「サトルボディヒーリング」シリーズ 第24回

「サトルボディヒーリング」シリーズ 第24回「ハートのエネルギー」
今回のブログシリーズはユニティインスティチュートで開催されている
「サトルボディヒーリング」のご案内として連載しています。
http://unityinstitute.jp/subtlebody.html

今回は第四身体/チャクラをテーマに 「サトルボディ―ヒーリング」の本からの一部抜粋をご紹介します。(新装版近日発売)
https://unityinstitute.jp/mail/order_book1.cgi

今回紹介するのは第四チャクラの領域、第四身体と関連したハートのエネルギーについてです。
人が恋に落ちるとハートがキュンとなります。
ハートといえば愛を思い浮かべますが、
一口に愛といってもさまざまな愛があります。
「惜しみなく愛は奪う」という有島武郎の小説がありますが、
この愛は所有欲や支配欲を愛と勘違いしているだけで、
性的に引かれ合う性欲を愛と思われがちです。
これは第一チャクラのレベルでの愛といえるかもしれません。

また、情愛という言葉があるように、感情的に引かれ合い、解け合うような、
官能的なフィーリングが一般的には愛と思われていますが、
これは感情的なレベルでの愛、第二チャクラのレベルの愛、と言えるでしょう。

さらに仏陀の慈愛、無条件の愛、というレベルがあります。
それはあるがままの受容し、受け入れるという質です。
それがここでいう第四チャクラの愛、ハートの愛、ということができます。
それでは、 今回は第四身体/チャクラをテーマに
「サトルボディ―ヒーリング」の本からの一部抜粋をご紹介します。

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サトルボディヒーリング 第六章より 「ハートのエネルギー」

ハートのエネルギーとは何でしょうか?
詩人に聞けば、それは「愛」だと言うでしょう。
瞑想者に聞けば、それは「受容」だと言うでしょう。
メタフィジシャンに聞けば、それは「空(emptiness) 」だと言うでしょう。

三つともすべてが正しいのですが、3番目の定義がおそらく最も深遠で、
また理解しにくいものでしょう。
詩人と同じように、たいていの人は、ハートを愛と結びつけ、
熱く抱き合う二人が、
その間に流れる快い舞いあがるようなフィーリングを楽しんでいるところを思い浮かべます。
しかしながら、こうしたフィーリングのほとんどは第2身体のものです。
二人がひとつのエネルギーのプールへと溶け込み融合していく体験は、第2身体の体験です。
つまり、一般的に愛と見なされているものは、
スピリチュアルハートとはほとんど関係がないのです。

愛には、時に「無条件の愛」として知られる、別の次元があります。
歴史的にこの種の愛は恋人たちよりも、
ゴータマ・ブッダやアッシジのフランチェスコのような
精神的に進んだ存在に結びつけられてきました。
この愛には異なった質があります。
それは個人的というよりも普遍的です。
それは一個人に向けられたものと言うよりも、生けとし生けるものと、
そして宇宙(コスモス)そのものとの交感(コミュニオン)のようなものです。

愛はスピリチュアルハートの質です。
そこにはすべてがあるべき姿にあるというフィーリング、
深い受容の感覚が含まれています。
そこでは苦闘し、努力し、心配し、悩む必要もなければ、非難したり、賞賛したり、
あるいはすでにある状態を裁いたり、改善したりする必要もありません。