「恩寵の法則」 17回 (イタリア編)

「恩寵の法則」 17回 (イタリア編) このシリーズはイタリアで開催された「恩寵の法則」のコースでの内容の一部を20回のシリーズでご紹介します。 恩寵の法則では、さらにもっと大きなものとのつながりの中で人生を生きることを学んでいくことになります。 今回はその第17回目をお送りします 人生を本質から生きるための知恵をお楽しみください。 ちなみに、日本での「恩寵の法則」は2012年3月9日(金)~12日(日)  東京で開催されます。 https://unityinstitute.jp/schedule/booking.cgi?code=120309-11Pr_EL3_f (はじめに) シンクロニシティというと、共時性というふうに訳され、何か意味のある偶然の一致というふうに定義されています。 その定義によると、偶然なんだから、それを鍛えることなんてできない、と思われがちです。 しかし、シンクロニシティで起こることの原理を知ると、「つながり」ということについての新たな目が開けてきます。 シンクロニシティの例として、二頭のイルカが、みごとに一緒にジャンプする姿などがあげられます。 あのように二頭ないし数頭のイルカなどが猛烈なスピードでぶつかり合うこともなく、みごとに一緒に泳いでいたり、一緒にジャンプするのを見ていると、どのようにコミュニケーションをしているのだろうと考えさせられますが、それはシンクロニシティのなせる技なのです、 今はツイッターやフェイスブックやmixiなどのソーシャルネットワークなどで「つながり」ということがクローズアップされています。 それだけ昔のように濃厚な地縁血縁、学校などでのつながりが強かった時代に比べると、現在ではそれぞれが個人として自立して自由になった分、家族や友人たちとのつながりが希薄になっているのかもしれません。 むかしは地域や家族の人たち、学校の人たちと寝食を共にするなどの機会を多く持っていたのが、現在ではそれよりもメールやツイッターやフェイスブックなどにつながりを求めていたりします。 でもさらに、見えない糸でつながるつながり、あるいはまたシンクロニシティによるつながりというものもあります。 シンクロニシティの中にいると、自然と相手の気持ちがわかったり、相手を思うと同時に相手から電話がかかってきたり、ちょうどあなたのことを考えていたところよ、ということも日常生活でもよくあることです。 シンクロニシティの原理がわかると、どのようにシンクロニシティに入っていくことができるのかもわかってきます。 それでは「恩寵の法則」17回をお楽しみください。

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17回 「シンクロニシティの筋力を鍛える」 あなたは自然や自然界の樹や植物ともシンクロニシティにはいることができます。 もしあなたが自然の中を散策して、樹々や小鳥たちとシンクロニシティのなかにいれば、それはあなたのなかの自然を目覚めさせます。 OSHOは、彼とのシンクロニシティを生みだしただけでなく、ブッダ(目覚めた者)、つまり歴史上の何千ものマスター(師)たちとのシンクロニシティを作り上げたのです。 ですから今日はシンクロニシティの筋力を鍛えましょう。 なぜならシンクロニシティを練習しておけば、いつでもその資質を使うことができるようになるからです。 私たちはシンクロニシティを通して、教え、エクササイズを提供していますが、私たちはとても慎重にしています。 私たちが提供するエクササイズは、私たちがシンクロニシティに入ることができるように、またより多くの人が一緒にシンクロニシティの中に入れば、何であれ私たちが探求しているものが強化されるようにデザインされています。 このコースの中で、内なる本質があなたに現れるとき、それはあなたの本質です。 ここであなたが得たものは、何ひとつ私たちがみなさんに与えたものではないということを理解するのは重要です。 もしあなたがこのグループにいる人たちから愛されていると感じたり、 あなたが感じている愛が、私たちから来ていると考えるとしたら、 あなたは愛を感じるためには、私たちが必要だと考えることになり、 私たちが自分の愛を感じるための源だと考えることになってしまいます。 でも実際にはそうではありません。 何であれあなたがここで感じることには、あなたに責任をがあるのです。 つまり、それはあなたのものなのです。それはあなたの経験なのです。 もちろん、その愛をあなたが感じたとき、シンクロニシティを通して私たちの中にある愛が、あなたの中にある愛を増幅させたということはあるでしょう。 それでもその愛はあなたのものなのです。ここにいても何も感じない人もいるかもしれません。 こんなことはばかげている、と考えているかもしれません。 ですから、あなたがここにいて、何か美しい、すばらしいと感じているものがあるとすれば、 それはあなたのものなのです。 それはあなた自身の体験なのです。 それはあなたの中にある本質であり、それがそのとき目覚めているのです。 そしてそれはずっとあなたの中にあったものなのです。 ですからこのようなグループに参加することは有益です。 仏教徒はこれをサンガと呼んでいます。 サンガは多くの人がシンクロニシティの中でひとつになり、生の本質的な質を増幅させるのです。 もしあなたがシンクロニシティの中で開いていれば、あなたは多くの助けを得ます。 それが私たちが恩寵と呼んでいるものです。 恩寵のなかではあなたは何もする必要はなく、あなたはただ祝福を受けとるだけです。 恩寵を受け取るのはあなたがそれに値するからでも、あなたが良い人だからでもありません。 それがただそのようにして起こることが生きることの本質なのです。