今回この後に、ラハシャについてのことをお話しいただいたり、コンシャスリヴィングについての体験などを話してもらえたらいいのではないかなと思って、少しそういう形での対談にしていきたいと思います。対談というかインタビューですね。よろしくお願いします。
― よろしくお願いします。
本当に今回は通訳どうもありがとうございました。
― 大好きだから通訳するの。ワクワクして。
そうですね。本当にラハシャのことを「ファンだ」と自分でよく言ってくださっていますが、そういう意味でも、僕たちが普段一緒に過ごしていると、ラハシャの良さや魅力を十分に伝えきれていなかったり、こちらも見逃してしまっていることがたくさんあると思います。
それを今日はアグニの目から見て、ラハシャの魅力や素晴らしさを語っていただくことで、ラハシャという存在のさまざまな側面を感じてもらえたらと思って、朝目が覚めたときに「これはいいな」とアイデアが浮かびました。急なぶっつけ本番ではあるんですけれども、そんなところから話していけたらと思います。
今回は、以前のラハシャへのインタビュー記事を読んで、そこからラハシャを探し当てて、ラハシャのコースや場にたどり着いてくださって、本当にラハシャのことに強く魅力を感じていると思うのですが、アグニにとってラハシャのどんなところが魅力なのでしょうか? ラハシャについて、どんなふうに感じているのか教えてもらえますか。
―― そうですね。今ガタサンサがおっしゃってくださったように、私はガタサンサがラハシャにインタビューした20年以上前の記事を読んで、「これだ」と思ったのがきっかけだったんです。
ただ、そのインタビューが20年前のものなので、「もう亡くなっていたらどうしよう」とか、そういうこともよく分からないまま、とにかくインターネットで探したんですね。そしたら、ちょうど2年くらい前に、ラハシャが日本向けにオンラインでコースをやるという情報を見つけて、よく分からないまま飛び込んだところから始まりました。
最初に受けたのは「ハートからのカウンセリング」という3ヶ月くらいのコースでした。それが終わった後に、ちょうどこの「コンシャスリヴィング」のお知らせをいただいて、それを受けたのが本当に良かったんです、私にとっては。

何が良かったかというと、私自身、それまでずっといろいろ模索してきたんですね。そもそも自分がすごく傷ついているところから出発して、自分の癒しに長く取り組んできました。でもそのなかで、「心理学的なレベルだけでは解決しないんだ」ということに気づいていったんです。
その時期に出会ったのが、例の20年前のインタビュー記事で、そこでラハシャがまさにそういうことを言ってくれていた。「自分は入れ物であって中身ではない」というようなことを話していて。今日のセミナーでも出てきましたよね。
そのインタビューを読んだとき、「ああ、私が“中身”だと思っていたものは本当は中身じゃなくて“器”のほうだったんだ」と感じたんです。そのうえで、この“中身”をちゃんと受け入れない限り癒しは起こらないな、と強く思ったのが一つのきっかけでした。
そこから実際にコンシャスリヴィングのコースに飛び込んだわけですが、このコースは1年かけて進んでいくもので、ラハシャの動画が週に1~2本くらい公開されていきます。
しかも動画だけじゃなくて、ガタサンサから毎日メールが送られてきて、その動画の内容を補足してくれるんです。それが私にはものすごく助けになりました。
これまで“スピリチュアルな体験”とか“悟り”とか、そういったものは、自分が今いる場所からは遥か遠くにあって、「自分の努力ではどうにもならないもの」のように感じていたんですね。何時間瞑想したからそうなる、という話ではないのは分かっているけれど、それでもどこか遠いもののように。
でもラハシャはそこをとても丁寧に、細かく解きほぐしてくれた。
「人間とは何か」「身体とは何か」「思考と自分は違う」「感情と自分も違う」――そういうことを、言葉でも分かりやすく説明してくれるし、同時にそれを実感できる瞑想やエクササイズを、コースの中で提供してくれるんです。
そして、その体験を自分の中に落とし込んでいく手助けとして、ガタサンサからのメールがある。動画を観て、瞑想をして、その後に来るメールを読むことで、単なる「頭の理解」ではなく、体験として深く落ちていく感じがあって、本当に助けられました。
