウィキペディアより)

    ちなみに、乗客のうち330人のアメリカ人については、当初は日本政府が早期下船と帰国を提案したもののアメリカ政府が船内に留めることを要請し、2020年2月15日になってアメリカ政府が帰国方針に変えたことが明らかになっているとのことです。

    それを考えると、実際は日本で感染した人や中国からの旅行者などの157人が日本での感染者と言えます。

    そしてNHKのまとめによると、世界での感染者を見ると日本と中国以外の感染者は2009人です。(2020年2月26日 11時25分)

    それに対して、米国でのインフルエンザは患者数2200万人、死者1万2000人と発表されています。

    このような感染者の推移を見る限り、新型コロナウイルスよりも、アメリカでのインフルエンザの方がはるかに恐ろしい、と言えます。

    ちなみに、日本では例年3000人ぐらいがインフルエンザで亡くなるのだそうですが、今年は感染者とそそれに伴う死亡が例年の8分の1なのだそうです。

    このようなこれまでの新コロナウイルスの感染の経路と推移を見る限り、感染力については、「世界保健機関の発表しているように、季節性インフルエンザよりもやや低い程度」と見ることができるのではないでしょうか?

    しかしだからと言って油断は禁物です。

    厚生労働省の言うように、「この1~2週間の動向が、国内で急速に感染が拡大するかどうかの瀬戸際であると考えています。そのため、我々市民がそれぞれできることを実践していかねばなりません。」ということは各人が心すべきだと考えます。

    そこで、感染しないように注意すべき点としては、
    現時点では、飛沫感染と接触感染の2つが考えられます。

    (1)飛沫感染
    感染者の飛沫(くしゃみ、咳、つば など)と一緒にウイルスが放出され、他者がそのウイルスを口や鼻から吸い込んで感染します。
    ※感染を注意すべき場面:屋内などで、お互いの距離が十分にとれない状況で一定時間いるとき

    (2)接触感染
    感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りの物に触れるとウイルスが付きます。他者がその物を触るとウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触って粘膜から感染します。
    ※主な感染場所:電車やバスのつり革、ドアノブ、スイッチなど」

    以上の事実を踏まえた上で、新型肺炎に感染しないための予防策を考えてみましょう。


    <新型肺炎に感染しないための予防策>

    ・手洗いとうがい

    とにかく外出したらこまめに手洗いとうがいをすることが一番の予防になるとのことなので、これはぜひともするべきですね。

    また池上彰氏の番組で、家に帰ってからうがいするよりも、30分以内にこまめに水を飲んで胃液で殺菌する方が効果的、という話を聞いてなるほどって思いました。

    風邪には水分を取ることとビタミンCを大量に取ることも効果的なので、そういうことも考えるといいでしょう。

    ・マスクの使用は?

    今はマスクが売れすぎてどこでも品切れ状態が続いているようですが、「ウイルス感染を防ぐ」という目的としてはマスクは無力だそうです。ウイルス菌のサイズはマイクロ微小であり、マスクを簡単にすり抜けてしまうので、ほぼフリーパス状態とのこと。

    ただし、自分が感染した場合、飛沫感染を防ぎ、他人に感染させないという意味では有効です。ですのでマスクは感染予防というよりも「感染を広めない」ための策ということになります。

    今回の新型肺炎は、無症状でも感染している可能性があり、しかもそうした潜伏期間でも他人に感染させてしまうことがあります。それを考えると、マスクを使用するのは有効だと言えるでしょう。

    「人混みをなるべく避ける」ことも感染を避けるのに有効とはいえ、これは現実的ではないでしょう。どこに感染者がいるのか不明ですし、仕事をされている方、特に都会で仕事をしている方にとっては、現実的にこの対策はいたずらに不安を煽ることになるだけではないかと思います。しかし個人的には、これを契機に自宅勤務などの形態に切り替えていくというのは、ある意味これからの働き方改革としてはありかと思います。

