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「汝自身を知れ」とは
デルポイのアポロン神殿の入口に刻まれた
古代ギリシアの格言ですが

インドの神秘家OSHOは


と語っています


自分のことを知らずして
人を知ることはできないし

自分が泳げなくて溺れているのに
溺れている人を助けることはできません

自分が不幸なのに
人を幸せにすることはできないし

自分を愛することもできないのに
人を愛することができるでしょうか？


このように何事をするにしても
まず自分を知り　自分を愛し
自分が幸せになることからしか
ものごとは始まりません

人を変えることはできませんが
自分を変えることならできます

誰に頼ることもなく
今すぐに自分から
はじめることができます


またこの世界は
私たちがどのように見るかによって
その姿を変えるもののようです。

自分が幸せであれば、
世界が薔薇色に見え

自分が不幸のどん底であれば
世界は灰色に見えます

それはひとえに
自分の意識の持ち方によるものです

ものの考え方や意識の持ち方を
少し変えるだけで
人生を変えることができるなら

まず自分の視野を広げ
いろんなものの見方
考え方を知ることで

自分の生きる世界をも
変えていくことができます


このように世界は自分の意識の反映であり
自分の意識やものの見方を変えることで
自分の生きる世界を
変えていくことができます


そのように考えます


世界教師と言われた
クリシュナムルティも

「あなたが世界だ」
と語り

ただ自己認識によってのみ
真理を見出すことができる
と語りました


しかし反面
人間には肉体があり
物質的世界の制限を受けて
存在しています

意識やものの考え方一つで
この物質的な世界がすべて
一瞬で変わるわけでもありません

人間は弱い生き物です
環境や周りの影響に左右されがちです

朱に交われば赤くなるように
自分を変えるには
自分だけの意識や意志の力に頼るより
周りの環境を変える方が簡単だったりします


ガンの治癒の一例をとっても
医学的には不可解で解明できない
多くの奇跡的治癒の事例が報告されていますが

その多くが意識の変容によって
もたらされています

人間はこの肉体だけで存在するのではなく
感情があり、思考があり、精神があり
魂があり、意識がある
霊的な存在でもあります

物理学が進歩するにつれ
人間の意識の在り方が物質の在り方にも影響を
及ぼしていることが
明らかにされてきています

物質と精神が
単に二元論として
分離して存在しているのではなく

ひとつのエネルギーの在り方に
過ぎないことが理解され始めています

そのエネルギーの世界や
素粒子の世界では

物質は単なる固体ではなく
その物質で詰まっていると思われた中身は
空洞であり　空間（スペース）で
スカスカであることが明らかになりました

目に見える物質も
目に見えない感情や思考なども
同じエネルギーであることも
明らかになってきています

そのなかで瞑想は
そのような人間の意識に
気づきをもたらし

人間の存在にくつろぎと
ノーマインドを
もたらすものです

和尚アートユニティの活動は
OSHOのゾルバ・ザ・ブッダ の
ビジョンに捧げられています

物質享楽主義的なゾルバのような生き方と
精神主義的瞑想的なブッダの生き方の
統合です

精神主義と物質主義の
どちらかに偏るのではなく