過去からの自分を生きていませんか?
今までの自分はこうだったから、自分の将来もそんなに希望は持てないと思っていませんか?
あるいは、これからの未来に不安がありませんか?
今の世界の状況、日本の状況は、いろんなニュースを見ていると
不安なことばかりで、未来に希望が持てないように感じてしまうかもしれません。
そんな状況のなかで、これから自分はどのように生きていけばよいのだろうか?
もしそのようなことに興味があるなら、この本をお勧めします。
これからの未来を、もっと自由に、創造的に生きていく方法がわかります。
この本には様々な物語が描かれていますが、最新の心理学や脳科学に研究成果に基づいて書かれていています。
この理論は著者をはじめとする多くの人々が実践して成果をあげていることからも実証されています。
そして、それを誰もが実践することのできる方法について書かれています。
そのような本を、このたびOEJbooksから発売することになりました。
OEJbooksではこれまでOshoの「存在の詩」、ジョー・ディスペンアザの「あなたはプラシーボ」、トゥプテン・ジンパ博士の「コンパッション 慈悲心を持つ勇気が人生を変える」などの本を出版してきています。
今回の新刊は前回出版された「コンパッション」の出版から2年ぶりになります。
この本は「未来の自分」を「今」生きるための本です。
未来ではなく、今をどのように生きていくかということについての考え方、方法論が書かれています。
今回の日本語版のために書かれた著者からの前書きをご紹介します。
はじめに
本書の日本語版が刊行されることを、心より嬉しく思う。本書は、世界のさまざまな国において大好評をいただいており、私自身大変驚いている。韓国では、ここ数カ月間でベストセラーのうちの1冊となっているほどだ。
本序文では、本書そしてそのページに綴られている科学的知識が、なぜそこまでパワフルだと私が考えるのか、その理由についてお伝えしたい。
まず、科学的な根拠を示そう。
心理学的な視点からすると、時間とは、時計が示すような形では存在していない。私たちは、時間とは自分の外にあるもので、自分自身とは切り離されたものだと考えがちだ。
これは実際、アイザック・ニュートンの理論と視点の土台になっているが、現在は最新の物理学と神経科学によってアップデートされている。
非常にシンプルに説明すると、自分自身の過去と未来をどう見るかが、現在をどう見て、どう行動するかを直接的に決定づけるのだ。
ある人物がその人の過去や未来をどう見ているかを理解せずに、その人が今、何者であるかや、何をしているかを理解することなどできない。それはまるで、音楽で、前後の音符がないのに、たった1つの音符を理解しようとしているようなものだ。何の脈絡もなく音符がたった1つでは、まったく意味がない。
この点は非常に重要だ。心理学的には、過去が現在を決めることはない。過去の意味を形作り、さらにそれを変えていくのは必ず、今現在にいる人だ。
私たちは、自分の過去全体、あるいは特定の状況だけでも、そこにある意味を変えるパワーを持っている。さらに、「過去の自分」や、その物語の登場人物が持つ意味を変えることもできる。
時間を、過去が現在を決める直線的なものとして見るならば、現在における主体性や自由意志を失ってしまう。
現在という時間は、過去の「助手席」に座っており、変えることもできなければコントロールすることもできないということだからだ。「過去の意味を決めるのは現在であり、その意味を改めて形作るだけのパワーは、現在にいる私たちの手中にある」と知ると、非常にワクワクする思いだ。
とはいえ、自分自身の過去をどう見るにせよ、それが、現在という時間で自分がどんな行動を取るかに、直接的に影響するということを、きちんと理解することが非常に大切だ。そのため、自分の過去をどう語るかについて、完全なる責任を負わなければならない。
ところで、「未来の自分」に関して、ありがちな間違いがある。「現在の自分」を土台にして、「未来の自分」を想像してしまうのだ。
そうなると何が起きるかというと、未来は現在と非常に似たものになる。そしてそのせいで、過去に自分がしたように生き、行動することになるのだ。
研究では、今の自分とはまったく異なる「未来の自分」を想像するほうが、望む未来を手に入れるのにずっと効果的だという結果が出ている。
現在に未来を決めさせるより、新たな未来ーーそれが例え一見不可能に思えるものでもーーに、今現在の自分が何者でどんな行動をするかを決めてもらった方がいい。
私自身、自分の人生でこれを何度も実践し、一度は不可能に思えたことでも実現してきた。
一見すると不可能に思えるゴールを追い求めるとき、「イマココ」での行動はガラリと変わる。
私は博士課程の学生だったとき、プロの著者になりたいと思っていた。それどころか、ニューヨークにある出版社と数十万ドルの出版契約を結びたいと考えていたのだ。
これは、当時の私からはとても不可能に思えた。
ところが、「未来の自分」というフィルターを通して「現在の自分」が下す決断を見てみると、この未来にはそぐわないことを自分がたくさんしていることに気づいた。
そうした決断は、むしろ過去の自分に合っていたのだ。
そこで私は、ゴールに導いてくれる可能性を秘めた新たな道のりを見つけて、そこにフォーカスするために、未来の目標にはそぐわないあれこれを手放した。
複数のプロの作家や出版エージェントから、10年はかかると言われた。しかし私は、なりたい「未来の自分」がするであろう行動を取ったことで、2年もしないうちに、不可能だったはずの未来を手に入れた。
あなたにもできる。時間は、あなたが思うようなものではない。あなたが自分の未来をどう見るかが、今のあなたの行動とふるまいを突き動かす最大の要因なのだ。
本書は、「未来の自分」をどう想像し実現するかーー例えそれが一見すると不可能に見えるものでもーーを、これまで書かれた書物の中でもっとも実践的な形でお教えする。
あなたが本書を読んでくれることを、非常に嬉しく思う。
私は、日本の人たちが大好きだ。
家族とともに東京を訪れたこともある。なんと美しい場所だろう!
いつかまた、みなさんに会うために日本を訪れることができるよう願っている。
2 0 2 4 年 8 月6 日 ベンジャミン・ハーディ博士」
もしこの本に興味のある方は、Amazonで予約することができますし、お近くの書店でご注文ください。
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https://oejbooks.com/news/futureself/
この本は、これから新たな人生を創造するための可能性を手に入れることができるでしょう。
自分の未来を生きることの中から、これからの日本の未来も、世界の未来もよくしていくことができるものと思います。
そんな手がかりを与えてくれる本です。
OAU
えたに
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