    それはともかく、新型肺炎に感染しないための予防だけではなく、もっと現実的にご自分や家族を守る手段として最も有効なのは「免疫力を高めること」です。そのためには、私たちの身体に備わっている「免疫機能」を高めることです。そのためには、食事や体力を整え、睡眠を取ることが大切です。

    そして、さらに大切なことは、精神を安定した状態にすることが免疫力を最大化するのに一番効果があるとされています。

    そういう観点から考えると、今回の中国発の新型ウィルスについて、必要以上に不安になったり恐怖を煽るのは、免疫機能を低下させるだけで逆効果だと言えるでしょう。

    <まとめ>

    以上をまとめると、

    ・うがいをして、手をよく洗うこと。
    ・水分とビタミンCを多めに取ること。
    ・睡眠をよくとること
    ・バランスがとれた滋養のある食事
    ・ 運動して新陳代謝を良くする
    ・体温を高く保つ(お風呂に長めに入るのが効果的です)
    ・腸内環境を整えて善玉菌を増やす(腸活の記事が参考になります)
    ・いたずらに不安や恐怖に陥らない
    ・精神を安定させ冷静な判断力を持つ
    ・自分のエネルギー状態を自然体に保つ

    <考慮しておくと良いこと>

    ニュースや報道のあり方というのを考えておくと良いと思います。

    ニュースや報道には必ずその裏の意図があります。ニュースはなぜネガティブな情報ばかりが多いのでしょうか? それはネガティブな報道が注目を集め、アクセスを集めやすいからです。不安や恐怖を煽れば煽るほど、人々は感情的になり、知能指数が下がり、それらの情報に右往左往される人たちが増えます。するとさらにマインドコントロールをしやすくなってしまいます。

    そのような報道に惑わされずに、自分の判断力を持つためには、それらの報道の背後にある意図に気づいて、それらに惑わされず、きちんとした事実を把握することです。

    その上で、自分で考えて判断するようにしましょう。

    連日「感染者が○○人に増えた!」といった報道がされます。しかしそれは、今回の新型肺炎は潜伏期間がありますから、毎日感染者が増えていくのは、ある意味予測できることです。なので、感染者が増えたという報道により、過度に不安に感じる必要はないと考えます。
    (それにしても、ダイヤモンドプリンセスでの初期の日本政府の対応はひどかったですね。それが国内での感染者を増やしてしまった原因になっているようです。岩田健太郎、神戸大学病院感染症内科教授談

    大事なことは、しっかりとそれに対する備えと対策をしておくことです。

    そして、感染した場合に何をすれば良いかを知識として持っていれば、いたずらに不安を感じる必要は無くなります。心がけるべきは、手洗いとうがい、そして免疫力を高めるための食事や睡眠。さらに大切なのは、マスコミのセンセーショナルな報道にも動じることのない判断力と安定した精神状態を保つことことです。

    <今後の新型コロナウイルス克服の3つのシナリオ>

    一般に考えられる、今後の新型コロナウイルス克服のための3つのシナリオというのがあります。

    1 暖かくなって、感染力が弱まるのを待つ
    2 変異して、感染力が弱まるのを待つ
    3 ワクチンができるのを期待する

    1については、通常のインフルエンザの推移です。暖かくなると、感染力が弱まって、自然消滅します。今回の新型コロナウイルスも、世界保健機関がいうように「これは、季節性インフルエンザよりもやや低い程度」だとすれば、この推移をたどる可能性が高いです。時期的には、3月末ごろになるでしょう。3月いっぱいぐらいまでは、報道陣やニュース番組はネガティブ情報を出しまくるでしょう。それに惑わされないように、自分の判断力を持つことを心がけましょう。

    但し、SARSの終息宣言が7月ぐらいまでかかっていることを考えると、最終的に終焉するにはそれぐらいまでは長引く可能性は十分にあります。そうなるとオリンピックとかは微妙になってきますね。IOC がどう判断するかということになってきます。

