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サトルボディヒーリング第30回:ハートを信頼する(1)
「サトルボディヒーリング」シリーズ第30回:ハートを信頼する(1) このブログシリーズは、ユニティインスティチュートで開催されている「サトルボディヒーリング」のご案内として連載しています。 ユニティインスティチュートのニューズレターのご登録はこちらで↓。 https://unityinstitute.jp/mail/subscribe.cgi 前々回から『悟りのシンクロニシティ』の翻訳者、市場義人さんにご登場いただき、「サトルボディヒーリング」で学ばれたことをお話ししていただいています。 では、市場さんお願いします。 …………○…………○…………○………… サトルボディヒーリング(SBH)第1期生の市場です。 SBHで学んできたことを、私の体験を交えてシリーズでお伝えしています。 SBHとはどういうことを学ぶのか、学ぶことでどういうことが得られるのかを理解していただけるきっかけになればと思うしだいです。 今回はシリーズの3回目、ハートを信頼することについて書いてみます。 「ハートを信頼する(1)」 SBHを行うことで学ぶことがたくさんあります。 そのひとつがハートを信頼する、ということです。 ハートという言葉はよく聞きます。 あまりに当たり前に聞く言葉であり、誰もがすでに知っていると思っているかもしれません。 ハートは愛を感じる場所である、ということは世界中で認められていることです。 ハート型のチョコレートやハートのデザインがバレンタインデーにちなんで街にあふれるのは日本だけではありません。 しかし、このブログで私が最初に担当させていただいた項でもお話ししたのですが、恋愛などで人が感じる気持ちはハートの働きではなく、実は第二チャクラの働きであることが多いのです。 「愛」だと感じる気持ちは、相手を求める感情であったり、情熱であったり、相手との関係が生み出す嫉妬や悲しみまで含めて、愛の表現として受け取られていることが良くあります。 テレビのドラマではこれがあふれているわけです。 第二チャクラはそのような感情に関連するセンターとして機能しています。 私たちが日常で経験するさまざまな体験は、多くの場合下の三つのチャクラの働きによって生み出されています。 第一チャクラは肉体の維持や健康に関わる働き。 肉体の維持という意味での生殖機能。 第二チャクラは感情、人間関係、情緒や感覚に対する感受性など。 性の官能的側面。 第三チャクラはふつうはコントロールされたり、コントロールしたり、優越感や劣等感といった人との比較、あるいは人との関係での戦略など。 ポジティブには個人の確立に関係します。 このような下位のチャクラの働きを見ると、私たち人間の毎日の生活を表していると感じませんか? そして、これらのチャクラの働きとは質が異なる、ハートのチャクラが位置的にはその上に存在します。 ハートの働きは、今までも取り上げたように「受け入れること」「シンクロニシティ」がありますが、それ以外に「「愛」「慈悲、慈愛」「感謝」「許し」「スペース」「共感」「調和」など、たくさんあります。 また、ハートにつながることによって「ビジョンを開く」「より高次のインテリジェンスとつながる」「「聴覚の高次の働きとしての理解、知」が可能になっていきます。 SBHの創始者のひとり、プラサード(11月に来日します)が、ハートの働きを説明するときに、「私たちが感動したり、愛を感じるとき、自然に手で胸の中心を押さえていますね。頭を押さえる人はいません」と言っていました。 たしかに頭を押さえながら愛を語る人はいません。 当たり前ですよね。 しかし、これはシンプルですが、とても大切なことです。 この社会で一番求められ、語られながら、一番目にすることがまれなもの。 それは「愛」だといえるでしょう。 プラサードのシンプルなたとえが、なぜ「愛」が見つかりにくいのかを分かりやすく教えてくれています。 それは、実際には私たちは、頭を押さえながら〔頭で〕愛を語っていることが多いからなのです。 私たちは、小さなころからひとに親切にしなさい、相手のことを思いやりなさい、感謝しなさい、許しなさい、と言われ続けてきました。 みなさん、どうでしょう? 言われたとおりにできたでしょうか? きっと難しかったに違いありません。 私も難しかったです。 それはみなさんや私が思いやりや感謝や許しを感じることができない人間である、と言っているのではありません。 これが難しいのは、人間にはこういった質を感じる部位があるのに、それを知らずに頭にその仕事を行わせようとするからなのです。 私たちにそのようなしつけをしようとした大人たちは、愛や感謝がハートの働きであることを知らずに、頭にその働きを行わせようとしていたのです。 厳しかった父方の祖母から「お菓子をもらうときには両手を重ねて器にして受け取り、『ありがとうございます』と言うものです」と教えられ、祖母がいるときにだけはそうしたのを覚えています。 祖母に叱られるのが怖かったからです。 頭には大切なはたらきがあります。 頭はご承知のように考えるはたらきがあるのです。 頭はコンピュータにたとえられることがありますが、コンピュータが行うことを考えれば、頭がすることが分かるでしょう。 ですから、なくてはならないものなのです。 でも、頭にできないこともあります。 今思うと、それらの本来は頭にできないことを頭にやらせようとするのが、大人たちのしつけだったのではないかと思うのです。 「愛」や「感謝」を感じたいなら、胸の中心にあるハートのチャクラに手を当てて、そこに意識を向ける必要があります。 すると今まではあまりなじみのなかったハートの次元が開きます。 もし私たちが今まで「愛」や「感謝」、あるいは「許し」などを求めても、なかなか手に入れることができなかったとしたら、ここに新しい扉が開きます。 こういった性質はSBHでは「本質」と呼ばれ、ハートの自然なはたらきです。 ハートの中にだんだんと深く入っていくことができるようになるにつれて、こういった本質は、もともと私たちが生まれながらに持っているものであることが分かるようになります。 すると生きていることに新しい意味を見出すことができるようになるのです。 ここでおもなハートのはたらきを挙げてみましょう。 「愛」「慈悲、慈愛」「感謝」「許し」「喜び」「信頼」「忍耐」「共感」「明晰さ」「知恵」「ものごとの素晴らしさを感じる力」「ものごとに価値を付与するはたらき」「受け入れること」「シンクロニシティ」など。 どうでしょう? 人生でこのような性質を生きることができるとしたら、満足できると思いませんか? ハートは下位の3つのチャクラが繰り広げる人間としての当たり前の生活と第五から第七チャクラまでの上位のチャクラがもたらしてくれるまったく質の違った命の意味にいたるちょうど中間にあり、これらの懸け橋となるものであり、私たちの内的探究の入り口です。 さらに、ハートの働きで下位の3つのチャクラが統合され、ふつうの生活がより多くの喜びと充足をもたらしてくれるようになります。 ユニティインスティチュートで行っていることは、すべてハートのはたらきをもとにしています。 サトルボディヒーリングのトレーニングを始め、ELC〔エッセンシャルライフコンサルテーション〕も瞑想コースも、ユニティインスティチュートのプログラムは、いつでもハートにチューニングを合わせてはじまります。 ここで私たちはハートに出会い、そして徐々にハートを信頼することを学んでいくのです。 ここに書かれていることは、ひょっとして言葉にすぎないかもしれません。 実際にハートに手を置いて、たとえば「受け入れること」や「許すこと」という働きを経験したとき、私たちは、新しい人生の始まりを予感するのです。 (ハートの瞑想の手始めとしては、『悟りのシンクロニシティ』の巻末にハートガイド瞑想のCDが付録としてついています。 世界的なキーボード奏者であり、作曲家であるモーガン・フィッシャー氏の作曲、自演の音楽とともに、やさしくハートの世界に誘導してくれるとても良くできたCDです。 ぜひお聴き下さい!)
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