10月になって、すっかり秋らしい空気になってきましたね。
明日、10月2日(水)はコンパッション実践会です
https://compassioneducation.jp/schedule#practice
今回は、
「コンパッション育成トレーニング」(CCT)の生みの親のひとりをご紹介します。
その人の名前はジェームズ・ドゥティ博士、スタンフォード大学の脳外科医の人です。
彼は自分の人生の物語を書いた本を出版し、日本でも翻訳書が出ています。
『スタンフォードの脳外科医が教わった 人生の扉を開く 最強のマジック』という本があります。
彼がスタンフォード大学で、CCT誕生のもととなった利他主義(CCARE)の研究をした人ですが、
立ち上げたのも、その研究会にジンパ博士を招待し、そこから「コンパッション育成トレーニング」(CCT)のプログラムが誕生することになったのです。
彼の書いた本には、彼が自分の成功物語と、そこからの挫折、そしてその挫折の原因が何だったのか、ということが描かれています。
その挫折の原因は、その「人生の扉を開く魔法」の中で教えられた「コンパッション」の原理を軽視していたからでした。
彼はマジックが好きで、あるマジックショップで出会った人から「人生の扉を開く魔法」を学びます。
その魔法の方法次のようなものです。
「1つ目の魔法のテクニックは、全身の筋肉リラックスすること。」
これは、体を思い通りにできれば、心も思い通りにできるからです。
「2つ目の魔法のテクニックは、頭の中の声を止めること。」
そうすることで、思考を明晰にすることができるからです。
その頭の中の声の音量を下げて、最後にそのスイッチを切るトリックを学びます。
この2つはマインドフルネスのテクニックと同じで、「コンパッション実践会」でも毎回最初に行う瞑想です。
そして「3つ目の魔法のテクニックは、心を開くことこと。」
これは「コンパッション」(CCT)で教えられているテクニックです。
心を開くことで、他者と繋がり、そうすることで全てを変えてしまうことができます。
それは、
他の人を思いやること
自分を気にかけること
自分を褒めること
自分は価値があると認めること
自分は愛されていること
他人を大切にすること
共感する力
社会とのつながりを高める
楽観的にする
などなど、さまざまなことが含まれます。
それらのことを学ぶことで、彼は
自分自身に対する見方や世界に対する見方のすべてが変わっていきました。
そして最後の魔法のテクニックは、願望実現のテクニックでした。
そこからは人生で何をしたいかを10か所書くことを求められます。
そのリストを「人生を開く魔法」を教えてくれた人に見せた時、その人から
「リストを作る前に、心を開いた?」
と聞かれます。
彼は「うん」と答えましたが、
「心をどうやって開いたらいいかわからなかった」ということを後で気づきます。
彼はその時に書いた10個の全ての望みを叶えました。
しかし、そのあと人生の奈落に落ちてしまいます。
そこで彼が悟ったのは、自分は「心をどうやって開くのか」方法がわかっていなかったので、心を本当には開かずに成功してしまったということでした。
この「コンパッション育成トレーニング」の背景にはこのようなストーリーがあったのだと知ることは、とても興味深いものがあります。
興味がある方は是非読んでみてください。
「スタンフォードの脳外科医が教わった 人生の扉を開く 最強のマジック」
明日、10月2日(水)朝の9時半から
コンパッション実践会です
https://compassioneducation.jp/schedule#practice
それでは明日、お会いしましょう
OAU
えたに
最近のコメント