【WS】慈悲の時代へ コンパッション実践会は明日です

コンパッション実践会(第47回)は、明日開催されます。

https://compassioneducation.jp/schedule

コンパッション実践会では、コンパッションの瞑想を実践することで、内側にコンパッションの心を育みます。

その際に、コンパッションとは何か?ということの理解を深めておくことで、その瞑想が深みへと入っていくことの助けになります。

自分への慈悲が、他者への慈悲を育む

ジンパ博士が特に強調するのは「セルフ・コンパッション(自分への慈悲)」です。

Thupten Jinpa, Ph.D.

自分に厳しすぎる人は、他者にも厳しくなりがちです。
自分の苦しみに優しさを向け、失敗を赦し、心をいたわることから本当の癒しが始まります。

「私もまた人間だ」「私も苦しむことがある」と認めることが、他者への理解を深める第一歩になります。慈悲は自己否定ではなく、自己受容の延長線上にあります。

慈悲は勇気であり、力である

慈悲は弱さではなく、勇気の行為です。
他者の痛みに直面し、心を開き続けることには強さが要ります。

ジンパ博士は、慈悲を「心の筋トレ」と呼びます。
日々の瞑想、感謝、寛容の実践を重ねることで、誰でも慈悲の筋肉を鍛えることができます。

そしてその筋肉は、怒りや不安、孤独といった感情をしずめ、私たちをより柔らかく、自由にしてくれます。

コンパッションがもたらす変容

CCTを受けた医師や教育者たちは、仕事の現場で「人と深くつながる喜び」を取り戻しています。
ある医師はこう語ります。「以前は患者が数字のように感じられ、疲弊していました。でも今は、一人ひとりの苦痛に心を向け、呼吸を整えてから診察に入るようにしています。すると不思議と、仕事が再び意味を持ち始めたのです。


慈悲を生きることは、人生の意味を取り戻すことでもあります。

他者の幸福を願うとき、人は自分の存在にも新たな目的と方向性を見いだします。
孤独がやわらぎ、心はしなやかさを取り戻し、世界とのつながりが感じられるようになります。

慈悲の時代へ

今、人類は分断と競争の時代を生きています。しかし、環境・経済・文化のあらゆる課題が交差するこの地球では、もはや他者の苦しみを無視して生きることはできません。

「私たちは一つの運命共同体である」の中に生きています。
それこそが慈悲の根幹であり、それ無くして私たちの未来の存続はないのではないかとさえ思われます。

ジンパ博士が語るように、いつの日か「健康な体には運動と食事が必要なように、健康な心には慈悲の訓練が欠かせない」ということを世界が理解する日が来るでしょう。

コンパッション実践会でお会いすること楽しみにしています。
お友達もお誘い合わせの受けご参加ください。

コンパッション実践会
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