<あなたの中の「内なる賢者」からの招待状 >
Oshoには毎日、世界中からたくさんの質問がよせられていました。
インドで彼が講話をしていた頃には、集まった人々が自由に質問することができました。
あるとき、こんな質問がありました。
「あなたは誰ですか?」
(Who are you?)
これはスピリチュアルな探求において、最も重要な問いのひとつです。
実際、この問いをひたすら自分に問い続け、覚醒に至ったラマナ・マハルシのような聖者もいます。
その質問が読まれた瞬間、会場にいた人々は、Oshoがどんな言葉でそれに応えるのかと、息をのんで待ちました。
Oshoはその紙を手に取り、しばらく沈黙したあと、静かにこう答えました。
「私は招待状だ(I’m an invitation.)」
その瞬間、数千人が笑い、そして涙しました。
そうなのです。Oshoのもとに集まった人々は、言葉では説明できない「招待状」を受け取った人たちだったのです。
Oshoは何千という講話を語り、600冊以上の本として世界で出版されています。
言葉では言い表せない、「香り」のような招待状──
それに導かれ、多くの人が彼のもとを訪れました。
そしてその「招待状」は、今もなお、さまざまな形で世界中に届けられ続けています。
さて、今回はウタ・コマラからの招待状をお届けします。
でも実のところ、それは彼女からというよりも──
あなた自身の「内なるSage(賢者)」からの招待状なのかもしれません。
これは、ウタ・コマラが4月に開催した「内なる智恵につながる」パート2で語った内容です。
彼女はこの「内なる賢者」のことを、「Inner Elder(内なる長老)」とも呼んでいます。
それは、年齢とは無関係に、誰の内にも静かに息づいている「ある種のエネルギーの質」を意味しています。
ある人はそれを「神」と呼び、またある人は「宇宙」「高次のパワー」と呼びます。ウタ・コマラはそれを「クリエーション(創造そのもの)」と表現しました。
その「内なる賢者」との出会いこそが、今回の招待状です。
当日の映像の一部(Agniさんの通訳つき)を以下にご紹介します。
https://youtu.be/VgZgvs4eM_s
以下は、その内容を文字起こししたものです。
(自動翻訳が動画の画面に表示されますが、無視してください)
「ここで自分の話に戻りたいと思いますが、
先ほど私にある種の質がもたらされたと話しました。
その中でも、私の存在の本当の本質そのものだと認めざるを得ないような、
そういうことについてお話したいと思います。
このことがわかると、自分が何者であるかということが見えてきます。
そして自分がこの本質のエネルギーから生きる決心をすると、
そこにとても深い安心感、心地よさを感じるのです。
私が自分の体験をお話しすることで、
皆さんの中にも、そのようなエネルギーが目覚めるきっかけになればと思っています。
ここでお伝えしたいのは、これは年齢の問題ではないということです。
自分の中に眠っている「内なる賢者」というスペースとつながることは、
年齢に関係なく、いつでも起こり得るのです。
それがどんな感覚なのかということを、少しお話ししてみます。
これは、私自身が自分に問いかけてきたテーマでもあります。
「この安心感とは、いったい何なのか?」
私にとってこの安堵感というのは、
自分の中の深い部分で、賢さを備えた「内なる賢者」とつながることから生まれてくるのです。
これは、スピリチュアルな意味での話です。
安心感や居心地のよさというのは、
単に気持ちがいいというレベルではなく、
自分の本質と深くつながっているという、
そうした内側の静けさに根ざした感覚です。
それは、自分自身が
本当に人生、あるいは生命そのものを生きており、
その生命から愛されているという感覚でもあります。言い換えれば、自分より大きな何者かに
優しく抱かれているという安堵感です。ある人はそれを「神」と呼び、またある人は「宇宙」、あるいは「高次のパワー」と呼ぶでしょう。
私はそれを「クリエーション=創造そのもの」と呼んでいます。
それは、ただ気持ちが良いというのではなく、
もっと深いレベルで、自分が支えられているという感覚です。
そしてそれは、「自分が自分自身であること」を歓迎されているという感覚であり、
自分がこの大いなるものの中の、欠かすことのできない一員であるという確信でもあります。
言い換えれば、「自分が人生を生きている」のではなく、
「生命が私を通して生きている」という感覚です。
そしてそこには、自分自身の個性を最大限に尊重されているという感覚もあります。
あなたはこの大きなクリエーションの中の、小さなかけら。
創造物というものが、自分自身を知るために、
あなたを通して経験し、あなたを通して知ろうとしている——
そんな感覚です。安堵感とは、自分の中にどれだけ混乱があったとしても、
その中心には平和と安心があるという感覚です。
それは「静寂」という感覚です。
あるいは「穏やかさ」、あるいは「ハートの温かさ」。![]()
あなたが人生、そして命そのものを受け入れたとき、
あなたの魂の目的と生きる軸とが一致していきます。
そうした感覚を抱くとき、
それは「内なる賢者」のスペースとつながっている瞬間です。それは、自分の中の深いプレゼンスや本質とつながっている感覚であり、
表面的な人格やペルソナは、自然に後退していくのです。その体験を、ぜひ皆さんにも味わっていただきたくて、
このクラスを作りました。この本格的なコースは、来月(*5月)からスタートします。
このコースでは、「内なる賢者」とどうつながるかを探求し、
自分の本質や人生の目的をより深く理解し、
その内側から生きることを学んでいきます。同時に、私たちの中には「文化の母」のような存在が、すでに深く染みついています。
そのため、私たちはその「文化の母」と直面し、
本当に自分が選びたいものに立ち返るプロセスも必要なのです。心の底から「イエス」と言える選択をし、
自分自身の声に耳を澄ませ、本来の自分として生きる。このコースでは「個性化」、つまり本質を全面的に生きることを学んでいきます。
誰も他人の人生を生きることはできません。
木を引き抜いて、他の場所に植え替えることもできません。
けれど、私たち一人ひとりの中には、かけがえのない才能があります。
その才能を生きているとき、私たちは深いレベルの幸せとつながることができるのです。このコースでは、そんな才能や叡智をともに見つけ、育てていきましょう。」
(※「長老」という言葉をすべて「内なる賢者」に置き換えて修正しています)
内なる心の呼びかけ(招待状)に興味のある方は、
こちらから詳細をご覧いただけます。
https://oshoartunity.com/blog/post_lp/the_inner_sage
OAU
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