だから今日のセミナーも、私にとっては「推し」を紹介できる機会だったんです。無料のセミナーだったこともあって、いろんな人に「これは本当におすすめだから」と声をかけました。私にとってラハシャは“推し”なんです。
― ありがとうございます。本当に、ラハシャとの出会いのきっかけが、あの昔のオーラソーマの雑誌「リビングエナジー」だと聞いたときは僕もびっくりしました。あんな古い雑誌からよく見つけてくれたなと。そして「生きているかどうかも分からない」のに探し求めて、実際に受講してくれた。
さっき「ハートからのカウンセリング」という言葉も出てきましたが、これはラハシャが20年以上、日本に毎年通って教えてくれていたコースなんですね。それがたまたまオンライン開催になったタイミングでアグニが受けてくれて、そこからコンシャスリヴィングにも続けて参加してくれた。
僕自身がコンシャスリヴィングのコースをラハシャにお願いしたのも、「ハートからのカウンセリング」がベースにあったからです。ラハシャはいつもそのセッションの中で「意識の地図」を示して、クライアントのどこに問題があるのかを探っていく。
「ハートからのカウンセリング」に参加できない人でも、コンシャスリヴィングの地図を理解できれば、多くの人の助けになるのではないかと思って、「この意識の地図を中心にコースを作れないか」と相談しました。
するとラハシャは「ちょっと考えさせて」と言って、1ヶ月くらい経った頃に、もう完璧に整理されたメニューとスケジュールを提案してくれた。さすが元ドイツ人ドクターというか、細かな構成まできちんと組み立てたプログラムが出てきて、「ああ、これならいけるね」という形で今のコースができあがりました。
―― ラハシャって、もともとすごく知的な人だと思うんです。今はいい意味でその「知性」をあまり感じさせないくらい柔らかい雰囲気ですけれど、昔はお医者さんで、ドイツの医師国家試験で全国1位を取ったという話も自伝に書いてありましたよね。
そんなふうに“頭の良さ”もありながら、自分の内側の体験をとても深く探求してきた人だからこそ、その両方が統合された言葉を綿密に紡ぎ出せるのだと思います。
もちろん大事なのは言葉だけではなく「在り方」ですが、その在り方と繊細な言葉選びが合わさっているところが、私にはとてもしっくり来たんです。
― 本当にそうですね。ラハシャ自身、外側の世界でも優秀で、内側でも深い体験を重ねてきた。その上で、それを言葉にして伝えるというのは、とても難しいことだと思います。
今回のコンシャスリヴィングも、「言葉にできないものを言葉にする」という試みそのものです。ラハシャが長年OSHOのもとにいて、悟りの体験もあり、世界各地でトップレベルのカウンセラーたちを教える立場にもいて、そのすべてを統合し、一つの地図としてまとめて、誰もが学べる形にしてくれている。
これは本当に、ラハシャにしかできないユニークなコースだと感じています。
―― 私が個人的に印象に残っているのは、ラハシャの誘導でハート瞑想をしていたとき、自分の中に愛があるということを初めて体験した瞬間です。思い出すとちょっと泣きそうになりますが…。
それまではどうしても外側に愛を求めていて、「愛されるために自分を曲げる」「相手の望むように振る舞う」みたいな生き方をしてきました。でも瞑想を通して、「自分の中にすでに愛がある」と気づいたとき、「あ、これは外側に求める必要はないんだ」と。
今は「愛は自家発電だ」と思っているくらいです。その愛は自分に向けることもできるし、以前の私のように「自分を愛するなんて関係ない」と思っていた状態からすると、今は「自分を愛さないなんてあり得ない」という感覚になっています。
そういう気づきが起こったのは、ラハシャの瞑想誘導が本当にタイミングよく、私にとってしっくりくる形だったからです。それと、個人的には彼の声が大好きなんです。とても柔らかくて、その声に乗って誘導を聞いていくことが、私にはとてもよかった。
― 今アグニが話してくれたように、ラハシャは“知識として”ではなく“存在として”それを伝えてくれる人です。頭で理解するのではなく、存在全体で伝わってくる。そこが彼の素晴らしさで、多くの人がラハシャに惹かれていく理由だと思います。
