人はなぜ、愛に苦しむのでしょうか?
愛は私たちに幸せをもたらしてくれるはず
のものだと思っていますが、
実はその愛を得られないために苦しんでいる
ことが多いのではないでしょうか?
私たちが恋人を求めたり、結婚したりするのは、
愛を求めてのことです。
もちろんその時には幸せいっぱいの時を過ごしますが、
そのあと多くの人が失恋したり、離婚問題とかで悩み苦しみます。
それは手に入れたはずの愛が得られなくなったためです。
仏教では人間の苦しみを8つの苦しみに分類しています。
なんと、そのうち4つの苦しみは愛が原因です。
8つの苦しみのうち、4つの苦しみは生老病死ですが、
残りの4つの苦しみとは、
愛別離苦、怨憎会苦、求不得苦、五蘊盛苦のことです。
愛別離苦とは愛するものと別れる苦しみ。
愛する人(ペットも含む)との死別は、
避けられないものとは言え、深い悲しみや苦しみをもたらします、
怨憎会苦とは怨み憎んでいる者に会う苦しみです。
可愛さあまって憎さ百倍。
Oshoは愛憎は一つの言葉だというぐらい、
私たちのいわゆる愛は、憎しみと裏表一体です。
求不得苦とは、求めるものが得られない苦しみ。
愛する人に振り向いてもらえない片想いで苦しんだ経験は
誰にもあるでしょう。
両親からの愛やパートナーからの愛が得られないことで、
私たちは傷つき、悩み、苦しみます。
そして、五蘊盛苦とは体や精神から生じる苦しみですが、
愛が得られないことで、私たちは身も心も悶え苦しみます。
でも、Oshoは言います。
愛は、愛を連想させるようになった
それらのものすべてと何の関係もない。
あなたたちはこの単語を
どれほど誤用していることか!
要するに、Oshoによると、
それらの苦しみをもたらす、
いわゆる私たちが愛だと思っているものは、
愛とは何の関係もない。
それらは愛という言葉を誤用しているだけだ。
というのです。
それでは、本当の愛とはどのようなものでしょうか?
私たちが思っている愛は本当の愛ではない
私たちが愛という単語で連想している愛とはどのようなものでしょうか?
それは、
身体的レベルでの愛であり、
関係性の中での愛であり、
欲望に基づいた愛です。
身体レベルでの愛とはセックスのことです。
欲望(性欲)に基づいた愛です。
恋愛小説や週刊誌で話題となっている愛は
そのほとんどすべてが、身体レベルでの愛だと言えるでしょう。
そして関係性での愛。
親子関係、家族関係における愛。
愛して欲しいという欲望に基づいた愛です。
それが私たちが愛の名のもとに体験している、
Oshoが言うところの「誤用された愛」なのです。
Oshoに言わせれば、
それはそもそも愛ではないということになります。
これらの愛が悪いというわけではありません。
これらの愛は、私たちの現実ですが、
Oshoが語っているのは、
それらの愛は、本当の愛ではない、
というだけのことです。
では、
本当の愛とは何でしょうか?
Oshoは、愛には二種類あると語っています。
1つ目の愛は、対象志向の愛。
2つ目の愛は、愛の源が自分の内側にある愛です。
セックスや恋愛などは一つ目の愛です。
その愛はないよりは、あったほうが良いものです。
その愛は、対象志向の愛です。
その場合、愛の中心は相手の側にあります。
そうするとその愛は相手に左右されるものになります。
例えば、恋人との愛の場合、その恋人はいつなんどき他の人に奪われてしまうかもしれません。あるいはその恋人は心変わりするかもしれません。そうすると、その愛とともに不安や恐怖が生じることになります。
そうならないために、相手を所有しようとして結婚制度があります。
しかし、Oshoの愛の定義によると、
愛は自由があることが絶対的な要素です。
その自由を奪うことは愛を殺すことになってしまいます。
人々は結婚をして相手を所有しようとしますが、
その結果、愛を殺すことになってしまいます。
それについては、多くの人が、経験しているのではないでしょうか?
しかし、2つ目の愛では、愛の源は自分の内側にあります。
その愛は多くを与えれば与えるほど豊かになっていくものです。
2つ目の愛であれば、その愛は成長していく、とOshoは語っています。
あなたは、本当の愛を手に入れたいですか?
1つ目の愛は、私たちを苦しみへと導く愛です。
2つ目の愛は、私たちを幸せへと導く愛です。
あなたは、どちらの愛を手に入れたいですか?
