私たちは日々、家族や友人、職場の仲間など、人の気持ちや感情と関わり合いながら生きています。
例えば――
・友人の悩みの打ち明け話に何時間も付き合っていたら、どっと疲れてしまった。
・職場で同僚の不安や愚痴に共感しているうちに、自分まで気分が沈んでしまった。
・ニュースやSNSで悲しい出来事を見聞きしているうちに、心が重たくなってしまった。
現代のように人間関係や情報があふれる時代では、こうした経験は誰にでもあるのではないでしょうか。これが「共感疲労」と呼ばれる状態です。相手の痛みや苦しみをそのまま自分の中に抱え込み、私たち自身の心が消耗してしまうのです。
・共感とコンパッションの違い
では、同じ「相手を思う」行為でも、なぜコンパッション(慈悲・思いやり)は共感疲労を起こしにくく、むしろ幸せを感じやすくなるのでしょうか?
それは、共感が相手の感情に巻き込まれやすいのに対し、コンパッションは相手を思いやりながらも、自分の中心に根ざした愛と安らぎを保てるからです。
コンパッションは、相手を「救ってあげる」姿勢ではなく、「その人が苦しみから自由になりますように」と願うあり方です。その祈りや意図の中に自然な温かさと広がりが生まれ、私たち自身の心も満たされていきます。
実際に脳科学の研究でも、共感はストレス反応を高めやすい一方で、コンパッションは幸福感や安定感に関わる神経活動を促すことが示されています。
・コンパッションを体験する実践会へ
もしあなたが、
「人の気持ちに寄り添うのは大事だけれど、自分まで疲れてしまう…」
そんな悩みを感じているなら、ぜひ「コンパッション実践会」に参加してみてください。
この実践会では、日常の小さな場面から取り入れられるコンパッションのエクササイズを紹介し、暮らしの中で続けられる実践をお伝えします。
心が静まり、温かくなる瞑想の時間
仲間と安心して集う場
コンパッション実践会 詳細 申し込み
https://compassioneducation.jp/schedule#practice
OAU
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