そういう意味でも、彼のような存在から直接学べる機会は、本当に貴重になってきています。僕がこれまで出会ってきた人たちも、少しずつ高齢になり、教え続けられる時間も限られてきている。
だからこそ、ラハシャがまだ教えてくれている今、このコンシャスリヴィングを通して彼と出会い、その存在から学べる機会を少しでも多くの人に届けたい、という思いがあります。
―― コンシャスリヴィングのプラットフォームには掲示板のような機能があって、私がすごく揺れていたときに「なぜか分からないけれど、ただただ泣いています」と書き込んだことがあったんですね。そのときガタサンサが、「もしかしたらハートが開いているのかもしれませんね」とコメントしてくれて、それが本当に救いになりました。
あのときは「自分はおかしくなってしまったんじゃないか」と思っていたくらいだったので、「悪い方向ではなく、むしろ良い方向かもしれない」と受け取れる言葉をもらえたのは、とても大きかったです。
― そういう体験って、ハートのスペースに触れていくときによく起こるんですよね。僕自身もOSHOのもとにいたとき、説明のつかない体験がたくさんありました。
そういうときに、ガイドがいてくれると「これは悪いことではなく、むしろ大きな変容のプロセスなんだ」と受け取り直すことができる。ラハシャは、このコースの参加者からの質問をいつでも受け取って、丁寧に答えてくれます。
だから、何か分からない体験が起こったとき、「これは何なんだろう?」とひとりで不安になるのではなく、ラハシャに問いかけて、そこからまた学びが深まっていく。そこもこのオンラインコースの大きな価値だと思います。
グループの中で他の人の質問や体験を読むことも、「あ、同じようなことを感じている人がいるんだ」と安心につながるし、「自分だけが変なんじゃない」という感覚から抜け出す助けになりますよね。
―― そうですね。だから私は本当に「ラハシャ推し」であり、「コンシャスリヴィング推し」なんです。
今、ガタサンサにも提案しているのは、「ラハシャの瞑想誘導を英語のまま理解できるようになる英語クラス」を作れたらいいな、というアイデアです。私は通訳の仕事もしていますが、「通訳が入らずに、本人の声をそのまま理解できる」ことには大きな意味があります。
ラハシャの言葉の選び方は本当に絶妙で、同じ内容でも別の言葉で言えるのに、あえてその一語を選ぶ、というセンスがあるんです。そのニュアンスを、できるだけダイレクトに受け取ってもらえたらいいなと思っています。
私自身はもともと英語ができたわけではなく、独学で学んできました。自分にとって効果的な学び方を探し出すのが得意で、「どうやったらできないことができるようになるか」を考えるのが好きなんですね。
その経験をもとに、「ラハシャの瞑想を英語でそのまま理解できるようになる」ことを目標にしたレッスンや教材を作れたら、とアイデアがいくつもあります。
― 本当に素晴らしい提案だと思っています。アグニは、国連レベルの通訳や海外のトップ企業の社長通訳など、プロ中のプロとして活躍しながら、同時に「どう教えれば人が育つか」という視点も持っている。
ラハシャの瞑想や講座を素材にしながら、英語も深く学べるクラスができたら、まさに一石二鳥、三鳥だと思います。ぜひ実現していきたいですね。
今日は時間もだいぶ経ちましたので、このあたりで対談は締めたいと思いますが、本当にいろいろと体験をシェアしてくださってありがとうございました。朝の直前の無茶ぶりにも関わらず、快く引き受けてくださって感謝しています。
―― こちらこそ、光栄でした。ありがとうございました。
皆さんも最後まで残ってくださって、本当にありがとうございました。今日の時間を楽しんでいただけていたら嬉しいです。
今後、コンシャスリヴィングに興味のある方には、今日の内容をさらに深めるようなメールや、コースのご案内もお届けしていきますので、ピンと来た方はぜひ受け取ってみてください。
(このあと、参加者同士の「ありがとうございました」という挨拶が続き、セッションは静かに終わっていきます。)







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