お正月を迎える日々に本質を感じる

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こんにちは。

あと２日。
今日を入れると３日で
新しい年がやってきます。

この時期になると、どうしても
ふとした瞬間に頭のなかで
流れだすのがこのフレーズ。

もちろんメロディつきです。

「もういくつ寝るとお正月
　お正月には　凧あげて
　こまをまわして　遊びましょう
　早く来い来いお正月」

この曲『お正月』は
瀧廉太郎（滝廉太郎）作曲による
日本の唱歌です。


現在のお正月は、三が日だからと
お店が閉まることもなく

年中無休のコンビニでは
ほとんどの物がそろいます。

むしろコンビニならではの
商品が置いてあるくらいですね。

けれども、１９７０代に
コンビニができる前までは
お正月の三が日をお休みにする
お店は多く、この時期にしか
味わえない風景や味わいが
たくさんありました。


お正月は、いつもと違うハレの日。

私たちの生活に小さいころから
溶けこんでいるお正月。

お正月は、もともとは家々に
一年の実りと幸せをもたらすために
高い山から降りてくると考えられている
新年の神様。

「年神様（としがみさま）」を
お迎えするための行事といわれています。


「とし」の語源は、穀物、とくに
稲、またはその実りを意味するそうです。

そのため、年神（歳神）様とは
稲の神、稲の実りをもたらす
神ということでもあり

祖先の神様で、田の神様
山の神様でもあるため

子孫繁栄や五穀豊穣に関わり
健康や幸福を授けるとされているのです。

別名を「正月様」
「歳徳神（としとくじん）」など
地域によっていろいろな名で
愛され、大切に守られてきました。


年末の大掃除。

汚れ（穢れ）を払い
年神様をお迎えする準備を整える
大切な時間。

お正月ならではの飾り物。
門松や注連縄。
鏡餅。

それぞれにも言い伝えがあります。


古くから神を待つ木とされる松。

そのため、玄関前に飾る門松は
神様が迷わずに家にやってこられるよう
目印として飾られたといいます。

注連縄（しめなわ）は神社などで
すでによくご存じですね。

神様の領域と現世を隔てる結界となり
そのなかに不浄なものが
入らないようにする役目を果たしています。

そして、そこが神聖な場所であることを
示す飾りです。

通常は玄関の正面に飾ることが多く
家のなかは神様に護られているのです。


鏡餅は年神様へのお供え物であり
年神様が宿るものとされています。

お正月には、年神様の魂を
分けてもらうこととなっており

家長が魂（餅玉）を家族に
分け与えたのが「お年玉」

それを身体に取り込むのが
「お雑煮」といわれているそうです。


『お正月』の歌にある風景が
ほっとするような
なつかしい感じがするのは

お正月がハレの特別な日
というだけではないのでしょうね。

形を超えて受け継がれ
守られてきたしきたりだけでなく

そこに感謝があり、豊かさがあり
平安があるからなのだと感じます。


家族が集まり、晴れ着を着て
ごちそうを食べ

子どもも大人もくつろぎ
遊ぶことができる時間。

お正月には年神様がやってこられ
みんながひとつ年を重ねるという
数え年の考え方。

このためにお正月は無事、月日を重ね
一年を過ごしてこられたこと。

家族や大切な人たちが
また一緒にこの日を迎え

ともに年を重ねることができたことへの
感謝をわかちあう日でもあったのでしょう。


私たちの身近な生活のなかには
あまりにもあたりまえになってしまい
忘れてしまいがちな大切なもの。

本質を呼び覚ます
美しい機会がたくさんあります。

誰の内側にもすでにある、たくさんの本質。

それらの本質が何かと共鳴し
目覚める瞬間。

それは眼には見えない
何か大いなるものへと向けられる
畏怖の念であったり

自然の恵みに対する感謝であったりします。

あるいは感受性が豊かであれば
感じ取った大いなるものとの一体感や

自然への畏敬の念を美しい形にし
眼に見えるものとして形に現すことで

創造性という本質が
表現されていたのかもしれません。

お正月の行事であれば

それが注連飾りであり
おせち料理であり

鏡餅であったりしたのかもしれません。


幼い子どもたちが安心して遊ぶ姿は
自分自身の内側に秘められている
無邪気さや無垢さが共鳴し
目覚め、心地良い安らぎを想い起こす
時間でもあります。

現代のマインド優位の早い時間の流れから
ゆったりとしたハートの時間へと
意識を向けていくのに
お正月は絶好の機会です。

ハートにつながり
ハートを内側へのかけ橋として

本質へと深く、くつろいでいきましょう。

感受性を開き、今、ここに
すでに与えられているものを感じ
受け取りましょう。

あなたの内側にある
すべての本質が目覚めていきます。

自信や勇気。
忍耐や情熱。

共感や誠実さ。
思いやり。

あなたの内側の宝物は
まだまだたくさんあるのです。

そして、探しあててもらうことを
今か今かと待っています。


あなたが大切にしている本質につながると
ますます楽に、あなた本来の才能や
強みも発揮されていきます。

異なる質を持つように感じられる
これらの本質が、人生のさまざまな場面で
最善の形でサポートしてくれるのです。

本質が育っていくことで
自分自身であることにくつろぎ

自分以外の誰にもなる
必要はないということが
腑に落ちるようになっていきます。

ますます本来、自分の内側にある
生き生きとしたエネルギーにつながり
生きていくことができるようになるのです。


本質につながり、本質から生きることは
あなたが自分自身であることを
お祝いする生き方です。

自分の内側からあふれてくる
愛と喜びを感謝に満ち
ただ、わかちあう生き方です。

お正月を迎え、新しくスタートする年に
さらに内側の宝物に気づきを向けましょう。

その機会が「本質の目覚め」です。
http://tinyurl.com/herzkrc

川島　記

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