幸せになるための条件を外側に探し求めていませんか?
外側を整えることは大切ですが、本当に長続きする幸せは内側の状態から生まれます。
「世界で最も幸せな男」
フランス生まれで、パスツール研究所で細胞遺伝学の博士号を取得した将来を嘱望された元科学者であり、現在はチベット仏教僧でもあるマチュー・リカールは、「世界で最も幸せな男」と呼ばれてきました。

理由は、コンパッション瞑想中に見られる特徴的な脳活動(広域ガンマ波の同期など)が研究で注目され、Googleの研究者で『サーチ・インサイド・ユアセルフ』の著者、チャディー=メン・タン氏やメディアで広く紹介されたからです。
彼の主な著書に、
『Happiness』(幸福は育てられるスキル)
『Altruism』(利他―思いやりが自分と世界を変える力)
があります。
彼自身は幸せを次のように定義しています。
幸せ=一時の快楽ではなく、健やかな心から湧き続ける深い安寧。
そしてそれはスキルとして育てられる。
幸せは「技術」になりうる
UI のリーラがよく「ハートも体と同じ。エアロビクスのように鍛えられる」と言って、ハートを使った呼吸法や、ハートを強くするためのエクササイズを教えていました。
それと同じで、コンパッションにも鍛えるエクササイズがあり、CCT(入門)ではそれを段階的に練習します。
脳科学の視点から見たコンパッション
コンパッション(慈悲・思いやり)の行為や、それを意図して育てる練習は、脳の報酬・親和ネットワークを活性化し、「してよかった」という温かい手応えをもたらします。
この「手応え」によって、思いやりや人のために尽くすことが消耗ではなく充足へと変わっていきます。
また、俗にいう「幸せホルモン」——セロトニン(気分の安定)、ドーパミン(やる気と学習)、オキシトシン(信頼と愛情)などの神経伝達物質のバランスが整いやすくなるという報告も増えています(特定の物質が単純に「出る/出ない」ではなく、総合的に調律されると捉えるのが正確とされています)。
幸せを感じるには、外側を追うより内側を育てることが大切
家や車やブランド品など、いろんな欲しいものを手に入れたり、仕事や収入や人間関係が完璧でも、心の習慣が「比較や自己批判、不安」でいっぱいなら、心は満たされません。
逆に、内側が「気づきや愛情、やさしさ」で満たされるほど、同じ出来事が起きても捉え方が変わります。——これが内側から築く幸せです。
外側の出来事は移ろいやすく、いつも不幸と隣り合わせ。しかし、内側から幸せを築けるようになると、どんな状況でも幸せを見いだし、それを周りにも広げていけるようになります。
そのためのコツと実践を学ぶ機会が、今回提供するCCT入門です。
コンパッションから始まる
「人を幸せにしたければコンパッションを実践しなさい。
自分を幸せにしたければコンパッションを実践しなさい」
——ダライ・ラマのこの言葉の通り、コンパッションは外側の条件に依らず、まず自分自身の中に幸せの土台を築くことから始まります。
自分にコンパッション(慈愛・思いやり)を向けることが、他者にもコンパッションを広げ、毎日の人生に愛を育むことにつながっていきます。
コンパッション育成トレーニング入門(全4回)は、
瞑想の知恵に心理学・神経科学を織り込み、やさしさを日常生活にもたらすための実践クラスです。
忙しい方でも取り組める全4回。瞑想が初めての方、瞑想やハート瞑想を実践中の方、どなたでも参加することで新たな気づきを得られるでしょう。
詳細・日程はこちら:
https://oshoartunity.com/blog/post_lp/cct_introduction2025_09
外側を追い続けるより、内側を育てたい方。
あなたの優しさを、あなた自身と周りの人たちへ広げていきたい方。
参加をお待ちしています。
OAU
えたに
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