今日はひな祭りですね。
春の訪れを感じるこの季節は、新しい始まりや心の成長にぴったりの時期かもしれません。
そんな中、今回ご紹介するのは、コンパッション読書会を通して得た、葛藤と優しさ、そして強さのお語です。
苦手な人に思いやりを持つことは簡単ではありません。
きっと誰しも、関わると心がざわついたり、距離を取りたくなるような相手がいるのではないでしょうか。
でも、その挑戦の先には、深い気づきと心の変化が待っていました。
こちらの感想を寄せてくださったすしゅまさんは、長年の瞑想経験を持つ方です。

その深い内省と温かい視点が、きっとあなたの心にも響くはずです。
ぜひ、この言葉を通して、あなたの心にもそっと耳を傾けてみてくださいね。
OAU
えつこ
「第3回目のコンパッション読書会は「同朋意識を育成する」というものでした。
自分の大切な人、よく顔を見かけるがそれほど自分にとって親しくはない人、自分にとって苦手な人、この3人に対して同じようにコンパッションの気持ちを持つというエクササイズでした。
この「自分にとって苦手な人」を思い浮かべようとしたとき、私はとてもチャレンジに感じている人を選びました。
今までに「コンパッション育成トレーニング」に3回参加し、この瞑想エクササイズはそこで経験済みでした。
また、過去にトーショーのハート瞑想会やイベントに参加していて、トーショーが創り出す場の雰囲気は、温かくジャッジがないとても安心できる場だということも知っていたからです。
果敢にチャレンジしてみましたが、結果は後味の悪いものでした。
相手も自分と同じなんだ……というところまで思い至れたものの、それ以上のところに踏み込むことはできませんでした。
自分が被害者で、とても小さく弱い存在に感じました。
数日後、メールにて録画が送られてきましたが、一度確認しただけでもう一度見ようという気持ちにはなりませんでした。
それからしばらく経ち、ふと、録画を見直してみる気になりました。
大きく深呼吸をして自分を整え、もう一度その瞑想エクササイズを繰り返してみました。
読書会当日は長く苦しい時間のように思えたのですが、比較的落ち着いて瞑想の言葉に耳を傾けることができました。その中でも印象に残った言葉は「私にとって苦手な相手でも、その相手のことを大切に思う人がいる」というところでした。
相手にコンパッションを感じることは難しかったのですが、相手のことを大切に思う人にはコンパッションを感じることができるように思いました。
それから毎日繰り返し瞑想エクササイズを行いました。
「相手も困難を克服し、幸せになりたいと思っている」ということが、だんだんと私の中に浸透してきました。
まだ、相手が私に行った数々の行為を許すことはできませんが、数々の許せない行為をした相手を許そうと思えました。
この瞑想エクササイズを続けていくなかで、思わね副産物もありました。
自分の大切な人、よく顔を見かけるがそれほど自分にとって親しくはない人、自分にとって苦手な人、その3人の中に「私」も加えることで、あの日感じた被害者で小さく弱い存在という自分が、3人と同等だと思うことができました。![]()
このコンパッション瞑想エクササイズは、いつも私に「強さ」を与えてくれます。
この先、前のように被害者意識に逆戻りすることがあるかもしれません。そんな時は「Just like me」と自分に唱え、この瞑想エクササイズを思い出したいと思います。
私にこのような機会を与えてくださったトーショー、まどぅり
コンパッションを育むため、共に学んだ皆様
良い時間を共に過ごさせていただいたこと、こころより感謝申し上げます。
ありがとうございました。すしゅま
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