ハートに繋がることの恩恵

もう10年以上前になりますが、プラサードと
アルヴィナのリードする〈長所・メリット〉の
ワークショップに参加した時のこと、
 
30名以上の参加者が輪になって座っていて、
一人一人が自分の長所を語り、
他の人は皆、そのことに対してハートから価値を
与えるというエクササイズがありました。
 
 
向こうに座っている誰かが自分の長所を語って
いる…
ハートに繋がっていると、それが自分自身のこと
のように感じられ、心の底から嬉しくなった。
 
いえ「自分のことのように」という表現は適切
ではなくて、「自分のこととして」という方が
フィットします。
 
ちょうど自分の右手の指先が自分の一部であり、
自分のお腹が自分の一部であるように、
 
そんな風に自分も誰かも大きな存在の一部であり、
互いが相手の一部であるという感覚、
そこにどんな分断もない、全体の一部である
という感覚です。
 
だから誰かが自分の長所、つまり強みや才能に
ついて語ると、それは私を豊かにする。
 
それは目が覚めるような感覚でした。
 
 
ハートに繋がることの恩恵を強く体感した3日間
のワークショップ中、ほとんど涙が出ていて
鼻は真っ赤でした。
 
そしてワークショップの後、家に帰っていたとき
に頭の中で音楽が鳴っていました。
 
頭の中に音の出る装置があるみたいに、鐘が鳴り
ハレルヤと聴こえる響きがわんわんと広がって
いました。
 
たまに瞑想をしているときやある状況にいるとき
に、こんな風に頭の中で音がすることがあります。
 
それはシンギングボウルの響きみたいだったり、
そのとき振動しているエネルギーの波長の音だと
思いますが、
 
この日の唐突に鳴った音楽は大きく美しいもの
だったので、とても印象的でした。
 
 
誰かの長所をこのように受け止めることができる
こと、それはすごいことだと思い、
 
子供のころからそんなことを知ることができたら
どんなによかっただろうと、そう思いました。
 
競争や比較、誰かと自分を比べることがない
ということは、すごいことだな、と。
 
これから始めるHIE(Heart in Education)は、
そんな体験をシェアしたい場所。
 
HIE Kid’s Classの英語とマインドフルネスの
レッスン、
 
それは、ハートからものごとや自分を見たり受け
止めたりするエクササイズを盛り込んだレッスン
です。
 
 
あるがままに気づくこと、それには感じる能力が
必要です。
 
見たり聴いたり触ったり嗅いだり、感覚に触れる
エクササイズをたくさんします。
 
今日はHIEのクラスルームの床に無垢のパイン材
を張りました。
 
素足で歩いても温かみがあって柔らかい床になり
ました。
 
また時折、このHIEのことをお伝えしたいと思い
ます。
 
 
『子どもが木に登ろうとしている時、あなたは
 どうするか? 
 
 あなたは直ちに怖くなる―落ちるかもしれない、
 足の骨を折るかもしれない、
 万が一のことが起きるかもしれない。
 
 そして、あなたは恐怖から駆け寄り、子どもを
 止める。
 
 もしあなたが、木に登ることがどれほど楽しい
 かを知っていたら、子どもが木登りの方法を
 学べるように助けていただろう!
 
 そしてあなたが恐れるなら、彼を助けるがいい。
 彼のところへ行って教えなさい。
 
 彼といっしょに登るがいい! 
 彼が落ちないように学ぶのを助けなさい。
 
 子どもが落ちるかもしれないというあなたの
 恐怖はよい――それは愛をあらわしている。
 
 しかし、子どもに木登りをやめさせることは、
 成長をやめさせることだ。
 
 木登りには本質的な何かがある。
 
 一度もそれをしたことがなかったら、
 子どもはどこか貧しいままだろう。
 
 一生に渡って、ある豊かさを逃すだろう。
 
 あなたは彼から何か美しいものを奪う。
 それを知る方法は他にはないのだ! 
 
 そして、たまに木から落ちるのもそれほど
 悪くない。
 永遠に貧しいままでいるよりもいい。
 
 あるいは、子どもが雨の中、外に出て通りを
 走り回りたがる。風邪をひくかもしれない、
 肺炎か何かになるかもしれないと、あなたは
 恐れる――そしてあなたの恐れは正しい!
 
 だから、彼がもっと風邪への抵抗力を持つよう
 に、何かをするがいい。
 
 彼を医者へ連れて行き、風邪をひいたり肺炎
 にかかる心配なしに雨の中を走り、楽しみ、
 踊るために、彼はどのビタミンを取るべきか
 を聞きなさい。
 
 しかし彼を止めてはいけない。
 雨降りの時に通りで踊るのは、なんと楽しい
 ことか! 
 
 それを逃すのは、とても価値ある何かを逃す
 ことだ。
 
 もしあなたが幸福を知っているなら、
 そしてあなたが気づいているなら、子どもが
 どのように感じているのか、感じ取ることが
 できるだろう。』 OSHO
 
ブーティともこ記
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