    2 ウイルスは常に変異しています。そして変異すると、一般には感染力が弱まる場合が多いよう
      です。

    3 新型コロナウイルスワクチンができるのをあまり期待はできません。SARSのワクチンもまだできていません。


    以上が、新型コロナウイルスについての考え方と予防策について、現時点で考えられることについてのまとめです。


    しかし、

    新型コロナウイルスの動向については予断を許しません。

    2020年は大きな時代の変換機に差し掛かる時期だと言われています。

    この新型コロナウイルスが、まさにこの時代の変換期に出現してきたことにもある意味があって、それに対して、どのように対策を考えていくかということは、また別の問題としてあります。

    政治的にも経済的にも、これを契機にさまざまな方面で大きな転換点をもたらすことも大いに考えられることです。

    そういうときには、できるだけ客観的な情報を集めて、冷静に判断して、対応することです。

    日本の報道や対応は世界的に見ればかなり偏っていることが多いです。

    グローバルな視点を持っていないと、判断を誤ります。

    新型コロナウイルスでオリンピックが中止になる可能性があるか?
    ということだったり、株価の大きな下落があったり、不安心理にかられて、世界中でさまざまな変動が起きています。

    そんなときこそ、これからの自分の生き方が問われます。
    先を見通して、今ここに生きることが大切ですね。

    <いろんな情報に振り回されない自分でいるために>


    その中で大切になってくるのが、いろんな情報に振り回されない自分でいるために何ができるかということです。

    今は世界全体が恐怖や不安というネガティブな状態でつながっている状態です。

    そんなときに恐怖や不安からものごと見ていると、ますますその不安と恐怖に巻き込まれて、そのような状態を引き寄せてしまいます。

    こういうときこそ、人間としてどういうスタンスで生きるのかが試されるときです。
    そして自分の内側のどういうスペースからものごとをミリかが試される時です。

    自分どういう時代に生きているかを認識して、この世界についての自分の視点を持って、これからの時代をどう生きていくかを決めなければなりません。

    そのためにできる最も大切な2つのことがあると考えています。

    1 ひとつは、自分が中心に定まっていること。
    2 もうひとつは、自分のエネルギーの状態にバランスを取ることです。

    1は瞑想によって得ることができますし、2についてはチャクラやオーラなどの自分のエネルギーの状態を認識し、それを整えることによって得ることができます。

    恐怖や不安があるときにはその感情にとらわれて、自分を忘れてしまいがちです。
    そんな時にはまず自分の中心を思い出すことが大切です。

    不安や恐怖に陥りやすいのは、もともとエネルギーの状態が不安定だから起こることであって、そのチャクラやオーラなどのエネルギーの状態を整えることで、安定した精神を取り戻しやすくなる、ということもあります。

    そうすることで、恐怖や不安に陥りやすいパターンを克服しやすくなります。

    外側のマインドの層や感情的なところに巻き込まれてものごとを見ると、感情的で先入観にまみれたリアクションから行動しがちです。

    この危機的な状況に対しても、一歩引いて状況を見ることだけでも助けになります。

    そうすると、ネガティブに反応するのか、それともクリエイティブに行動するのかを選択することができるようになります。

    また、オーラソーマの創始者ヴィッキーさんは、危機的な状況に対して「恐怖から行動するのか、それとも愛をもたらす機会として行動するのかが大切です」と述べていますが、とても大切なポイントだと思われます。

    これに関しては、また別の機会に書いてみたいと思います。

    以上、新型コロナウイするの現状に対して、これまでの情報をまとめてみました。

    しかし現在は全く状況が変わってしまいました。それについては「コロナウイルス前とコロナウイルス後の世界」に書いていますので、そちらをご参照ください。

    お役に立てれば幸いです。

    和尚アートユニティ
    えたに