Oshoはこの世界は4つの次元でできていると語っています。
1つ目の次元は、この目に見える物質的、肉体的な世界です。
2つ目の次元は、マインドや心理の次元です。
第1の次元よりも繊細ですが、まだ波動的には粗い世界です。
3つ目の次元は愛の次元。魂の次元です。
哲学や宗教などもこの次元で語られます。
Oshoはさらに第4の次元についても語っていますが、
一般には、第3の次元までが語られています。
Oshoが愛について、2つ目の愛、
愛の源が自分の内側にある愛として語っているのは
第3の次元での愛と言えるでしょう。
それは内側にある本質としての愛です。
内側の本質には、愛だけではなく、さまざまな本質があります。
愛、慈愛、感謝、誠実、
勇気、信頼、直感、自由、
などなど。
それらの本質につながることによって、
私たちは第3の次元を生きていくことが可能になっていきます。
周りに影響されないブレない生き方
私たちが肉体を持って、この物質的な世界に生きている限り、
そして、マインドによる思考や感情を持って生きている限り、
外側の周りの環境や、思考や感情によって左右されることは自然なことです。
それは、第1の次元と第2の次元を生きることです。
しかし私たちには、それらの外側の世界だけではなく、
普段は意識していない、内なる世界があります。
それが本質の世界です。
私たちは、外側の表層の世界だけで生きていて、その本質の世界を忘れがちです。
それだと、私たちは人間としての全体を生きていることにはなりません。
それどころか、表層の世界、第1の次元と第2の次元の中に、大切な人生を見失ってしまいます。
後悔しない人生を生きるためには、本質から生きることが大切です。
なぜなら、私たちが人生で求めているものはすべて、私たちの本質にあるからです。
私たちは愛を外側の世界に求めて四苦八苦していますが、
それは本来内側にあるものを外側に求めようとしているからなのです。
そこで、その自分の本質に気づきをもたらすことを
シンプルに表した図が、「意識の多重構造マップ」です。
意識の多重構造マップ
この図は、私たちの存在をシンプルに表したものです。
この円の表層は、私たちが外側の世界を生きる上で意識している部分です。
そこは肉体、行動も含み、様々な思考と感情が存在する領域です。
この表層は、私たちが人格と呼んでいる部分でもあり、ふだん意識している「自分」です。
この表層の「自分」は、役割や義務感、外からの期待、親や世間から学んだ価値観の 影響を受けて、制限されている「自分」です。
私たちの意識がこの表層だけにとらわれていると、
本来私たちが持っている潜在力の数パーセントしか生きていないと言われています。
この表層を超えて、私たちの気づきをさらに自分の内側に深めていくと、
中心に近いところに、本質の層があります。
本質は、私たちの存在の一部であり、誰もが持つ潜在力です。
例えばそれは、愛、喜び、勇気、安らぎ、くつろぎ、信頼、強さ、自由などの質です。
私たちの中にはすでにこういった本質が存在しています。
私たちが制限された意識の表層からではなく、
中心にあるこの美しい本質につながって、
そこから自分や人、周りの状況を見たり、感じると、
どのように見えたり、感じると思いますか?
そこには今まで予測もしなかった、新しい気づきを伴う目覚めの感覚があるかもしれません。
見ている対象は同じでも、本質の目を通してみると、そこに新しい可能性があることがわかるかもしれません。
あるいは、それまで問題と思っていたことが、問題ではないことが理解できるかもしれません。
本質を生きることは、今までの人生に大きな変容をもたらします。
「自己啓発や心理学関連の本を読んだり、セミナー等に参加しても、頭だけの理解で実際には何も変わらなかったのに、この内側の本質の層につながることで自分が本当に変わりはじめて驚いた」
「もともとそこにあった本質に気づくことで、自分や周りへの見方が大きく変わった」
これらは多くの参加者から寄せられる感想です。
世界で成功したり、
充実した人生を生きている人たちに
共通するひとつのこと
その秘訣を聞いてみると、
必ず同じような答えが返ってきます。
彼らは、誰の中にもすでにある
「本質」を生きている
私たちの内側にある「愛」
私たちの内側に本質はすでに存在しています。
その本質につながることで、生きることが本質の表現となります。
ここで本質のひとつである「愛」
を例にとってみましょう。
愛は誰もが生まれながらに持っている、本質です。
でも、私たちは愛の源を外側に求めてしまいます。
子供は外側に両親の愛を求め、
それは、大人になってからも続き、
恋人や、伴侶や、誰か他の人からの愛を求めます。
愛は外側にあるもので、
愛されることで、手に入ると思うからです。
もちろん外側の誰かに愛されることも大切です。
でも愛の源が外側にあると思っている限りは
内側にある愛に気づき、それを育てることがなかなかできません。
自分の内側にある愛の本質に気づいて、それが育っていくと、
私たちは自分を否定することが減り、自分にくつろいで、
もっとありのままの自分を受け入れられるようになります。
完璧じゃない自分も、
たとえ失敗することがあっても、
あるいは、他の人の欠点や失敗に対しても、
非難したり、責めるのではなく、
愛の気持ちをもって、受け入れることができるようになります。
そして、自分自身を受け入れ、
愛することができるようになると、
他の人にもその愛を分かち合うことが
自然にできるようになっていきます。
もし、自分の中に愛を感じられなければ、
たとえ人から愛されることがあっても、
