【WS】頭のモードから、ハートのモードへ

自分の日常に、どう活かせるかを思い浮かべながら読んでみてください。

ラハシャのコンシャスリヴィング(意識的に生きる)のヒントを日常に生かしていただければと思います。

意識的になることで、より自分であることの助けになります。

私たちはつい、正しい/間違っているというと判断しながら物ごとを評価しがちです。

がんばって生き延びるために「理想」や「~すべき/~すべきでない」と判断することで、
心に鎧(よろい)をまとい、自分を守っています。
けれど、その鎧は同時にハートをも覆い、愛やつながりを感じにくくしてしまいます。

ラハシャは、この悪循環を止める鍵は「頭のモードからハートのモードへジャンプすること」だと教えています。
ハートは、物事をあるがままに受け入れるスペースです。
ここに触れると、世界は「あるものはある、ないものはない」と、シンプルに見えるようになります。

そうすると、行き過ぎた自己否定や他人への批判が静かになっていきます。

頭のモードからハートのモードに移行すると、何が起こるの?

1) 反射的なイラッからすることがあっても、ハートにひと呼吸することで、反応ではなく、応答することができるようになります。
人の一言やSNSにカッとなったり、萎縮したり、つい迎合してしまうことがなくなって、冷静に物事を見ることができるようになります。


つい反応してしまうのは、その裏には「理想」や「~すべき」という無意識の中に隠された「判断」が潜んでいます。
そのような自分の中に隠された無意識に気づけるようになると、反射的に反応する前にひと呼吸おいて、落ち着いて応答することができるようになります。
例えば、家族の言い方が気になっても、言い返す前に一呼吸置いて、自分の行動を選ぶことができるようになります。

2) 痛みが「やさしさの入口」に変わる
ミスを指摘されたり、人との別れ、期待外れなことがあって、胸が痛むことがあると、私たちの胸が固く閉じがちです。
でもそんな時にに出会っても、ハートの学びがあると、その悲しさをやさしく抱きしめることができるようになっていきます。
すると心の防御がゆるみ、共感や思いやり、自己受容のスペースが育ちます。
例えば、職場でミスを責められた時にも、落ち込むのではなく、その痛みを感じながらも、
その苦しみに愛(慈愛)とケアをもたらす機会とすることができるようになります。

3) 「あるがまま」を取り戻す
「こうあるべき」という考えがゆるめ、現実を歪めずに見る目を持つことができるようになります。
これはあきらめではなく深い明け渡しです。
無駄な抵抗をするのではなく、本当に必要な行動だ自然と生じるようになってきます。
その結果、無駄なエネルギーで疲れることが減り、罪悪感に心を疲弊させるようなことも減ります。
例えば、予定通りに物事が運ばない日も、自分を責めることにエネルギーを浪費するので花なく、今できる一つのことに集中することができるようになります。

4) ハートの知性がオンになる
ハートは直感、共感、慈悲の源泉です。心と頭が仲良くなるほど、判断はブレず、言葉はやわらかく、決断は静かな確信を帯びたものになります。家庭でも仕事でも、空気が軽やかに調和のとれたものになっていきます。
例えば、言いにくいことも、責めずに事実と気持ちを分けて伝えられるようになります。


5) シンクロニシティが増える
内側が整うと、出会いやタイミング、ヒントが不思議と重なったりします。
無理やり物事を進めるのではなく、流れに乗るように生きることができるようになります。
努力は続けるけれど、無駄に力むことなく、自然体で行動できるようになります。
例えば、必要な人や情報に、ちょうどいいタイミングで出会えたりします。

ハートについては、さまざまな側面がありますが、こういうことがハートのモードでは起こりやすくなっていきます。

OAU
えたに