その愛を受け取ることが難しくなります。
人の愛を感じることができるのも、
あるいは人を愛することができるのも、
自分の中に愛があるからです。
自分の中にある愛に目覚めると、
愛を生きることが自然に起こります。
本当の愛を引き寄せる
愛の本質に目覚めることで、
本当の愛に気づくことができるようになります。
そうすることで本当の愛を引き寄せることになります。
対象指向の愛は蜃気楼のようなもので、
求めれば求めるほど遠ざかります。
手に入れたと思ったら、
それは蜃気楼のように遠ざかり、
決して手に入れることができません。
なぜなら、その相手の人も、
自分の中にないものを、
相手に求めようとしているからです。
自分の中にないもの同士が出会っても、
誰も何も得ることができません。
そこで愛の苦しみがはじまってしまいます。
しかし、内側に愛の源泉を見出したとき、
ものごとのすべてが変わります。
その愛は、相手から奪うものではなく、
分かち合うものへと変容します。
分かち合うほどに成長し、豊かになっていきます。
内面に存在する愛の本質につながることで、
人生に変容が起こり、
あなたの中の内なる愛が、
愛を引き寄せることになっていくでしょう。
「引き寄せの法則」ということがよく言われますが、
「類は友を呼ぶ」という意味があります。
自分の波長にあった人を
引き寄せるということでもあるので、
自分の中に愛を見出すことで、
同じく愛ある人を見出すことにもなるでしょう。
そうなれば、愛は分かち合うものとなり、
愛を求めて争い、戦い、苦しむこともなくなります。
私たちの内なる世界にある、
本質という美しい質に目覚めることで、
その本質を生きるほど、
本当の意味で人生が豊かになっていくでしょう。
この「愛の本質に目覚める」のセミナーでは、
私たちが満たされた人生を生きるために必要な
「本質」に気づきをもたらすことを深く体験する機会があります。
自分の中にある「本質」の発見は、
自分の「強みと才能を発見することにつながります。
このセミナーでは、
自分の日常生活の中で本質を生きるための
シンプルで役立つエクササイズを紹介します。
それによって日常のいろんな場面で、
「本質」を生きることの実践を始めることができます。
それは、自分の可能性を広げるための、新しい生き方の発見です。
そして実践していくことが、あなたの人生に確実に変容をもたらします。
このセミナーを受け、自分の本質につながることで、
次のような体験する機会が得られるでしょう
- 自分が求めているものがわかるようになる
- 生きることの喜びを感じられるようになる
- 自分にくつろげるようになる
- 生きることに充実感を感じる
- 自分の制限を超えていくことができる
- 自分のユニークな才能を発見できる
- 生きる力が湧いてくる
- 瞑想が深まる
- 生きることの創造性を楽しめる
- 落ち込んでも、すぐに回復することができる
- 内側の愛の源につながる
★この「本質の目覚め」は、
誰でも参加することができます。
(ELCトレーニングの参加条件となる対象コースです)
日程 2022年9月17日(土)~19日(月・祝) 全3日間
時間 10:00~17:00
会場 オンライン
費用 88,000円(テキスト、税込)
定員 8名
講師 黒田コマラ
※どなたでもご参加いただけます。
※こちらはインターネットを使ったオンライン開催です。
※ご自身のお顔の公開をOFFにして、ご参加いただくこともできます。
※こちらのコースは、参加をして体験してもらうことを推奨しております。
やむを得ない欠席などございましたら、事前にご相談くださいませ。
※コース受付の締め切りは、9/16(金)17:00までのご入金完了となります。
※参加者は録画をご視聴いただけます。期間中は何度でも聞くことができます。
(有効期限:1か月)
※この「本質を生きる~エッセンシャルリビング~」のプログラムには、3つのパートがありますが、各パート独立したコースになっており、どのパートからでもご参加いただけます。
※連続して3つのパートをすべて受講される場合、特別割引として、3つ目のパートの参加費が72,600円(通訳、税込)となります。
※再受講生は、割引がございます。
●2021年9月11日に開催された「本質を体験する」イントロダクションセミナー With黒田コマラの録画をご視聴いただけます。
【講師】黒田コマラのプロフィール:
ユニティインスティチュートでは「チャクラを開く体験」「本質の目覚め」「シンクロニシティの法則」「エッセンシャルライフコンサルティング(ELC)トレーニングの一部」などを教えている。ハート瞑想ティーチャー。チャクライベントティチャー。
「パワーオブハート」のプロジェクトを立ち上げ、ハート瞑想をガイドしている。
70年代にアレクサンダーテクニックの体験から、自己成長と探求の旅を始める。インドで瞑想と出会い、リバランシング、クラニオセイクラル、スターサファイア、サトルボディヒーリングでエネルギーのリーディングやヒーリングを学び、自己変容のためのセラピー、カウンセリング、カラーパンクチャー、数秘学など、人間意識の目覚めをサポートする様々なトレーニングを世界各地で習得する。
オーラソーマティーチャーとして20年以上の経験があり、日本だけなく、韓国などアジアでも様々なレベルのコースを教える人望のあるティーチャー。イギリスのオーラソーマアカデミーの嘱託講師としても講師を務める。オーラソーマ会長マイク氏の専属通訳。
参考図書
内面を変えることで、自分の愛する人生を引き寄せることができる本。あなたの人生にシンクロニシティをもたらすために。